【休業】奥塩原新湯温泉「むじなの湯」日帰り|足元自噴とアブラ硫黄臭が癖になる共同浴場

栃木県那須塩原市の山奥、日塩もみじラインを分け入った先にある奥塩原新湯温泉

その温泉街の一角に、共同浴場好きたちの間で大きな支持を集める湯があります。

むじなの湯」は、木造の小さな浴槽の底から源泉が直接湧き出す「足元自噴」という、きわめて贅沢な湯使いの共同浴場です。硫黄と油っぽい香りも癖になる個性派の温泉です。

むじなの湯はこんな施設

  • 浴槽の底から源泉が直接湧き出す「足元自噴」
  • 硫黄臭に加えアブラ臭が漂う個性派温泉
  • 木造のこぢんまりした浴槽の鄙びた共同浴場

ほかでは体験できない原始的な湯使いと、温泉通をうならせる個性を持つ一湯です。

(2023年訪問時の記事です)

※むじなの湯を含む奥塩原新湯温泉の共同浴場3か所(寺の湯・中の湯・むじなの湯)は、2024年12月より利用を休止しています。現時点で再開時期は未定です。

栃木県 奥塩原新湯温泉「むじなの湯」

住所栃木県那須塩原市湯本塩原(奥塩原新湯温泉)
電話番号0287-32-4000(塩原温泉観光協会)
日帰り入浴管理協力金 300円(料金箱へ投函)
日帰り営業時間9:00〜16:00頃(清掃休業日あり)
定休日不定休(※2024年12月より長期休業中。訪問前に必ず観光協会へ確認を)
公式サイト塩原温泉観光協会

周辺の環境と立地

むじなの湯は、東北自動車道「西那須野塩原IC」から国道400号を経由し、さらに日塩もみじラインを進んだ奥塩原新湯温泉に位置しています。

ICからは約30〜40分。公共交通機関を利用する場合は、JR那須塩原駅からバスで塩原温泉バスターミナルまで約60分、そこからタクシーを利用するのが現実的です。

山深い立地のため、マイカーでの訪問が圧倒的に便利です。

周辺でおすすめの観光スポット

硫黄山(湯畑)(徒歩すぐ) 新湯温泉街のすぐ脇に広がる斜面から、硫黄を含んだ温泉が白煙を上げながら湧き出る光景は壮観そのもの。地球の力を目の当たりにするような迫力があり、温泉好きなら足を止めずにはいられません。

大沼公園(車で約5分) 水芭蕉の群生地として知られる静かな湿原公園。木道が整備されており、春の水芭蕉、初夏の新緑、秋の紅葉と季節ごとに異なる表情を楽しめます。

日塩もみじライン(ドライブルート) 奥塩原から日光を結ぶ有料道路で、特に秋の紅葉シーズンは関東屈指のドライブルートとして有名です。

こちらの共同浴場はちょうど宿の「渓雲閣」の裏に位置してます。

こちらは日帰りで貸切露天風呂も楽しめるので、非常におすすめです。

その「渓雲閣」から回って階段を下っていきます。

男女別の小さな共同浴場。左側の箱にお金を入れましょう。

脱衣所は何もなくなんともシンプル。渋い共同浴場らしさ満点です。

「温泉」乳白色の硫黄臭漂う湯

むじなの湯には一槽の内湯があります。木造のこぢんまりした浴室に、小ぶりな浴槽がひとつ。

装飾も余計な設備も一切ない、温泉の本質だけを突き詰めたような空間です。

なお、温泉分析書は見当たりませんでした。一般的な情報によると、奥塩原新湯温泉の泉質は酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)とされているようです。

足元自噴の内湯

浴室がこちら。全体が木造りの古びた雰囲気。アメニティやシャワーなどないこれぞ共同浴場。

通常かなり熱いらしかったのですが、この時は適温でした。前に誰かが水で調整したのかもしれません。

当時はあまり気にしてませんでしたが、足元湧出ということでそのダイレクトな感覚は伝わってきました。

そしてとにかくにおいが独特で、アブラ臭と硫黄臭が混じり合った独特の香りが立ち上り、浴室全体を満たします。

このにおいは本当に唯一無二で、癖になる香りです。一度味わってほしいものです。

「まとめ」マニア心をくすぐる渋めの個性派温泉

奥塩原新湯温泉「むじなの湯」は、装飾も余計な設備も一切持たず、ただ源泉の個性だけで勝負する共同浴場の極みのような存在です。

足元自噴のアブラ臭漂う硫黄泉は唯一無二の体験。

温泉好きほど刺さる、本物の魅力を持っています。

こんな人におすすめ

  • 共同浴場の鄙びた雰囲気が好きな方
  • アブラ臭・硫黄臭といった個性的な温泉を求めている方
  • 足元自噴という贅沢な湯使いを体験してみたい方
  • 塩原温泉郷のマイナー・穴場温泉を巡り歩くのが好きな方

現在は長期休業中ですが、いつか再開された際には、ぜひ最初に駆けつけたい一湯です。

再び白濁の湯が浴槽から溢れ出す日を、静かに待ちたいと思います。