今回は岐阜県の「新穂高温泉」(しんほたかおんせん)についてです。
岐阜を紹介するのは初めてかな。
関東に住んでいる身としては、
岐阜はけっこう遠いところのイメージでしたが、
じつは良い温泉たくさんありますよね。
とくに岐阜県高山市は温泉の宝庫。
その一角を奥飛騨温泉郷という風に呼ばれてますね。
奥飛騨温泉郷(おくひだおんせんごう)は、岐阜県高山市(旧国飛騨国)にある5つの温泉の総称(温泉郷)である。平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉から構成されている。
新穂高温泉については・・・
温泉街は広範囲に広がり、最奥部の「新穂高地区」、栃尾温泉寄りの「蒲田地区」、高台に位置する「中尾地区」の3地区に分かれ、それぞれ源泉が違う。
開湯時期は不明。戦国時代には武田信玄の家来が入湯したとも言われることから、開湯はそれ以前と考えられる。
戦後の登山ブームによりこの地を訪れる登山者が急増し、北アルプス登山の拠点となった。
(Wikipediaより)
戦国時代の武田信玄の家来が入っていたといわれてるらしく、
それより前にある温泉だろうということで、かなり歴史のある温泉ですね。
(ちなみに戦国武将が愛した温泉ってのも各地でいろいろありますよね、
そんな特集もできたら面白いかも・・)
今回はその中で「旅館 焼乃湯」さんにお邪魔しました。
こちらは日帰りでも貸切入浴が可能な貴重なお宿。
しかも一人800円!貸切でこの安さはかなり貴重です。
そしてその浴槽は貸切にはもったいない大きさでした。
北アルプスの山々の恵みを感じながら温泉を満喫できます。
新穂高温泉 旅館 焼乃湯
住所 | 〒506-1422 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾365 |
TEL | 0578-89-2704 |
料金 | 800円 |
営業時間 | 12:00~17:00 |
公式HP | 奥飛騨温泉の源泉かけ流しの旅館 焼乃湯 |
■温泉データ
源泉名 | 中尾高原温泉組合1号泉(共同源泉) |
泉質 | 弱食塩泉(緩和性低張高温泉) |
源泉温度 | 94.9℃ |
湧出量 | – |
pH値 | 7.8 |
色 | 無色透明 |
におい | (無味)無臭 |
(公式HP等を参照)
新穂高温泉には3つの地区があるそうですが、
焼乃湯さんはその中でも高台に位置する「中尾地区」なので、
場所的には奥側になっています。
焼乃湯というだけあって、
やはり日本百名山である「焼岳」からきてるネーミングなのかな。
焼岳は北アルプス系の中では、
確か唯一の活火山なので、その恵みである温泉なのでしょうね。

入り口がこちら。
ちょうど雪が降っていたので寒かった・・。(1月に訪れました)
だいぶ積もってきてました。
この中尾地区までの道のりは、高台にあるだけあって、
しばらく坂道が続きます。
車で行く場合、雪の季節は特に注意して運転したほうが良いでしょう。
受付で日帰り入浴のお願いをしたのですが、
貸切で入る場合はちょっと注意が。
他の人が入っている場合は待たないといけませんでした。
なので、10分ぐらいかな・・待ちました。
そして待ちに待った貸切風呂!

こちらは貸切じゃないノーマルの露天風呂。(男女別です)
こっちもちょっと覗いてみました。

浴槽は一枚じゃ収まりきれんぐらいの大きさでした。
続いて貸切露天風呂です。

「地獄釜の湯」がこちら。
この名称、入ってみてすごくいい得て妙だと思いました(笑
というのも雪が降る季節ではだしになると、
めちゃくちゃさむい!
足が凍るっていうのはこのことだと思ったのですが、
だからこそすぐに温泉に入ろうとするじゃないですか?
そしたら、温泉は熱い!
体感で42℃ぐらいだったかな。
寒いと熱いのダブルパンチでなかなか浸かれなかったのです・・。
ちなみにここの源泉温度は「94.9℃」らしい。
もちろん温泉の管を通したりして、
なるべく適温の状態で湯口から出るようにしているんでしょうが、
(加水もしているのかな?)
かなり熱く感じましたね。
おそらく体が冷え切っていたのもあると思います。
いやぁ、慣れるまでが大変でした。
まさに「地獄釜」(笑
(意味は全く違うと思われます)
泉質でいうと、無色透明でにおいもほとんどないのですが、
ほんのり何とも言えない香りがします。
硫黄とも鉄とも違うんですけどね、
なんなんだろう。この匂いに名前を付けてみたいものだ・・。
(以前行った銀山温泉の匂いに近いような気がします)


続いては「見峰の湯」。
こっちは岩風呂と木の風呂と2か所ついていてお得感あります。
なんという贅沢・・。
こっちも地獄釜の湯と同様になかなかの熱さでした。
しかし温泉の泉質なのか、とても温まりましたね。
というかあまり長く入ってられなかった(笑
成分も強いしなかなかの熱さだったからかも。
そして地面が岩なので、非常に冷たいのですよ。
ずっと素足で立ってると足が凍えます・・。
以上、「旅館 焼乃湯」いかがだったでしょうか。
熱めの温泉ですが、冬であれば雪が舞う中、
雰囲気のある露天風呂を貸切で満喫できます。
(冬は足が寒いですが 笑)
露天風呂の日帰りで貸切ってなかなかないですからね。
しかも800円というリーズナブルさ。
奥飛騨温泉郷に来たら寄って行って損はないと思います。
宿泊もできるそうなので貸切にゆっくり入りたい方はそちらもぜひ。