突然ですがクイズです!「棧温泉」これは何と読むでしょうか?
・・・・・・。
答えは(かけはしおんせん)。「かけはし」と読めたらあなたはすごい!
今回はそんな読むのが難しい温泉、「棧温泉」についての紹介です。
こちらの温泉、源泉の温度がめちゃくちゃ低く、その温度なんと13℃!立派な冷泉です。
流石にそれだけだと寒くてしんどいですから、加温したものと源泉の2つの浴槽があります。
交互浴ができて、特に夏は最高だとおもいますが、今回はなんと12月(笑
源泉は流石には入れませんでしたが、
温泉の質はよく、また眼下に木曽川が見える素晴らしい景色。
それらを堪能できる宿をレビューしたいと思います!
(2020年に訪れたときの記事です)
棧温泉
住所 | 〒399-5601 長野県木曽郡上松町上松1350−3 |
TEL | 0264-52-2276 |
日帰り入浴 | 大人:700円 / 小学生:450円 小学生未満:無料(大人1名につき1人まで) |
営業時間 | 9:00~21:00 (月数回の不定休有り) |
公式HP | 木曽の温泉旅館 棧温泉旅館 – 桟温泉HP |
■温泉データ
源泉名 | 棧温泉 |
泉質 | 単純二酸化炭素冷鉱泉 (弱酸性低張性冷鉱泉) |
源泉温度 | 13℃ |
湧出量 | 70L/min(掘削による動力揚湯) |
pH値 | 5.2 |
色 | ほとんど無色透明(薄茶色) |
におい | 鉄臭 |
(温泉分析書より)
棧温泉 宿泊
宿について
少し棧温泉の概要を記載すると、
木曽の棧(きそのかけはし)は、長野県木曽郡上松町の旧国道19号(現上松町道)の下にある橋跡で、長野県の史跡、日本百名橋の番外の1つである。
歌枕としても知られ、近くには「棧温泉」、木曽川右岸道路には「木のかけはし」がある。
(Wikipediaより引用)
おそらく名前の由来は近くにある「木曽の棧」という橋からきているのではないかと思われます。
さて、宿へは車で向かい、長野自動車道の「塩尻IC」を下りた後は、いわゆる木曽路(中山道)を進んでいきます。
その道中たくさんの宿場があり、看板がたくさん出てくるのが雰囲気合ってよかったですね。
しかし結構長かった・・。

宿に近づくと、付近にでっかい橋がありました。
この写真から見て左側が宿です。
12月の終わり、雪もたっぷり積もっていました。
この橋を渡ってすぐ左手に狭い入口があります。
駐車場は宿の下側に位置しており、ちょっと停めづらいかもしれません。

宿を拡大するとこんな感じ。
右手がメインの宿で、左手は温泉のある建物です。
温泉に行く場合は部屋から結構歩きます・・。

到着してみられる景色。雄大な木曽川が穏やかに流れておりました。

こちらが入り口。
年末だったので新年の飾りもありますね。
さて、受付を済ませてお部屋への案内になります。

http://www.kiso.ne.jp/~kakehashi.ag/menu2.htmlより引用
今回は山側の6畳のお部屋。
ちょっと小さかったですけど、少人数で過ごす分にはいいかな。
(訳アリプランを選んでたのでその分お値打ちでした)
お部屋にトイレはありませんでした。
冷蔵庫もなかったかな。
お世辞にも清潔とは言えませんでしたが、元々古い建物なので、仕方ないかもしれません。
温泉について
さぁ、寒かったのでさっそく温泉へまいります。
上記でもお伝えしましたが、温泉は泊まるお部屋の建物とは別なので、結構歩きました。

脱衣所への入り口がこんな感じ。
ここら辺まではスリッパで行くんだっけかな。
右手には竹林があって結構な迫力。そしていよいよ浴槽へ・・。

でました、こちらがその浴槽。
奥側が加温
手前側が源泉
となってます。

窓からはあの大きな赤い橋が良く見えます。
また、眼下には雄大な木曽川も。
内湯でも景色が良いです。
お風呂場は横長の作りで、洗い場もけっこうたくさんありました。
そして温泉は茶色っぽい色をしています。
加温のほうに入ると、あったかくてちょうどいい。
ちょうど12月の冬だったのですが、体にしみましたねぇ。
39℃ぐらいだったかな。絶妙な湯加減です。

こちらが湯口になります。結構ドバドバ出てました。
加温した後のお湯が出ている感じですね。
源泉が13℃とはいえ湧出量が70L/minなので、結構豊富な湯量なのでしょう。
臭いは鉄っぽい感じでしたね。
ただそこまで強烈なほどではなかったです。
ほんのり鉄臭がしました。
茶色の温泉で鉄の匂いがする温泉は多い印象です。
そしてあったまったら源泉にも挑戦しようと思いましたが、
流石に寒くてダメでした(笑
あったかいのとぬるいのを交互に入ると、
とても気持ちいいんですが、流石に13℃はね・・(汗
全身浴は無理でしたが、手を入れるぐらいはやりました。
それぐらいなら気持ちよかったですよ。
あとは加温の浴槽の位置も重要で、源泉側のはじっこにいると、
時折冷たい源泉が混ざってきて、すごく気持ちいいのです。
これで長居することができました。
ちなみに24時間いつでも入れます。
また、昔は混浴の露天風呂もあったらしいです。

https://konyoku.tvlplus.net/repo/nagano/kakehasiより引用
すんません、お写真拝借しました。
これも入ってみたかった・・。
維持費が大変とのことで今はやってないそうですが、いつか再開してくれることを願います。
料理
続きましては料理です。
手作りの温かい料理が待ってました。
まずは夕食から。

馬刺しや川魚、お肉などどれも美味しくいただきました。
定番?の茶わん蒸しもよかった。

天ぷらも揚げたて。ニンニクの存在感がすごい(笑

炊き込みご飯がこれまたよかった。
白米もいいけどこれだけ凝ってるとうれしいですよね。

そばとデザート。
そばは年末なので年越しそばに。気遣いがうれしいです。
量も多かったのでおなかもいっぱいでした。
大食漢も満足できる量だと思います。
朝はこちら。

年が明けましたので、料理も新年仕様。
結構貴重なメニューかな。
定番のお節料理が並んでました。

お魚。朝飯といえば「鮭」が多い中貴重なメニュー。

温かい湯豆腐。寒い冬には沁みました。

もちろんお雑煮も。
お出汁がおいしかった記憶があります。
年末年始には毎年いろんな温泉宿に泊まってますが、中にはお正月の料理を手抜きしているところもあったり・・・。
しかしこちらの宿はしっかり作ってくれてました。
年末年始はやっぱり特別な時間を過ごすので食事もこだわってくれるのがうれしいですね。
まとめ
以上、棧温泉でした!
今回じゃらんの訳アリプランだったため、6畳で景色のない比較的狭い部屋でしたが、川が望める展望の良いお部屋もあるようです。

http://www.kiso.ne.jp/~kakehashi.ag/menu2.htmlより引用
こんな感じかな。
より良い景色を楽しむならそちらもありですね。
宿内は正直綺麗とは言えませんでしたが、
(掃除にもっと力を入れるとさらに良い宿になると思うんですけどねぇ)
温泉は素晴らしく、13℃の冷泉はなかなかないと思いますし、独特の鉄泉を楽しむことができます。
料理も品数が多く量も多く、美味しくいただけました。
また、訳アリプランだったためお値段も11000円ほど。
(通常年末年始はもっと値段が高いところが多い)
それも考えるとなかなかコスパの良い宿だと思います。
冬も風情があってよかったですが、やはり冷泉なので夏こそ輝くかもしれません。
交互浴できますし、暑い夏にもぜひ訪れてみてほしいです。