山梨県北杜市、瑞牆山の麓に湧く増富温泉の老舗「津金楼」(つがねろう)は、金色に染まる個性的な冷泉に出会える宿です。
冷たい源泉湯と加温湯が用意されていて、交互浴が楽しめる。
また、溶存物質が 10.07 g/kgと高濃度な温泉に浸かることができます。
津金楼はこんな宿
- 金色の温泉が特徴の冷泉
- 源泉湯と加温湯での交互浴が可能
- 成分が濃い高張性の温泉
温泉をとことん味わいたい人にお勧めの、増富温泉を代表する宿を紹介します。
(2021年訪問時の記事です)
山梨県 増富温泉 「津金楼」
| 住所 | 〒408-0101 山梨県北杜市須玉町小尾6699 |
| 電話番号 | 0551-45-0711 |
| 日帰り入浴 | 現在休止中との情報あり(再開状況は公式サイトでご確認ください) |
| チェックイン / チェックアウト | 14:00(最終17:30) / 10:00 |
| 宿泊料金(目安) | 1泊2食付き 11,700円〜12,800円程度(プランや時期により異なります) |
| クレジットカードの利用 | 不可(現金のみ) |
| 公式サイト | トップページ│山梨 増富温泉 津金楼 |
| 日付 | 天気 | 気温最高 / 最低 | 降水確率(1日の最大値) |
|---|---|---|---|
| 今日10/17(土) | 🌤️ 晴れ昼過ぎから時々くもり | 26℃ / — | 10% |
| 明日10/18(日) | 🌤️ 晴れ朝晩くもり | 25℃ / 13℃ | 0% |
出典:気象庁(10/17 05:00発表)
気温は甲府観測地点(温泉地から約25km)の予報です。山間部の温泉地ではこれより低くなることがあります。
周辺の環境と立地
増富温泉は、山梨県北部の山あいにある静かな温泉地で、日本百名山の瑞牆山や金峰山の登山口にも近い場所です。
公共交通での訪問は本数が限られるため、車でのアクセスが便利です。
周辺でおすすめの観光スポット
瑞牆山(車で約15分) 山頂付近にそびえる奇岩が特徴の日本百名山で、麓の自然公園はキャンプやボルダリングの拠点としても人気です。
みずがき湖(車で約20分) 塩川ダムによってできた人造湖で、周囲の山々や秋の紅葉が湖面に映るドライブスポットです。

宿はこちら。本谷川という川沿いに位置しています。
駐車場はここから右手に広めの駐車スペースがあります。

館内には休憩スペースもあり。
余談ですが、写真のクマのぬいぐるみにマスクがかけられているように見えるのは気のせいでしょうか(笑
「お部屋」過ごしやすい快適和室
| トイレ | あり |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン | あり |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | あり |


お部屋はこちらで、寝室とメインの部屋で構成されています。

目の前には道路沿いに川と森が望めました。


冷蔵庫やエアコンも完備。


テレビもあり、トイレも部屋付きで割かし綺麗でした。
「温泉」金色の高張性冷泉
津金楼には、男女別の大浴場と宿泊者専用の貸切風呂「丹生の湯」があります。
大浴場は源泉そのままの冷たい浴槽と、温められた加温湯の浴槽で交互浴が楽しめます。
お湯はナトリウム-塩化物温泉で、成分濃度の高い高張性の湯。またラドンの成分もありいわゆるラジウム温泉と言われてます。
高張性とは?
温泉は「等張性・低張性・高張性」と、温泉水に溶けている成分(溶存物質)の濃さで決まります。
温泉法では、概ね次のように分類されます。
- 低張性:溶存物質が約8 g/kg未満
- 等張性:約8~10 g/kg
- 高張性:約10 g/kg以上
この温泉は、溶存物質が約10.07 g/kgと高く、「高張性温泉」に分類されます。
| 源泉名 | 津金楼 |
| 泉質 | ナトリウム-塩化物温泉(高張性中性低温泉) |
| 源泉温度 | 25.6℃ |
| 湧出量 | 33.7 |
| pH値 | 6.4 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | 淡黄色澄明、黄色沈殿あり、弱金属臭、強塩味、金属味 |
| ラドン (Rn) | 86.4 Bq/kg(6.4マッヘ) |
| 溶存物質(ガス性のものを除く) | 10.07 g/kg ※高張性:10 g/kg以上(成分濃度が非常に高い温泉) |
冷泉と加温湯の「大浴場」

金色のお湯が印象的な大浴場には、冷泉の源泉湯と加温湯があります。
左の小さな浴槽が源泉、右が加温湯です。加温湯は特に金色が目立ちますね。

湯口周りには、長年かけて作られたであろう茶色の析出物がいびつな形をしていました。

このどでかい塊はなかなか見られないです。

浴槽周りも成分が固まったような跡が見られました。
源泉は25℃あたりのためかなり冷たいです。最初は加温湯で温まってから源泉に浸かるのが良いでしょう。
よく湯の中で手を握ったり開いたりすると、なんとなく湯の固さのようなものが分かるのですが、成分が濃いせいか固い印象を持ちましたね。
加温湯で温まり、源泉湯に浸かることを何度も繰り返すと、次第に心地よくなっていきます。
交互浴の醍醐味です。

ちなみに洗い場はこちら、シャンプーやアメニティもそろっていました。
宿泊者専用「丹生の湯」

宿泊者専用の浴槽はこの看板が目印。

浴槽がこちら。こっちは源泉湯のみなので寒い時期はきついかも。

まさに冷泉かけ流しの湯でございました。
湯治宿らしい素朴な料理
食事は湯治宿らしく、素朴なメニューです。

夕食はこちら。脂質が少ないヘルシーメニュー。

ただ天ぷらなど定番もあり、湯治宿としては十分な量かなと。

朝食はこちら。必要十分な量と内容です。
過度に期待はしないほうがいいかもですが、特に不満はなかったですね。
「まとめ」金色の冷泉を交互浴で堪能できる宿
津金楼は、高張性の濃厚な冷泉と加温湯で交互浴ができる、温泉好きのための宿です。
金色の湯、いかつい析出物、ザラっとした浴感と、湯の個性を五感で味わえます。
設備や料理など温泉以外を期待する人には向きませんが、温泉をとことん味わいたい人には非常におすすめできます。
こんな人におすすめ
- 冷泉で体をクールダウンさせたい人
- 交互浴を楽しみたい人
- 瑞牆山や自然散策とあわせて温泉を楽しみたい人
