釜沼温泉「大喜泉」宿泊|雪深い御嶽山麓の秘湯宿で11℃の冷泉×加温湯の交互浴体験

記事内に広告が含まれております

御嶽山の麓、木曽の山あいに湧く釜沼温泉大喜泉」は、天保2年(1831年)創業という長い歴史を持ち、「日本秘湯を守る会」にも名を連ねる一軒宿です。

源泉温度わずか11.1℃という冷鉱泉に、高濃度の二酸化炭素を含む温泉が魅力。

源泉と加温湯の交互浴で楽しめます。

大喜泉はこんな宿

  • 天保2年創業・歴史ある御嶽山麓の一軒宿
  • 11℃の炭酸冷泉と加温湯の交互浴が楽しめる
  • 全7室限定の宿

秘湯の一言では語り切れない、湯と空間と料理が三位一体で楽しめるトータルで満足度の高い宿。

今回は雪の積もる季節で宿を堪能してきました。

(2023年訪問時の記事です)

長野県 釜沼温泉 「大喜泉」

住所〒397-0101
長野県木曽郡木曽町三岳10869
電話番号0264-46-2155
日帰り入浴要事前問合せ(13:00〜16:00 / 要確認)
チェックイン / チェックアウト15:00〜17:00 / 10:00
宿泊料金(目安)1泊2食付き 14,800円〜(別途入湯税150円)
クレジットカードの利用可(VISA・JCB・Mastercard・AMEX ほか)/PayPay 等QR決済も対応
公式サイト大喜泉   | 長野県木曽の宿と秘湯温泉 1日7室限定

▼料金・空き状況はこちらから確認できます▼

周辺の環境と立地

大喜泉は、長野県木曽郡木曽町三岳の御嶽山麓に位置しています。

最寄り駅はJR中央本線「木曽福島駅」で、タクシーで約15分の距離です。宿泊者は事前に相談することで送迎を利用できる場合もあります(要確認)。

マイカーの場合は長野自動車道「塩尻IC」から約50分、または中央自動車道「中津川IC」から御嶽山方面へ向かうルートが一般的です。

四季を通じて豊かな自然に囲まれた静かな立地ですが、冬季は積雪が深く、雪深い山あいの宿という雰囲気が一層際立ちます。

周辺でおすすめの観光スポット

御岳ロープウェイ(車で約20分) 標高2,150mの飯森高原まで手軽にアクセスできるロープウェイです。眼下に広がる御嶽山の大パノラマと、秋の紅葉や夏の高山植物など四季折々の絶景が楽しめます。山頂エリアには展望カフェも併設。

開田高原(車で約30分) 木曽馬のふるさととして知られる広大な高原で、放牧される木曽馬の姿と御嶽山の雄姿のコントラストが美しい景勝地です。地元産のそばやアイスクリームも名物で、ドライブがてら立ち寄るのに最適です。

新滝・清滝(車で約15分) 古くから御嶽修験道の修行の場として知られる滝です。新滝は裏側から眺めることのできる「裏見滝」でも有名で、夏の涼を求めて訪れる人も多いスポットです。

冬の季節は雪が積もるエリア

宿の入り口はこちらの木造の看板がありますのでそこが目印です。

入口は軽い下り坂になってますので、雪の季節はスリップに注意です。

しかしさすがに山奥の宿は唯が積もってましたね。

和洋折衷のおしゃれな館内

館内のロビーは、和洋折衷といった趣でお洒落。ちょっとテンション上がりました。

いつでも飲める温泉水が用意。

ピアノも置いてあってちょっと高級感あり。

お酒を含むドリンクも充実。

山奥の宿らしい古風なストーブもいい感じです。

なお、冷蔵庫は共同です。電子レンジも置いてありました。

「お部屋」8畳のシンプル和室

トイレ無し(共同)※トイレ付きの部屋もあり
冷蔵庫共同
エアコン・暖房あり
Wi-Fiあり
テレビあり
タオル・浴衣あり

宿泊したお部屋はこちら。シンプルな和室です。

外を見ると駐車場になっていて、景観はあんまし。

暖房とエアコンどちらも完備。

壁沿いにテレビがあり、テーブルには冬らしいみかんとお菓子が添えられてました。

2023年当時のものですが、カレンダー式のタオルが置いてありました。こういったこだわりは地味にうれしいですね。

ちなみにこちらの部屋はトイレがないため共同のものを使用しました。なお、トイレ付きの部屋もあるようです。

共同のトイレもかなりきれいだったのでそこまでストレスはなかったですね。

「温泉」遊離二酸化炭素が豊富な11℃の冷鉱泉

浴室は男女別の内湯で、源泉そのままの冷泉槽が2つ加温された浴槽が1つという構成です。

泉質は含二酸化炭素-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩冷鉱泉。源泉温度はわずか11.1℃と、かなり低めです。

特質すべき点は、二酸化炭素(CO₂)の数値。

温泉の療養泉の基準では、遊離二酸化炭素が1,000 mg/kg以上あると「二酸化炭素泉」に該当しますが、この温泉は1,461 mg/kg。療養泉の基準を大きく超える数値で炭酸を多く含む温泉です。

源泉名釜沼温泉
泉質含二酸化炭素-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩冷鉱泉
(低張性弱酸性冷鉱泉)
源泉温度11.1℃
湧出量5~10L/min 自噴
pH値6.12
知覚的試験(色・におい・味)不明

源泉湯と加温湯で交互浴できる「内湯」

浴室がこちら。2つの源泉浴槽と奥に加温の浴槽が用意されています。

蛇口はおそらく源泉なのかな。未使用時は止めるようにという記載がされてました。

加温の浴槽は源泉浴槽よりも少し広め。40℃ぐらいのちょうどいい湯温でした。

加温湯と源泉湯で交互浴ができる環境ではありますが、冬の寒さもあって冷泉はめちゃくちゃ寒い(笑

最初の一歩は覚悟が要りますが、2回目以降は体が慣れてきて少しずつ気持ちよくなってきました。

この温泉はやはり夏の暑い季節で真価を発揮しそうです。

ちなみに二酸化炭素を多く含んでいるため、泡付きになりそうですが冷たいためか泡付きはなかったと思います。

洗い場は浴室の手前の小さな部屋が用意されていました。ちょっと数が少なめですが、利用者も少ないと思うで問題ないかな。

アメニティは秘湯の宿でたまに見かけるくまざさシリーズ。秋田県の「鶴の湯」なんかでも見かけるやつです。

「料理」地元の料理を生かしたメニュー

料理は長野や木曽という土地を生かしたメニューが多く、ここならではの食材が楽しめます。

食事処は大きな和室のお部屋でいただきました。

なお利用したのが2023年ですが、2024年のリニューアルを経て、食事は木曽の地元食材を活かした薬膳風懐石スタイルへと進化しているようです。

品数が多く満足度の高い「夕食」

お品書きがこちら。山の宿らしさや長野らしさが随所に感じられるメニューです。

前菜、小菜などはこちら。この品数の多さはかなり豪華に感じました。

信州豚と信州茸の甘味噌焼き。程よい甘みとお肉とキノコが合います。

辛味噌ズッキー二と卵黄、天ぷら。お酒が進んじゃうメニューですね。

木曾の郷土料理「おおびら」。こちらはどことなく福島県会津地方の郷土料理「こづゆ」っぽいですね。

優しい味が染みます。

地あまごの塩焼き。塩がきいててジューシー。

季節感ある一品、かぶの内結めは丸ごと一本贅沢に株をいただけました。

とろろ信州そばは長野らしい一品。

デザートは芳香堂の「小倉鹿の子」。木曽町の老舗和菓子店だそうで、かなり上品なお味でした。

最後のデザートまで地元愛溢れる品々で大満足でした。

体が温まるさっぱり目の「朝食」

朝食はこちら。

野菜、お肉たっぷりのスープが温まります。

湯豆腐も体が温まるヘルシーな料理。朝はさっぱりしたものがうれしいです。

デザートは定番のヨーグルトでした。

「まとめ」冷泉×交互浴 御嶽山麓の秘湯一軒宿

大喜泉は、11℃の炭酸冷鉱泉という全国でも珍しい泉質を生かした源泉と加温の交互浴が楽しめる宿でした。

館内もきれいなおかつおしゃれで温泉以外でも楽しめる要素があると思います。

また、スタッフの笑顔も素敵であたたかいもてなしをいただきました。総合的に満足度の高い宿だと感じました。

こんな人におすすめ

  • 炭酸冷泉・冷鉱泉という希少な温泉を体験してみたい方
  • 冷泉と加温湯の交互浴で全身をリフレッシュしたい方
  • 日本秘湯を守る会の宿に泊まり、秘湯の風情を味わいたい方
  • 洗練された食事と温もりのあるもてなしを合わせて楽しみたい方

冬も風情があってよかったですが、温泉としては暑い季節に真価を発揮する宿

ぜひ涼みに訪れてみてください!

▼全7室のため早めの予約がおすすめ!▼