上高地と乗鞍を結ぶ山奥深くにある温泉、白骨温泉。
長野県でも人気の温泉地ですが、その中の一軒「かつらの湯 丸永旅館」は、二つの異なる源泉を持つ宿。
雪が降りしきる混浴露天風呂に身を沈めれば、ぬるめの湯が冷えた外気と絶妙に溶け合い、一度入ったら出られない魅力があります。
かつらの湯 丸永旅館はこんな宿
- 二つの源泉(新泡の湯・小梨の湯)を持つ
- 混浴露天は非常にぬるめで長湯ができる
- 貸切風呂は析出物が浴槽と一体となった形状
- ヘルシーな料理と朝のおかゆが体に優しい
乳白色の硫黄泉とぬる湯の心地よさを、雪景色の中でゆっくり味わいたい方にぴったりの宿です。
今回は雪の降る季節に訪れ、この季節ならではの景観を楽しんできました。
長野県 白骨温泉「かつらの湯 丸永旅館」
| 住所 | 〒390-1515 長野県松本市安曇白骨温泉4185-2 |
| 電話番号 | 0263-93-2119 |
| 日帰り入浴 | 800円 ※混浴はバスタオル巻きや湯あみ着で入浴可能 (バスタオルのレンタルがあるようです) |
| 日帰り営業時間 | 11:00~15:00 定休日:不定休 |
| チェックイン チェックアウト | 15:00(最終17:00) 10:00 |
| 宿泊料金 | 1泊2食付き 15,900円〜(時期・プランにより変動) |
| クレジットカードの利用 | 可能(VISA/JCB/American Express/Diner’s Club/Discoverなど) |
| 公式サイト | 【公式サイト】白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館 |
▼料金・空き状況はこちらから確認できます▼
周辺の環境と立地
丸永旅館は、松本ICから車で約60分、高山ICからも約60分の白骨温泉街に位置します。公共交通機関ではアルピコ交通バス「白骨温泉」行きの「泡の湯」バス停から徒歩1分でアクセスできます。
上高地・乗鞍高原・松本市街を結ぶ山岳観光の拠点として、日本有数のロケーションに恵まれた温泉地です。
周辺でおすすめの観光スポット
噴湯丘(ふんとうきゅう)(徒歩圏内) 国の天然記念物に指定された白骨温泉の象徴的な地形。温泉成分の炭酸カルシウムが長年にわたり沈殿・堆積してできた天然の造形で、丸永旅館の貸切風呂の析出物と同じ力が大地規模で働いていることが実感できます。
上高地(車+バスで約50〜60分) 穂高連峰に抱かれた日本屈指の高原景勝地。河童橋からの眺め、大正池の静寂、梓川沿いの遊歩道はシーズンを問わず圧倒的な美しさを誇ります。マイカー規制があるためシャトルバスへの乗り換えが必要ですが、その価値は十分にあります。
乗鞍高原(車で約20分) 乗鞍岳の山麓に広がる高原リゾート。一ノ瀬園地の散策や乗鞍三名滝(善五郎の滝・番所大滝・三本滝)巡りが人気で、夏でも涼しい高原の空気が心地よいエリアです。
宿の近くには、有名な泡の湯もあります。


誰も入浴してませんでしたが、こんだけ見えちゃうのはなんとも言えない気がします。

隣にある丸永旅館がこちら。

有名な看板犬、「てんちゃん」がお出迎え。なんとも愛らしい。
「お部屋」和室広縁付き8畳
| トイレ | あり |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン | なし |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | あり |

今回宿泊したお部屋がこちら。和室広縁付き8畳。

ご覧のように奥行きのある広縁で、窓際でゆっくりするのも素敵でした。


小さ目なテレビと冷蔵庫、トイレも完備。
必要十分な広さと設備で過ごしやすかったですね。
「温泉」乳白色でぬるめの2つの源泉
こちらの宿は男女別の内湯・混浴露天風呂・貸切風呂が用意されています。
丸永旅館は2つの源泉を持っており、内湯・混浴露天風呂に引かれる「新泡の湯源泉」は毎分1,893Lという豊富な湧出量を誇り、加温を施しながら湯量豊かに注がれています。
一方、貸切風呂に使われる「小梨の湯」は源泉温度27.7℃の低温泉で加温し利用しているようです。
どちらも含硫黄の炭酸水素塩泉で、白骨温泉らしい乳白色の湯と硫化水素の香りが特徴です。
なお、混浴はバスタオル巻きや湯あみ着で入浴可能だそうですが、女性専用エリアから入浴でき、なおかつ乳白色で体が見えにくいため混浴の難易度は割と低いと思います。
源泉①:新泡の湯源泉
| 源泉名 | 新泡の湯源泉 |
| 泉質 | 含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉〔硫化水素型〕(低張性中性温泉) |
| 源泉温度 | 37.7℃ |
| 湧出量 | 1,893 L/分 |
| pH値 | 6.68 |
| 色・におい・味 | ほとんど無色澄明、硫黄味・微炭酸味・硫化水素臭を有す |
源泉②:小梨の湯
| 源泉名 | 小梨の湯 |
| 泉質 | 含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(低張性中性低温泉) |
| 源泉温度 | 27.7℃ |
| 湧出量 | 36 L/分 |
| pH値 | 6.67 |
| 色・におい・味 | ほとんど無色澄明、硫黄味・炭酸味・硫化水素臭を有する |
温まるのに最適な「内湯」

男性用の内湯がこちら。
新泡の湯源泉を引いた内湯は、ヒノキの香りが広がる落ち着いた空間。

湯口周りは白い成分がたっぷり残っていました。飲泉もできるようです。
入ってみると体感40℃前後のちょうどよい湯温で、白骨温泉らしい乳白色の湯に硫黄の香りはほのかで、程よく温まるには一番いい浴槽です。
ぬるくてなかなか出られない「混浴露天風呂」

内湯の扉を開けてそのまま入れる混浴露天風呂はこちら。乳白色にほんのりブルーの美しい色味。
内湯と異なり、体感37℃前後のぬる湯。ちょうど寒い季節ということもあってか、イメージ以上にぬるくてなかなか温まらないレベルの温度でした。なのでずっと浸かっていられます。

湯口付近では少し温度が高く、ずっとこの辺りで温まっていました。

奥から見るとご覧のような形状になっていて、女性は左の暖簾から入浴できます。

木々や山々を望めるかなり開放的なロケーション。温度も低いのでじっくり楽します。

また夜はライトがとっても幻想的で、この時間帯も魅力。日中、夜と違う景色が楽しめるのでぜひどちらの時間帯も入ってほしいですね。
特に冬の季節では時々雪がちらついてとてもいい雰囲気でした。
温泉成分で浴槽と床が一体化した「貸切風呂」

公式HPにも記載がないので、あまり知られていないのですが貸切風呂も実はあります。
源泉①とは異なる「小梨の湯」が引かれた別格の空間です。長年の入浴で成分が析出し、浴槽の縁から底まで炭酸カルシウムの白い結晶が堆積して浴槽と一体化しています。

なんとも芸術的。ここまで成分が固まっているのはなかなか見ることができないと思います。

湯口周りも白く固まっていて、長年の時間をかけた造形美ですね。
泉質は内湯や露天風呂同様に乳白色の硫黄泉です。
ただこちらはちょっと熱めに感じました。そのため長湯するとのぼせやすいため注意してください。


ちなみに保温対策といて木の板で覆われていました。また、洗い場もあるのでこちらで体を洗うことも可能です。
「料理」体に優しいヘルシーな食事
こちらの宿は山の幸を生かした料理で、全体的にとてもヘルシー。大食漢には物足りないですが、温泉同様体の中もきれいになれるようなメニューです。
食事時間 夕食・・18:00~ 朝食・・7:30~
鯉などここならではの料理の「夕食」

丸永旅館の料理は、山の素材を活かしたヘルシーなスタイルが特徴。
鯉の甘露煮、お刺身などここならではのメニュー。

岩魚の塩焼きは塩加減がいい具合でカリッとした触感が美味。

信州そばは白っぽい色味で癖のないお味。
写真を撮り忘れましたが、しし肉の陶板焼きも美味でした。
体に優しいおかゆの「朝食」

朝食はこちら。夕食同様に脂っこくないおなかに優しいメニュー。

特にこちらのおかゆは、胃腸に優しく体も温まる一品。
温泉で整えた体を料理がさらに整えてくれる、統一感のある滞在体験が味わえます。

締めは信州ならではのリンゴです。定番ですね。
「まとめ」白骨温泉の湯を満喫できる宿
かつらの湯 丸永旅館は、派手さとは無縁の、白骨温泉の本質を静かに体現した宿です。
雪の混浴露天のぬるめの心地よさ、析出物が重なる貸切風呂の濃厚な浴感、ヒノキの内湯のほっとする温もり・・それぞれが違う顔を見せながら、宿の滞在を豊かに彩ります。
白骨の湯を、時間をかけてじっくり味わいたい方にこそ向く一軒です。
こんな人におすすめ
- ぬるめの湯でゆっくりと長湯を楽しみたい方
- 貸切風呂で誰にも気兼ねなく温泉三昧したい方
- 乳白色の白骨温泉・硫黄泉に浸かってみたい方
- 雪見の露天風呂を体験したい方
特に混浴露天や貸切風呂を気兼ねなく楽しみたいカップル、ご夫婦の方などに一押し。
白骨温泉の山奥で、静かな時間をぜひ過ごしてみてください。
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