【閉業】草津温泉「滋養の宿ぶな」宿泊|貸切の酸性泉と絶品薬膳料理の宿

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草津温泉の湯畑から少し距離を置いた静かな高台に、佇んでいた宿「滋養の宿ぶな」。

女性二人が切り盛りしていた小さな宿で、草津温泉の中でも珍しい「湯川の湯」源泉を貸切で何度でも楽しめるという、温泉好きにとっては垂涎の環境が揃っていました。

手作りの薬膳風料理はどれも丁寧でヘルシーで、温泉と食事の両面から体の内側を整えてくれるような宿でした。

現在は閉業してしまいましたが、非常に思い出深い時間でした。(現在は「BUNA KUSATSU」という宿が新たにスタート)

滋養の宿ぶなはこんな宿

  • 草津温泉の希少源泉「湯川の湯」を貸切で楽しめる宿
  • pH2.4の本格酸性泉、ピリッとした泉質
  • 体に優しい手作り薬膳風料理が評判
  • 部屋は休憩室と寝室の2室構成

小さな宿ながら、その温泉と料理と人のあたたかさが三位一体となっていた、忘れがたい一軒を思い出とともに紹介します。

(2022年訪問時の記事です)

群馬県 草津温泉 「滋養の宿ぶな」

住所〒377-1711
群馬県吾妻郡草津町草津246-25
電話番号080-7025-5952
宿泊料金目安1泊 14,850円〜
公式サイトBUNA HOTEL KUSATSU|草津温泉のゲストハウス

※こちらの情報は「BUNA KUSATSU」のものです

周辺の環境と立地

滋養の宿ぶなは、草津温泉の中心部・湯畑から徒歩約12〜15分ほどの高台に位置していました。

観光客が行き交う温泉街の喧騒からほどよく距離を置いた静かな別荘地エリアで、自然の中に佇む落ち着いた立地が特徴的でした。

アクセスは関越自動車道「渋川伊香保IC」から約60分、またはJR吾妻線「長野原草津口駅」からバスで草津温泉バスターミナルへ向かい、そこから徒歩またはタクシーで向かう形になります。

周辺でおすすめの観光スポット

西の河原公園(徒歩約10分) 草津温泉を代表する無料の露天風呂が広がる公園です。広大な敷地に湯けむりが漂い、草津らしい温泉地の風情を全身で感じられる場所です。

草津温泉 湯畑(徒歩約15分) 草津温泉のシンボルで、湯が滝のように流れ落ちる様子と漂う硫黄の香りは草津の顔そのものです。宿から少し歩くことになりますが、夕暮れ時や夜のライトアップされた湯畑の景観は格別です。

草津熱帯圏(車で約5分) 熱帯動植物を展示するユニークな観光スポットで、温泉熱を活用した植物園と動物施設が組み合わさった草津らしい施設です。

宿がこちら。車はこちらの右手のスペースに停めさせてもらいました。

到着した際には毎回お茶と黒豆を用意してくれる心配りがうれしかった。

雑貨などでにぎやかな雰囲気の館内

館内は経営されていた女性お二人の趣味が反映されており、なんともにぎやか。

こちらも見てるだけで楽しい。

とにかくいたるところに雑貨などが飾られていて、華やかに感じられました。

本の数もものすごい。閉業の際には好きな本を持って行っていいですよ、という優しいお言葉もありました。

「お部屋」メインと寝室の2部屋構成

トイレ無し(共同)
冷蔵庫共同
エアコンあり
Wi-Fiあり
テレビあり
タオル・浴衣あり

メインのお部屋

メインで過ごしたお部屋はこちら。広めの和室になってました。

今はなくなってると思いますが、昭和の雰囲気溢れるお化粧直しエリア?素敵。

窓からは隣のお庭が見えて、なんというか別荘のような雰囲気。

寝室

そして隣のお部屋は寝室。2部屋を自由に使えるのがとっても贅沢でした。

各部屋にはエアコンも完備してあり、おそらくこれは今も残っているんじゃないかなと思います。

また、部屋にはトイレがついていなかったので、共同用になります。

当時は一組のみの利用のため実質部屋付きと同じような条件でした。

「温泉」草津の希少源泉「湯川の湯」

浴室は貸切で利用できる内湯で、チェックインから翌朝まで空いている時間であれば何度でも入浴できるスタイルでした。

泉質は酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉。pH2.4という強い酸性は草津温泉らしい殺菌力の高さを示しており、入浴すると肌にピリッとした独特の刺激が感じられます。

源泉温度は31.9℃と低温のため加温して使用していたようです。

源泉名草津温泉(源泉名:湯川の湯)
泉質酸性-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
(低張性酸性低温泉)
源泉温度31.9℃
湧出量測定不能(自然湧出)
pH値2.4
知覚的試験(色・におい・味)無色透明、硫化水素臭有り

貸切内湯「木造りの浴槽」

貸切の浴槽は二か所あり、基本的に片方のみ利用していました。

こちらは木造の浴槽。

小ぢんまりとしたサイズで2人は入れるかぐらい。

湯口はこの塩ビ管から。浴槽内の下から供給される作りでした。

草津温泉といえば酸性泉というイメージですが、こちらも酸性。肌にピリッと来る感覚を味わえました。

筆者が訪れた際は高めの湯加減でしたが、シャワーの水で調整して自分好みの温度で静かに浸かってました。

貸切で誰にも気兼ねなく入れるのが最高でした。

貸切内湯「シンプルなタイルの浴槽」

こちらは別日に利用したときのもので、この日はタイルの浴槽を使用しました。

こちらも基本的には同じようなタイプの湯口でした。

「料理」手造りでセンス抜群の薬膳風料理

手作りの薬膳風料理は、この宿の大きな魅力のひとつでした。

山菜や発酵食品、地元の野菜を中心に、体に優しくおなかにも穏やかな献立が並びます。

女性お二人が時間をかけて作ってくれる料理はここならでは。

メニューも一つ一つ本のように手作りで、可愛らしい。

食事処もおしゃれでした。

趣向を凝らしたオリジナリティあふれる「夕食」

夕食はこちら。

豚のスペアリブ、豚肉の山菜ロール、揚げ出し豆腐のもずくみんかけなど。

スペアリブはスパイシーの中に薬味のような風味が香り、不思議な魅力でした。

グラス一つとってもお洒落なものを用意してくださり、気分も上がりました。

鶏とサツマイモのアッシ・パルマンティエ風とサンラータンスープ。

普通の宿では出ないような個性的な料理で、なおかつすべて美味しい!おかみさんのセンス抜群です。

ご飯は栗の炊き込みごはん。これがまためちゃくちゃ美味しかった。

ちなみに別日に泊まった際には、また違ったメニューでした。

毎回趣向を凝らした内容で飽きることがなかったです。

ヘルシーなおかつ食欲増進の「朝食」

朝食はこちら。

和食をベースとしながらも小皿の品々が凝っていて、どれも美味。

こちらも随所にセンスを感じられる内容で、朝から幸せな時間でした。

こちらは別日の内容。色どりも豊かで体によさそうなものばかり。本当に素晴らしかったです。

前日の炊き込みご飯の残りをおにぎりにしてくれたりと気遣いもありがたかったですね。

とにかくどの料理もおいしすぎて、今でも忘れられない思い出です。

「まとめ」貸切酸性泉と手料理の記憶・思い出の宿

滋養の宿ぶなは、温泉・料理・お部屋とすべて満足度の高い思い出に残る宿でした。

いつでも入れる酸性の温泉と、女性二人の手で誠実に作られた絶品料理は今でも思い出されます。

現在は閉業してしまいましたが、湯川の湯という希少源泉と、薬膳の手料理という組み合わせの価値は今振り返っても特別なものがあります。

経営されたお二人には改めて感謝したいと思います、ありがとうございました。

そしてこんな素晴らしい宿があったことが今後も伝わればうれしく思います。

後継施設について:BUNA KUSATSU(ブナ クサツ)

「滋養の宿ぶな」の閉業後、同じ建物を引き継ぐ形で**「BUNA KUSATSU(ブナ クサツ)」**がゲストハウスとしてリニューアルオープンしています。

湯川の湯源泉かけ流しの貸切内湯(2種)は24時間利用可能で、宿の精神を受け継ぐ温泉環境は健在のようです。

シェアキッチン・ランドリーなどの設備も充実しており、湯治や長期滞在にも対応した落ち着いた滞在ができるとのことで、興味があれば調べてみてください。