北海道の道南、太古の火山活動が作り上げた「濁川カルデラ」の盆地。そこの中にのどかな田園風景の中、情緒たっぷりの温泉旅館がひっそりと佇んでいます。
それが濁川温泉(にごりかわおんせん)「新栄館」さんです。
創業は明治33年と言われており、古くから湯治場として地元の人々に愛されてきたこのエリアで、鄙びた趣と個性的なお湯で温泉好きにも人気の宿。
新栄館はこんな温泉
- 古い湯治場の風情をそのまま残した混浴の温泉
- 湯口から3つの浴槽へ分岐、熱めとぬるめの湯
- オイリーな香りと肌に絡みつくぬるぬる浴感
鄙びた宿で上質な温泉を堪能したい方にお勧めの宿を日帰りで紹介していきます。
北海道 濁川温泉「新栄館」
| 住所 | 〒049-2462 北海道茅部郡森町字濁川49 |
| 電話番号 | 01374-7-3007 |
| 公式HP | なし |
| 日帰り入浴 | 大人 400円、小人(小学生以下) 150円 |
| 営業時間 | 8:00〜20:00 |
| 定休日 | 不定期(事前に電話での確認を推奨) |
周辺の環境と立地
新栄館は、北海道茅部郡森町の北西部に広がる濁川カルデラ盆地に位置しています。
函館市内から車で約50分〜1時間のドライブで、のどかな田園風景の中に点在する個性豊かな温泉宿がそれぞれ自慢の源泉を持つ、昔ながらの湯治場エリアです。
周辺でおすすめの観光スポット
濁川温泉が位置する森町は、道南有数の自然の宝庫です。北海道を代表する名峰「駒ヶ岳」が間近にそびえており、大沼国定公園エリアへのアクセス拠点としても最適です。
また、この地域は地熱が非常に高く、地熱エネルギーを活用した「森発電所(地熱発電所)」もあるなど、温泉地ならではの大地のエネルギーを体感できます。歴史に興味のある方は、旧幕府軍が上陸した史跡として知られる「鷲ノ木史跡公園」もおすすめです。

周りは本当に何もなくて、田んぼ道をひたすら行くとこちらの宿に到着。
外観から見てもいい意味で鄙び感を感じます。

正面から左手に赤い屋根の建物も見えます。こちらがおそらく温泉がある建物ですね。
湯治場らしい鄙び感ある館内

中に入るとその古さをさらに感じます。
人が出なかった場合は右手のボタンを押してお呼びしましょう。

まさに湯治場って感じがします。

混浴の温泉はこちらの階段を下っていきます。

下りた先の脱衣所はこちら。
左と右で一応男女に分かれてますが、カーテンとかもないので混浴のハードルは高いと思います。
「温泉」オイリーな香りとぬるぬる温泉
こちらの温泉は混浴の内湯がメイン。
ただ女性専用の浴室もあるようなので、女性でも温泉は楽しめるようになってます。
こちらの泉質なのですが、分析書が見当たらないので不明です。
主観ですがオイリーな香りととろみのある泉質でしたので、おそらく中性からアルカリ性なのかなと推測してます。
温度の異なる3つ浴槽がある「混浴内湯」

浴室がこちら!昭和を感じさせる鄙びた雰囲気そのもの。
年季の入った浴槽だったり床が素敵です。
そして特徴的なのはその仕組みで、湯口から引き込まれた源泉を三つの浴槽へ分岐して注いでいます。

最も熱めの浴槽はこちらで、体感43℃ほど。かなりの熱さです。

この湯口から流れる湯がすでに激熱なんですよね・・。
熱いのがお好きな人はこちらで楽しめると思います。


そして端っこにある2つの浴槽。こちらは体感38〜39℃でかなりぬるめ。

少しわかりにくいですが、真ん中の穴のようなところから源泉が流れており、湯路のようなものが見えるかと思います。
左側へ行くのが熱い浴槽のほう。
そして右側には黒っぽいタオルが置いてあるため、源泉があまり流れてこない。
その影響で右側に流れる先の2つの浴槽はぬるいのかなと思います。(あまり源泉が流れないので鮮度もそこまでよくないかもしれませんが・・)
しかしぬる湯好きとしてはいつまでも入っていられる温度感が最高でした。
そしてこの湯の特徴はオイリーな香り。湯に浸かると全身を包むようなトロっとした泉質。
肌に優しい感触のこのお湯は、じっくりと長湯をするのに最適かなと思います。
もしくはあつ湯とぬる湯で交互浴できるのも魅力ですね。
ぜひじっくり味わってほしいです。
なお、こちらにシャワーやアメニティなどはないのでご注意下さい。
「まとめ」湯治場の原風景が息づく鄙び湯
新栄館はとにかく鄙び感があり、昔ながらの湯治場らしい魅力が満載。
古い建物、素朴な浴室、混浴の文化など、すべてが昭和の湯治場の空気感をそのままとどめており、それこそがこの宿の良さ。
温泉は清潔で設備が整っていて新しいものがいい!という人にはお勧めできない宿ですが、昔ながらの温泉を堪能したい人にはぜひ入ってほしいですね。
こんな方におすすめ
- 湯治場ならではの鄙びた雰囲気の温泉に入りたい人
- ぬるぬる浴感のある個性的な温泉を探している温泉好き
- ぬるめの湯でゆっくり入浴を楽しみたい人
大人400円という銭湯価格もうれしい。
のどかな田園の風景と湯治場の原風景の中で、北海道の名湯の真髄に触れてみてください。
