突然ですが、長野県にある鹿教湯温泉(かけゆおんせん)はご存じでしょうか。
長野県といえば温泉大国になりますが、その中でも知名度の高い温泉かなと思います。
鹿教湯温泉とは・・
鹿に姿を変えた文殊菩薩が、信仰心の厚い猟師に温泉の場所を教えた、という開湯伝説がある。温泉名もこれに因み、鹿が教えた湯すなわち鹿教湯という。
温泉地にある文殊堂には、行基が彫った文殊菩薩像が安置してあり「日本三大文殊」の一つとされる。
行基の弟子の円行がこの地に持ってきた時には既に温泉は湧いており、約1200年前には開湯していたとされる。
(Wikipediaより)
こちらも歴史によれば1200年前には開湯していたとある通り、かなり歴史の長い温泉ですね。
鹿教湯温泉という名前も非常に面白い。
(これ初めて見た人はたいてい読めないですよね 笑)
今回はその中の一つ、「ふぢや旅館」の日帰り入浴に行ってまいりました。
熱めの温泉と内湯からは内村川を望みながら温泉を楽しめます。
鹿教湯温泉 ふぢや旅館
住所 | 〒386-0323 長野県上田市鹿教湯温泉1373-3 |
TEL | 0268-44-2204 |
料金 | 800円 |
営業時間 | 10:00~15:30 |
公式HP | 源泉かけ流しで一人旅歓迎 鹿教湯温泉 ふぢや旅館 |
■温泉データ
源泉名 | 鹿教湯温泉混合湯 (鹿教湯温泉2,3,4,6号泉と大塩5号泉) |
泉質 | 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 45.9℃ |
湧出量 | – |
pH値 | 8.1 |
色 | 無色透明 |
におい | 微硫化水素臭 |
(温泉分析書より)
鹿教湯温泉にはいくつかの温泉宿があり、
こちらの宿はその温泉街の一角にあります。

入り口がこちら。
車で行く場合、宿の通りがせまく、駐車場も宿のさらに奥なので、結構大変かも。
ちなみに宿からさらに奥へ歩いていくと、「文殊堂」という立派な建物があります。


こんな感じですね。荘厳な雰囲気があります。
歩きで数分なので、時間があれば行ってみてください。
さて、ふぢや旅館の温泉のほうに参りましょう。

こちらが大浴場。
結構広めです。

ちょっと角度違いのもう1ショット。
後ろには木々が生い茂っております。


窓際の写真。
眼下には内村川があるのが見えるでしょうか。
内湯ではありますが、大きなガラス窓により、
外の景色も楽しむことができます。
(というかよく見るとガラスにひびが入ってて怖い・・笑)
訪れた季節は10月、木々の中でも少しずつ赤色っぽくなっていて、秋の訪れを感じましたね。

大きな浴槽以外にこの小さな浴槽があります。
これはおそらく源泉100%のものだと思うのですが、
かなり熱いです。
また、コップも置いてあったので飲めるそうです。
味は無味無臭で癖がなくおいしかったです。(ただ熱いので口のやけどに注意 笑)
こっちの小さいほうはすぐにあきらめたので、
メインの浴槽のほうに入ります。
メインもそこそこ熱めに感じました。
40℃、41℃ぐらいはあったかなぁ。
でも心地よい。慣れてしまえばいい感じの温度感になります。
においはほんのりですが硫黄っぽい香りがしたかな。
でもほとんど無臭で癖のない泉質です。
癖はないですが、肌への刺激も少なく、リラックスできるでしょう。

でました、アニマル湯口。
今回は牛かな?
牛の中でも気性が荒そうな闘牛といったところか。
鼻の下から荒々しく温泉を放出しておりました。
鼻周りには白い析出物が。
成分が濃いのでしょうかね。
その源泉がけっこうあついので、
近くにいると熱くてしんどくなってきます(笑
アニマル湯口とは適度な距離を取って浸かりましょう・・。
ちなみに、近くでは食事ができるお店が数件あり、
この時は「辰巳屋」さんというお店で食事をしました。

温かい鶏肉のそば。
そばも鶏肉も普通においしくいただけました。
メインはそばですが、
かつ丼やラーメンもいただけるそうです。
以上、鹿教湯温泉 「ふぢや旅館」でした。
大浴場から見える自然の景色を楽しめますし、
飲料もできる温泉。
ちょっと熱めな温泉好きな方には特におすすめします。
歴史のある鹿教湯温泉を味わってみてください。