北八ヶ岳の登山口、標高約1,800mに佇む奥蓼科温泉郷「渋御殿湯」。
冷泉とぬる湯の2源泉を持ち、特に天然の炭酸ジャグジーのような極上のぬる湯が素晴らしい秘湯の宿です。
冷泉と加温湯の交互浴も楽しめ、夏の高原でゆっくり過ごすのにぴったりの宿です。
渋御殿湯はこんな宿
- 北八ヶ岳の登山口に佇む秘湯の宿
- 自噴のポコポコと炭酸を感じるぬる湯
- 冷泉・ぬる湯・加温湯で交互浴が可能
ぬる湯、冷泉好きであれば一度は訪れてほしい、奥蓼科の名湯宿です。
長野県 奥蓼科温泉郷 「渋御殿湯」
| 住所 | 〒391-0212 長野県茅野市北山5520-3 |
| 電話番号 | 0266-67-2733 |
| 日帰り入浴 | 10:00〜15:00(最終受付14:30頃)/大人1,100円・小学生880円・幼児550円 (西の湯のみ利用可) ●部屋付き日帰り(部屋休憩)プラン 大人 2,750円 (こちらは東の湯も利用可能) |
| チェックイン / チェックアウト | 14:30 / 9:30(プランにより異なる場合あり) |
| 宿泊料金(目安) | 1泊2食付き 12,100円〜14,300円(税込・入湯税別) |
| クレジットカードの利用 | 利用不可(現金のみ)。電子決済についても、事前に宿へご確認ください |
| 公式サイト | 八ヶ岳、天狗岳登山口の秘湯、奥蓼科温泉郷 渋の湯 天下の霊湯 渋御殿湯 |
| 日付 | 天気 | 気温最高 / 最低 | 降水確率(1日の最大値) |
|---|---|---|---|
| 今日10/21(水) | 🌧️ くもり夜雨 | 24℃ / — | 60% |
| 明日10/22(木) | 🌤️ 晴れ朝晩くもり | 18℃ / 11℃ | 10% |
出典:気象庁(10/21 05:00発表)
気温は諏訪観測地点(温泉地から約19km)の予報です。山間部の温泉地ではこれより低くなることがあります。
▼料金・空き状況はこちらから確認できます▼
周辺の環境と立地
渋御殿湯は、県道191号(湯みち街道)をひたすら上った終点の、標高約1,800mにあります。
車の場合は、中央自動車道の諏訪南ICから約45〜50分です。近くには名前の似た「渋辰野館」もありそちらの温泉もおすすめです。
電車とバスの場合は、JR中央本線の茅野駅からアルピコ交通のバス「渋の湯」行きで終点下車すぐですが、本数が限られるため時刻表の確認をおすすめします。
周辺でおすすめの観光スポット
御射鹿池(車で約20分) 東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフとして知られ、湯みち街道の途中にあるため池です。
白駒池(車で約35分) 標高2,100m以上にある湖で、周囲の苔の森が幻想的です。
高見石(白駒池から徒歩約40分) 巨大な岩の上から、眼下に白駒池を望める展望スポットです。

宿はこちら。登山者も多く利用されており、拠点としても有名です。
ちなみにこの右手を少し行くと、

以前あった渋の湯ホテルという宿が廃墟になっていました。

さらに奥に行くと、「渋山権現神社」という場所もあります。
登山者はここで旅の無事を祈っているようです。

さらに奥は登山用のカード記入場もあり、橋を渡ると登山道へと進めるようです。
鄙び感あふれる館内

館内は少し鄙び感あり湯治場のような雰囲気。

凛々しい鹿のはく製なんかも見られます。

ドリンクコーナーもあるため飲み物は心配ないと思います。

洗面所。どことなく渋い。

館内は横長の作りで廊下はかなり長いです。

宿の裏側は森が広がっており、時折鹿のような鳴き声も聞こえます。
秘湯感バリバリでした。
「お部屋」過ごしやすい快適和室
| トイレ | なし(共同) |
| 冷蔵庫 | なし |
| エアコン | なし |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | 浴衣のみ(バスタオルなし) |

泊まったお部屋がこちら。
もう少し古びたところを想像してましたが、思いのほかきれい。

窓からは川が望めます。

設備はテレビが用意されていました。エアコンや冷蔵庫、トイレなどはついていません。
また注意点として、浴衣はありますがバスタオルは用意されていないので自身で準備する必要があります。
そのほかにはティッシュが置いていないのが気になりました。ポケットティッシュの持参推奨です。
夏場でしたが高原のためか涼しい、むしろ寒さを感じるほどでしたね。

そのため掛け布団もふかふかの冬仕様。
夏なのにこれが気持ちいいとは・・なんとも不思議な体験でした。
「温泉」冷泉とぬる湯の2源泉を持つ単純酸性硫黄泉
渋御殿湯には、洗い場のある「西の湯」と、宿泊者や部屋休憩者が入れる「東の湯」があり、どちらも男女別です。
西の湯には冷泉と加温湯があり、東の湯には冷泉、ぬる湯、加温湯があります。
2つの源泉を持ち、特に渋長寿湯は一度は入ってほしい名湯。ポコポコ足元湧出の自噴泉が楽しめます。
(渋御殿湯は男女どちらもありますが、足元湧出のポコポコ湯は基本的に男湯のみです)
※なお、東の湯は源泉のみで洗い場はありません。また入浴時間は共に6:00~22:00です 。
●渋御殿湯
| 源泉名 | 渋御殿湯 |
| 泉質 | 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型) |
| 源泉温度 | 27.0℃ |
| 湧出量 | 不明 |
| pH値 | 2.69 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | 酸味/微炭酸味/硫化水素臭有す |
●渋長寿湯
| 源泉名 | 渋長寿湯 |
| 泉質 | 単純酸性硫黄温泉(硫化水素型) |
| 源泉温度 | 31.0℃ |
| 湧出量 | 不明 |
| pH値 | 2.74 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | 酸味/微炭酸味/硫化水素臭有す |
足元湧出の極上ぬる湯が楽しめる「東の湯」
西の湯と東の湯は正反対で端っこの位置のため、館内を歩きます。

東の湯の男湯がこちら。右手前が板が敷いてある加温湯、真ん中がぬる湯、奥が冷泉となってます。

掲載された図を見るとこんな感じ。

まずは一番奥にある冷泉の渋御殿湯。硫黄の香り漂う冷たい湯です。
透明度の高い美しい湯、床には大量の白い湯の花が沈殿していました。
さすがに一発目からこれに入るのは寒いと思います。

ちなみにコップがついており、飲んでみるとほんのり炭酸を感じるレモンサワーのような味わいで、癖になる美味しさ!こんな温泉がうまいと感じたのは初めてかも。

冷泉と同じ源泉を加温しているのがこちらの浴槽。
透明でにおいもほとんど感じないので入りやすいです。温度も41℃ほどと温まるにはちょうどいい。
体をじっくり温めるならここからがいいでしょう。

そして一番の目玉はこちらの渋長寿湯。源泉31℃の絶妙な湯温。

写真だと分かりづらいのですが、浴槽の底からポコポコ温泉が自噴し、まるで天然ジャグジーのよう。

そして浸かっていると体中に気泡が付着。気持ち良すぎます。
ぬるめの温度とシュワシュワポコポコが相まって、体も心もとろけていくようです。
温まるには低い温度ですが、その代わり永遠に入っていられます。
炭酸泉らしく鳥肌が立ち、毛細血管が開くような感覚です。
天国とはここのことだろうな・・・と思わずにはいられません。
ちなみにポコポコしてるエリアをなめると、甘みがあるように錯覚する炭酸味を感じます。冷泉よりも甘さを感じるのが不思議です。
とにかく素晴らしい湯です。似たような湯だと鹿児島県の湯之谷山荘が思い浮かびますが、負けず劣らずですね。
女性はこのポコポコ湧く浴槽に入れないとのことで、少し気の毒に思いました。
冷泉と加温湯の交互浴が可能な「西の湯」

東の湯の反対にある西の湯は、唯一洗い場のある浴室で、源泉の冷泉と加温湯があります。
どちらの浴槽も渋御殿湯を使用しているようです。

加温湯は東の湯にあるものと同様の作り。体感で40〜41℃で、透明ですがわずかに硫黄の香りがありました。

源泉の浴槽はこちら。
東の湯よりはサイズが少し大きく、2人ぐらいであれば何とか入れそうです。


湯量はそこそこで、湯の花も表面に浮いていました。
純粋に交互浴を楽しむならこちらもありかなと思います。
山の宿らしい素朴な料理

食事は昔ながらの食堂でいただきます。
正直なところ豪華さはないですが、山の宿と考えれば十分な内容です。
なお時間は以下の通り、山の宿ということもあってか早めです。
- 朝食 7:00-8:00
- 夕食 17:00-18:00

夕食はこちら。山の宿らしい山菜や魚などヘルシーなものがメイン。
ただ天ぷらも用意されていました。

具だくさんのお鍋は体が温まります。


ご飯と独特な茶わん蒸しはホカホカでした。
鍋、ご飯、茶わん蒸し以外は正直覚めていましたが、温泉メインの宿と考えれば十分です。

朝食はこちら。
なんともシンプルですが、おかずとしては十分な品数です。
「まとめ」ポコポコ炭酸の極上ぬる湯を楽しむ宿
渋御殿湯は、自噴の炭酸泡に包まれるぬる湯が最大の魅力の宿です。
食事の豪華さや設備の快適さを求める宿ではありませんが、湯の魅力は一級品です。
特に暑い夏では涼しい高原の中、心身ともにリラックスした時間を過ごせること間違いないでしょう。
こんな人におすすめ
- 足元湧出の自噴泉で極上のぬる湯に浸かりたい人
- 炭酸泉で体の疲れをリフレッシュしたい人
- 秘湯らしい鄙びた宿が好きな人
ぬる湯好き、温泉好きは一度は訪れてほしい名湯の宿でした。
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