山梨県身延町には、富士川の清流に沿ってひっそりと佇むぬるゆの名所である下部温泉郷があります。約1300年の歴史を持ち、「武田信玄公の隠し湯」として知られるこの地で、今も変わらぬ湯を守り続ける「元湯旅館 大黒屋」。
31.7℃の共同泉(ぬる湯)と49.4℃の高温源泉を備え、ぬるめの源泉にじっくり浸かってから温かい湯で仕上げる交互浴が楽しめる宿。
鄙びた老舗宿が持つ、本物の温泉宿体験がここにあります。
元湯旅館 大黒屋はこんな宿
- 31.7℃のぬる湯と49.4℃の高温泉
- 岩風呂とヒノキ風呂がある
- 川を見渡す広い客室と鄙びた雰囲気の宿
本格湯治宿のぬる湯好き・交互浴好きにぴったりの、富士川沿いに佇む隠れた名宿です。
山梨県 下部温泉「元湯旅館 大黒屋」
| 住所 | 〒409-2942 山梨県南巨摩郡身延町下部56 |
| 電話番号 | 0556-36-0031 |
| 日帰り入浴 | 1000円(最新情報は現地で確認してください) |
| 日帰り営業時間 | 10:00〜15:00 |
| チェックイン チェックアウト | 14:30〜 〜11:00 |
| 宿泊料金(目安) | 1泊2食 9,900円〜(プランにより変動) |
| 公式サイト | 山梨県 下部温泉|元湯旅館 大黒屋 | 笑いの絶えない湯治宿|元湯旅館 大黒屋 |
▼料金・空き状況はこちらから確認できます▼
周辺の環境と立地
元湯旅館 大黒屋は、中部横断自動車道「下部温泉早川IC」から車で約8分の場所に位置します。電車をご利用の場合はJR身延線「下部温泉駅」から車で約5分。宿の無料送迎(要事前予約)を利用すれば、車がなくてもアクセスできます。
富士川沿いの静かな温泉郷に溶け込む立地で、身延山久遠寺をはじめとした歴史的名所へも足を伸ばしやすい好立地です。
周辺でおすすめの観光スポット
身延山久遠寺(車で約20分) 日蓮宗の総本山として格式高く、287段の「菩提梯」と巨大な三門が参拝者を出迎えます。春には樹齢400年のしだれ桜が圧倒的な美しさで咲き誇り、四季を通じて多くの人が訪れる山梨を代表する名刹です。
甲斐黄金村・湯之奥金山博物館(車で約10〜15分) 武田信玄が支配した金山の歴史を学べる施設で、実際に砂金採り体験も楽しめます。
本栖湖(車で約30〜35分) かつて千円札・五千円札の富士山のモデルになった湖面からの眺めで知られる、身延町が誇る絶景スポット。透明度の高い湖水にSUPやカヌーで漕ぎ出すアクティビティも充実しています。

宿はこちら。古さを感じる雰囲気です。

駐車場はこちらの川沿いのコンクリのところです。ご覧のように手前は川になってるので注意しましょう。

館内は古さを感じつつもどことなくお洒落さを感じます。川を望める場所も。

こちらの廊下も昔ながらのいい雰囲気です。
「お部屋」小さ目の6畳和室
| トイレ | 無し(共同) |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン | あり |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | あり |

今回宿泊したお部屋がこちら。和室6畳の小ぢんまりした部屋です。

外のベランダから下部川が見えました。ロケーションはなかなかです。


小さ目のテレビや冷蔵庫、エアコンや暖房は用意されていました。

また飲みかけで恐縮ですが、冷たいお水も用意してありました。温泉に入るととにかくのどが渇くのでありがたかったです。
6畳でしたがそこまで小さく感じませんでしたし、特に問題なかったです。

またご覧のようなデザインも施されていて、日本旅館らしさも。
「温泉」ぬる湯と高温泉2つの源泉を備える
大黒屋の浴場は岩風呂とヒノキ風呂の2種類が男女入れ替え制で利用できます。
源泉は31.7℃の低温源泉(共同泉)と49.4℃の高温源泉(しもべ奥の湯)。それぞれの浴室に2つの浴槽があり、どちらも楽しめるようになってます。
31.7℃という源泉温度は体温よりも低い数値ですが、冷泉よりは温かくそこまで冷たくないのが魅力。2つの浴槽を出入りして交互浴が楽しめるのが最大の特徴です。
入浴時間 AM6:00~PM10:00
1. 共同泉
| 源泉名 | 共同泉 |
| 泉質 | アルカリ性単純温泉 (低張性アルカリ性低温泉) |
| 源泉温度 | 31.7 ℃ |
| 湧出量 | 測定不能 |
| pH値 | 8.8 |
| 色・におい・味 | 無色澄明、無味無臭 |
2. しもべ奥の湯 高温源泉
| 源泉名 | しもべ奥の湯 高温源泉 |
| 泉質 | アルカリ性単純硫黄温泉 (低張性・アルカリ性・高温泉) |
| 源泉温度 | 49.4 ℃ |
| 湧出量 | 200 L/分 |
| pH値 | 9.4 |
| 色・におい・味 | 無色澄明・弱硫化水素味・弱硫化水素臭 |
独特な空気感の「岩風呂」

岩風呂はこちら。
夜に入ったこともあってかなんとなく物々しい雰囲気。全体的に年季を感じました。

こちらの奥のほうがぬる湯の源泉(31℃前後)。いきなり入るとさすがにちょっと冷たく感じるかもしれません。

まずはこちらの適温湯(40℃前後)で体を温めましょう。
体を温めてぬる湯に入るととても心地よい。これを繰り返していくと体も慣れてきて最高です。
特ににおいなどは感じませんでしたかね。アルカリ性で肌にも優しく入りやすい湯です。


ぬる湯の源泉は岩の隙間から流れ出ていました。飲泉ができるようでコップが置いてありました。
癖がなくて美味しかった記憶です。

ちなみに洗い場は3か所ほど。よく見かけるようなアメニティでした。
新しめで入りやすい「ヒノキ風呂」

続いてはヒノキ風呂。こちらは岩風呂に比べて浴室もきれいで新しく感じました。
また、岩に比べて木の浴槽は肌が触れる際も岩のように固くないのでよりストレスがない。個人的にはこちらがおすすめです。


ぬる湯の源泉は右側で左は適温湯。右側からは川の望めて内湯ながらいいロケーションです。
何度も交互浴して時間があっという間に過ぎてしまいます。
源泉を2つ持ってるここならではの強みですね。
「料理」宿の定番が並ぶ食事
料理は豪華なメニューではないですが、宿ならではの定番もいただけます。
時間 : 夕食 Pu6:30~ 朝食 AN 8:00~
メロンのデザートがうれしい「夕食」

夕食の膳には、定番の刺身や天ぷら、川魚の塩焼きなど定番メニューが並びます。
全体的にヘルシーなメニューです。

バターが乗った豚肉や野菜が入った鍋。焼きたてなので温かくて美味でした。

そしてデザートは豪華なメロン。山梨といえばフルーツですからこれは嬉しい。

そしてやはり山梨といえばワイン。特に「勝沼ワイン」は有名なようで、こちらでいただくことができました。
シンプルな「朝食」

朝食はこちら。目玉焼き、サバなどこちらも定番のメニューが並びます。


ご飯、お味噌汁も温かいものをいただけました。
「まとめ」ぬる湯と適温湯の交互浴を楽しもう
元湯旅館 大黒屋は、武田信玄の時代から守られてきた下部温泉らしいぬる湯を満喫できる宿でした。31.7℃のぬる湯と49.4℃の高温泉を行き来する交互浴は、さながらサウナのように体の芯からととのう体験。
現代の温泉施設では得難い湯治宿のように心と体が休まります。古さのある宿ではありますが、それも含めてゆっくりすることができる場所でした。
こんな人におすすめ
- ぬる湯の温泉が好きな方
- ぬる湯とあつ湯の交互浴に入りたい方
- 静かな環境で日常から離れてゆったり過ごしたい人
「飲む温泉」とも称される下部の名湯と、交互浴の湯治体験・・ひその静かで深い温まりを、一泊かけてじっくり味わってみてください。
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