裂石温泉「雲峰荘」宿泊|源泉26℃の冷泉と加温の交互浴を満喫しよう!

夏にはぬるい温泉や冷たい温泉に入りたくなります。

冷えた体を温かくしてくれるのが温泉のイメージですが、暑い体をクールダウンしてくれる温泉というのも存在するのです。

今回は暑い季節に入りたい山梨の名湯をご紹介。

それが裂石温泉(さけいしおんせん)「雲峰荘」(うんぽうそう)です。

雲峰荘はこんな宿

  • 源泉26℃の冷泉を持つ
  • 源泉と加温の浴槽があり交互浴できる
  • 山の幸を活かしたヘルシーな料理

うだるような暑い季節には特におすすめな冷泉の名湯です。

ぜひこの記事で宿と交互浴の魅力が伝わればうれしく思います!

(2022年に訪れたときの記事です)

山梨県 裂石温泉「雲峰荘」

住所〒404-0022
山梨県甲州市塩山上萩原2715-23
TEL0553-32-3818
公式HP山梨県 甲州市 裂石温泉雲峰荘
日帰り入浴不可
チェックイン
チェックアウト
14:00~
〜11:00
クレジットカードの利用可能(JCB、AMEX、VISA、MASTER、Diners、DC、UFJ、NICOS)

犬や猫がお出迎えの宿

宿へは車で向かいました。最寄りのICは「勝沼IC」。

ちなみにこのあたりはぶどうや桃などフルーツがとても美味しい地域です。

果樹園もたくさん軒を連ねていますので、機会があれば立ち寄ってみてほしいところです。

ICを下りてからは北へ向かっていきます。約20分ほどでたどり着けるでしょう。

百名山である大菩薩嶺のふもとに位置します。

赤い橋を渡って宿に到着です。

ちょっと坂道になってます。

屋根の方をよく見ると、ハチの巣!?でかい・・・。

これにスズメバチとかがいるとしたら恐ろしすぎますね・・。

入り口にはワンちゃんがお出迎え、結構声が大きかったです。

そして自由な猫ちゃんたちも。

こちらが入り口になります。

木で作られたお洒落な看板と、フクロウの像がかわいらしい。

秘湯を守る会の宿のようです。

館内でも自由な猫ちゃん。愛らしいです。

木で作られた手作りの椅子などがいい雰囲気。

ちなみに・・

翌朝にはフルーツや卵などが販売されてました。

こういったところでしか手に入らない品々かも。

「お部屋」基本的なアメニティのそろう和室

トイレ共同(特別室「けやき」のみ部屋付き)
冷蔵庫あり
エアコンあり
Wi-Fiロビー付近のみ
テレビあり
タオル・浴衣あり

今回宿泊したお部屋はこちら。ザ、和室。

窓からは赤い橋を望めました。

小さいながらテレビが備え付け。

エアコンも完備。暑い時期でも涼めるのがありがたい。

冷蔵庫もあります。

浴衣とタオルのセットも用意されてました。

左手のかごは温泉に行く際に利用できます。

古さを感じる部屋ではありましたが、掃除が行き届いており清潔でした。

宿の方の丁寧さを感じましたね。

またトイレと洗面所は部屋外の共同。そこもきれいでしたが、気になる人は注意です。

(特別室「けやき」は寝室(ベッド)、トイレ、洗面所付きのお部屋になっているようです)

「温泉」2つの大浴場と混浴露天

温泉は男女別の大浴場が1つずつ(交代制でどちらも入れます)

また宿から結構歩く必要がありますが、混浴の露天風呂もあります。

大浴場は源泉26℃の浴槽と加温された二つの浴槽があり、交互浴が楽しめるのです。

露天風呂は加温のみで、結構熱かった記憶です。

■温泉データ

源泉名裂石温泉雲峰莊
泉質単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
源泉温度26.6°C(気温25.5°C)
湧出量55.7L/min(自噴)
pH値9.9
無色澄明
味・におい無味無臭

ちなみに紙の分析書は見当たらず、木で彫られた分析書でした!手間がかかってます。

大きな岩風呂の「大浴場①」

まずは大きな岩風呂と加温の温泉が別々に分かれた浴室。

どーん!でかいっすね(笑

こっちが源泉26℃の冷泉。

そして奥の四角い浴槽が加温されたもの。

これらをうまく利用して交互浴をしていきます。

岩の隙間から源泉が流れます。

またホースからも流れてました。

加温された方にも源泉(おそらく)が。

そして浴槽内に取り付けられた湯口から温かいのが流れていました。

訪れたのは暑い季節でしたが、さすがにいきなし26℃は寒いので、まずは加温から。

40℃ほどの湯温でじわじわと温まります。

そこから源泉の岩風呂へダイブ

最初は冷たい!と感じるかもですが、徐々に慣れてくると気分は最高。

体の中は温かいですが、外側はつめたく体がクールダウンされていくのが気持ちよいのです。

そして体が冷たくなってきたら再度加温へダイブ

まるで冬の寒いところから温かい部屋へ入った時のような心地よさ。

この繰り返しが病みつきになります。

そうして何度も温泉に入るのが交互浴の醍醐味です。

時間もあっという間に過ぎていきます(笑

最高ですね。

なお、洗い場もあります。

オリジナルのボディソープがかわいらしいデザイン。

入浴前にしっかり体を洗いましょう!

タイルの浴槽が美しい「大浴場②」

続いて男女の浴槽が入れ替えられてもう一つの方に入ります。

どうでしょうか、このスケール感。

個人的にはこっちの方が源泉と加温の浴槽が近くて好きでしたね。

左側が源泉26℃。右側が加温された方です。

左側の太い蛇口より豊富に流れる源泉・・気持ちよかったなぁ。

ご覧のようにクールダウンできたらすぐに加温風呂に飛び込めるのが最高でした。

加温の方はここからポコポコ温泉が出てました。

加温も40℃ぐらいで熱すぎないのがたまらなかったですね。

ちなみにこっちの洗い場はご覧のような感じ。

ちょっと熱めの「混浴露天風呂」

最後は宿から少し歩いて行ける混浴風呂。

なお利用時間は、6:00~22:00までで、

19:00~21:00までは女性専用時間となります。

なかなかに遠いです。

しばらく歩くとご覧のような看板が見えてきます。

この中に入ります。(一見普通の家みたいでした)

脱衣所は木の色が結構新しめできれいでしたね。

浴槽がこちら!手前の大きいほうが少しぬるめで、奥は熱めでした。

熱い小さめの浴槽の上にはでっかい岩が!

地震とか来たら落ちるのでは?という若干の怖さがありました。

入ってみるとこんな景色です。不思議な感じ。

岩の隙間からドバドバでてましたが、これは加温したやつだと思います。

42℃ぐらいあったかな、結構熱めでした。

大きいほうも41℃ぐらいかな、なのであんまりゆっくりできんかったですね。

よく見ると天狗のお面が。ちょっとだけ不気味に感じたのでした・・。

「料理」山の幸がおいしい

料理は素朴ながら山の幸を活かしたメニュー。

個人的には大満足の料理でした。ちなみに大部屋でいただきます。

デザートは桃が1つ丸ごとの「夕食」

まずは夕食から。

じゃーん!どうでしょうか?

山菜やお刺身、川魚の塩焼きなど、派手さはないですが

どれも山の宿ならではの内容で素晴らしかったです。

なおかつヘルシーですしね!

またこのそうめんとつゆが最高にマッチ。

暑い夏の季節にずるずると行けちゃうやつです。正直麺がもっと欲しかったですね(笑

日本酒も進みます。

ご飯とみそ汁の黄金コンビ。

そして締めにはデザートの桃が出てきました。

丸ごと一ついただけるのが最高に贅沢でした。

山梨ならではのデザートです。

青い卵が珍しい「朝食」

朝ごはんも素晴らしい内容でした。

お魚、卵焼きなど定番ものから、取れたての卵なども提供してくれました。

世にも珍しい青い卵。アローカナといわれるそう。

この卵かけご飯が絶品でした。最高にうまかった。

朝のデザートはプラム!これまた贅沢なフルーツです。

ロビーでも朝販売してました!

「まとめ」夏は冷泉の交互浴で決まり!

裂石温泉「雲峰荘」、素晴らしい宿でした。

なにより体が火照る季節での冷泉と加温の交互浴何物にも代えがたい気持ちよさ

昔は温泉に入って「極楽、極楽」というセリフをよく耳にしましたが、

まさに「極楽」。この世の天国かな?っていうぐらい最高なのです。

こんな人にオススメ

  • 暑い季節に体をクールダウンさせたい方
  • 何度も交互浴してこの世の天国を味わいたい方
  • 山の幸を活かした料理を味わいたい方

温泉よし、料理良しの素晴らしいお宿。

ぜひ一度味わってみてください、きっと病みつきになるでしょう!

■温泉の動画はこちら