温泉宿の中には貸切風呂を利用できる宿も多くありますが、利用者がかぶってしまい、空きを待たないといけないところも多いです。
しかし今回紹介する「旅館しゃくなげ荘」は一日限定3組のお宿で、そのストレスとは無縁です。
山形県最上郡最上町、最上川の源流に近い山深いエリア「赤倉温泉」の一角であり、松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅で越えた山刀伐峠を擁し、古くから旅人が立ち寄ってきた歴史ある温泉地。
しゃくなげ荘はこんな宿
- 1日3組限定の宿
- 計6か所の貸切風呂がいつでも利用可能
- 芋煮など地の恵みが詰まった絶品料理
特別な日に訪れるものおすすめな贅沢宿。
温泉を心ゆくまで楽しみ、豪華な料理、静かな空間でゆっくり過ごせる場所です。
山形県 赤倉温泉「しゃくなげ荘」
| 住所 | 〒999-6105 山形県最上郡最上町大字富澤850 |
| 電話 | 0233-45-2023 |
| 公式HP | なし |
| 日帰り入浴 | 不明のため要確認 |
| チェックイン チェックアウト | 15:00〜18:30 ~10:00 |
| クレジットカードの利用 | オンライン決済のみ可能 |
| 料金 | 1泊2食付き 19,500円 |
| 客室数 | 全3室(1日3組限定) |
※一日3組限定のため、すぐに埋まってしまいます。予約はお早めに
古い宿が点在する温泉地
しゃくなげ荘は赤倉温泉の一角。
赤倉温泉(最上町)は、平安時代の貞観5年(863年)に開湯したと伝えられる、1150年以上の歴史を持つ古湯です。
しゃくなげ荘以外にも歴史を感じるお宿が点在しており、その古さを肌で感じることができます。
さて、しゃくなげ荘の駐車場は小国川沿いにあります。

こちらですね。右端の看板を目印にして探してみてください。
となりにはみどりや旅館という宿もあるのでそちらも参考に。

小国川はこちら。透明度の高いきれいな川でした。

そしてふと上を見上げるとなんだか立派な建物が見えるのですが、こちらはしゃくなげ荘ではなく「湯澤屋」という宿の建物のようです。
立派な塀も相まってなんとも歴史感じる佇まいでしたね。こちらも機会があれば行ってみたくなりました。

目的のしゃくなげ荘は高台にあり、ここから階段と上り坂を上っていきます。
荷物をもって到着するまでに少し体力を使いますのでご注意です。

そして到着!静かな雰囲気の宿です。

入口の看板をみると、以前は「佐藤旅館」として営業されていたようですね。(源泉にも「佐藤屋旅館共同浴場源泉」という記載がありました)

チェックイン時にはお茶と山形名物「玉こんにゃく」をいただくことができました。
素敵なおもてなしです。
「お部屋」メインと寝室の2部屋を利用可能
| トイレ | あり |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン・暖房 | あり |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり(2台) |
| タオル・浴衣 | あり |
くつろぐためのお部屋ですが、メインの部屋と寝室の2つに分かれていました。
快適なメインのお部屋

メインのお部屋がこちら。十分な広さの和室です。

窓からはのどかな風景を見ることができます。高台なので景色も見下ろせてGood!


暖房、冷房共に用意されており快適でした。


きれいなトイレとテレビもついてます。Wi-Fiももちろんあり。

また温泉利用のためのバッグも用意してありました。うれしい心遣いです。
ルームシアター張りのテレビが魅力の寝室

そして別に寝室も用意されているのが素晴らしい。

こちらにもテレビが用意されているのですが、なんとまぁめちゃくちゃでかい!
写真だと大きさが伝わらないのが残念ですが、シアタールームか?!って思うほどのサイズです。
布団に横になりながら、大きな画面でテレビをに見ながらくつろげる・・・最高の環境でしたね。

そしてこれまた大きなマッサージチェアーも用意。本当至れり尽くせりです。
日頃の疲れを思う存分癒せますね。

また空気清浄機も備え付けてあるのがありがたいです。埃アレルギーとかの人もいると思うので安心ですね。
こんな環境でくつろげるのが本当に贅沢!「最高」の一言でした。
なお、一つだけ注意なのが、季節によっては「カメムシ」がたくさんでます。

5月の初頭でしたが、ごらんのように出現!苦手な方はいく季節なども考慮するとよいかも。
「温泉」6か所の貸切風呂が使い放題!
この宿の最大の魅力、温泉でございます。
- 露天風呂4か所
- 内湯2か所(大浴場・家族風呂)
の合計6か所が利用可能です。
1日3組しか利用しないので、実質どこかは必ず空いているため待つストレスが一切ないのが最高。思う存分温泉を味わえます。
なお、泉質は弱アルカリ泉でシンプルなものですが、比較的熱めなのと、メタケイ酸が豊富なのが特徴です。

ちなみに各温泉の案内図がこちら。実際に訪れる際の参考にしてみてください。
| 源泉名 | 佐藤屋旅館共同浴場源泉 |
| 泉質 | 単純温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) |
| 源泉温度 | 52.3℃ |
| pH値 | 8.2 |
| 色・におい・味 | 無色清澄にして異臭気なし |
| メタケイ酸 | 55.1 mg/kg (美肌の湯基準:50mg/kg以上) |
特大サイズの貸切内湯「大浴場」
まずはなんとも贅沢な大浴場から行きましょう。

こちら!画面に収まりきらないほどのサイズ感。以前は貸切でなく普通の大浴場として使っていたんでしょうかね。
これが貸切で利用できるって・・・贅沢すぎやしませんかね。

源泉は岩が密集した湯口から浴槽へドバドバと送られていました。
こちらの源泉は52.3℃ということで結構熱め。
浴槽内の温度は42℃ぐらいかな。ぬる湯好きとしては熱めでしたが、目の覚める温度で温まりました。
かなり大きい浴槽ですが、熱めの温度を保ってましたので、鮮度もよさそうです。
においや味などは特にないシンプルな泉質に感じましたね。

床のレトロなタイルも美しい。

そしてもう一つの魅力がご覧のようなアメニティの豊富さ!
シャンプーリンスだけでこれだけの銘柄を選べるのは、デリケートな方にとってもありがたいのではないでしょうか。

またボディソープもご覧のように充実しており、浴槽の広さと相まって心から贅沢気分を味わえました。
タイルが美しすぎる「家族風呂」
続いては一番小さいサイズの内湯。

こちらです。
浴槽から床まで一面きれいなタイルで作られています。

これは思わず見入ってしまうほどの美しさでした。
浴槽マニアもうなる作りです。手作りならではの芸術性ですね。
そしてこちらの温泉なんですが、浴槽が小さいので鮮度が良い代わりにめちゃくちゃ熱い!
大浴場の比じゃないレベルです(笑
45℃以上はあったのではないかなと・・。

湯口はホースから流れていましたが、さすがにやけどするレベルだったので、外へしばらく流させてもらい、なおかつシャワーで水を入れることに。
あつ湯好きからすると邪道かもしれませんが、さすがに熱すぎました。
利用される方は注意したほうがいいと思います。

湯口周りにはかわいらしいカエルの置物も。

また、こちらの湯口は回せませんでしたが、析出物がすんごいです。以前は源泉として使われてたのでしょうかね。

あとは、大浴場ほどではないですがこちらもアメニティが充実してました。
景色の良い開放的な露天風呂「山波」
続いては露天風呂の紹介です。

「山波」と呼ばれる温泉がこちら。
柵も低く一番開放的な景色が望めるのがこの露天風呂。心地よい風と景色でゆっくりできました。
温度は41℃~42℃ほどで、不思議と少しとろみを感じる湯でした。

湯量も十分です。

またかけ湯用の器も用意されており、こちらはぬるめで思わず入りたくなりました(笑
プライベート感のある露天風呂「古木林」

続いてはこちらの露天風呂。

横長の広い浴槽で、景色はあまり望めませんが、屋根があるので太陽の日照りや雨をしのげるのが魅力ですね。

木造りの湯口から出る湯量も十分です。
温度はほかの浴槽同様の熱さでした。
一人で贅沢に利用できる露天風呂「鬼胡桃」

続いては、美しい陶器のような色のついた2つの小さな浴槽が楽しめるこちら。

2つにわかれた湯口から温泉が流れ、浴槽に注がれる。
水面が広がりオーバフローした温泉がこぼれていく。
なんという美しさ。扉を開けてみた映像に思わず感動しちゃいましたね。
写真じゃわからないのでぜひ現地で見てほしいところです。
そしてこの溢れた浴槽に入ったときの気持ちよさよ・・・。新鮮な温泉に体が満ちていく感覚。最高です。

ちなみにこちらにもかけ湯がありました。
新鮮な温泉を丸ごと楽しみたい方に一押しの浴槽です。
寝湯でじっくりくつろげる露天風呂「ゆ宝の湯」

続いてはこちら。(これだけ夜での撮影になってしまってすみません・・)
十分な広さですがここの魅力は手前側の「寝湯」が楽しめるということ。
横になりながら温泉に浸かれるのは一番リラックスできる体制ですからね。
寝湯があるのはこの浴槽だけなので、比較的利用している人も多かった印象です。
これはくつろいじゃいますからね。

こちらの湯量も十分なものでした。温度も他の浴槽と同じぐらいですね。
ちなみにここにはアメニティがないので、体や髪を洗えないので注意です。
「料理」絶品だらけの魅力的メニュー
料理も温泉に引けを取らないぐらい素晴らしいものでした。
なお、時間は
夕食:18:00~ 朝食:8:00~
となってます。夕食は少し早めなので注意しましょう。

ちなみに食事は別の個室でいただきます。なんとも美しいお部屋でしたね。
定番と地元の名物も楽しめる「夕食」
夕食からまいりましょう。

まずは食前酒で乾杯!

前菜たちです。真ん中の透明な容器にはゆばとウニが入っており、贅沢の極み。
牛肉の握り寿司もあり、のっけから豪華な品々でした。

定番のお刺身も美味。奥にある山形サーモンの「ニジサクラ」はごま油であえてあり、相性抜群でした。

そして一番驚いたのが、リンゴを丸々使ったグラタン。
この組み合わせが最高にマッチ。リンゴの香りが漂い、味付けさっぱり目のグラタンがうまい。

食べ終わった後はリンゴをそのまますべて丸かじり。料理とデザートを同時に味わえる一品。

出来立ての天ぷらは、専用のたれにつけていただきます。
こごみの天ぷらがうまいです。やっぱり山菜は天ぷらが一番おいしい。

お鍋はタジン鍋でいただきます。魚介のうまみが半端ない。スープも飲み尽くしちゃいました。


そしてメインのステーキは霜降りたっぷり。
アスパラ、ズッキーニ、しいたけと添える脇役も豪華です。
お肉にちょっとついてるのは柚子胡椒。これがまたいいアクセントになってさっぱり。

さらに山形名物の「芋煮」も用意してくださいました!
山芋のホクホク感と牛肉のうまみと、出汁がきいててめちゃくちゃ美味い!やはり山形に来たら食べたい一品。
あとはもちろんご飯もあります。

デザートはこれまた山形名物のサクランボに手作りのプリン。
久しぶりにおなかいっぱいで心も体も満たされました。
おかずいっぱいで豪華な「朝食」
夕食が豪華で素晴らしかったですが、朝食も手を抜いてません。

まずはこちら。定番の豆腐、納豆などをはじめ・・

夕食で登場するような豚肉のお鍋!まさか朝食でこんな豪華なメニューをいただけるとは。恐れ入ります。

オレンジジュース、ツナサラダなどうれしいメニューが並び、

そしてこちらも朝食としては豪華な焼き物。
バターをたっぷり使って風味が豊か。
鮭がないですが、北海道のちゃんちゃん焼きのような味噌とバターと魚介のうまみたっぷりの一品。
これがまたご飯と合う!最高です。

ちなみにご飯も山形産の「はえぬき」。地元の名産を色々食べられるのがうれしいですね。

デザートのヨーグルトも複数のフルーツでうれしい心遣い。
本当に大満足の料理でした。ぜひここで山形の魅力を味わってみてください。
「まとめ」すべてにおいて贅沢な宿
赤倉温泉「しゃくなげ荘」は、温泉好きでなくとも満足できる素晴らしい宿でした。
6か所の貸切風呂を好きな時間に独占できて、料理は絶品、部屋は広くてゆったり。1日3組限定ということもあり、余分なストレスが何もないのが最高です。
こんな方にお勧め
- 貸切風呂でゆっくり温泉に浸かりたい方
- 地の幸を活かした絶品料理を味わいたい方
- 静かな宿で心身ともにリフレッシュしたい方
- 宿で贅沢な一日を過ごしたい方
温泉、料理、お部屋とすべてにおいて満足度の高いお宿。
温泉宿で贅沢を味わいたい方にぜひ泊まっていただきたい一軒です!
なお、一日3組限定ですので、予約はお早めにすることをお勧めします。

