2021年の3月ごろ宿泊した温泉の紹介です。
新潟県の阿賀野市にある咲花温泉(さきはなおんせん)です。
開湯は1954年と新しいが阿賀野川の河畔に湯の花が咲いていることから発見された自然湧出の温泉である。また、この湯の花が咲いていることに因み、元々の「先鼻」の地名を「咲花」に改名し、温泉地としてPRしていった。
以後、阿賀野川ラインの観光拠点として発展を遂げるようになるが、比較的交通アクセスが悪かったため(磐越自動車道も阿賀野川を隔てた阿賀野市側を走るがインターチェンジは設置されていない)、越後湯沢温泉や月岡温泉のように大型資本が流入せず、中小の宿が集まり、ほどよく鄙びた温泉街を形成している。
(Wikipediaより)
そんな咲花温泉の中で今回宿泊したのは「一水荘」さんです。
咲花温泉は数年前初めて訪れたのですが、
その美しい緑の湯と、入った瞬間心地よい気持ちよさが訪れるその泉質に惚れておりました。
今回はその温泉を心行くまで満喫しました。
全国にはいくつか緑の温泉はありますが、その中でも特にお勧めできる温泉です。
咲花温泉 一水荘
住所 | 〒959-1615 新潟県五泉市佐取7209番地 |
TEL | 0250-47-2231 |
公式HP | 新潟県 咲花温泉 一水荘 公式ホームページ |
電車で行くなら、JR磐越西線の「咲花駅」になりそうです。 車で行くなら、磐越自動車道から一番近いIC「三川IC」から、しばらく国道49号を走り、阿賀野川をまたがる大きな橋を渡って少し戻ったところにあります。
■温泉データ
源泉名 | 咲花温泉 6号 |
泉質 | 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉 (弱アルカリ性低張性高温泉) |
源泉温度 | 48.3℃ |
湧出量 | – |
pH値 | – |
色 | エメラルドグリーン |
におい | 硫黄臭 |
(温泉分析書より)
pH値は載ってませんでしたが、アルカリ性なので高いと思われます
咲花温泉 一水荘 宿泊
宿について
宿へは、車で向かいました。
高速道路の「磐越自動車道」にて、福島からひたすら西へ向かいます。
途中一車線になったり結構長いので運転慣れしてないとしんどいかも・・。
近づくと阿賀野川が見えてきます。
咲花温泉は阿賀野川の南側に位置します。
そして到着。

目の前に線路が通っています。
「磐越西線」です。

線路をまたいで左手に見えるのがこちらの入り口。
ちなみにこの周りの木々は、実は「桜の木」らしいです。
今回3月の下旬だったのですが、ちょっと早くてまだ蕾が付き始めたぐらいでした。
もうちょい遅ければ、かなり奇麗な桜と電車のコラボレーションがみられたかもしれません。
受付を済ませ中へ。

公式HPより引用:http://www.issuisou.com/room/index.html
部屋はこんな感じだったかな。
スタンダードですが、トイレもありますし冷蔵庫もついており、
特に不便なところはなかったです。
どこかが特に汚れているなどもなかったですし、快適に過ごせました。
温泉
さて、いよいよお待ちかねの温泉です。
毎回早めに着くため一番風呂を狙っていくのです(笑
内湯
まずは大浴場。

でました、これが噂ののエメラルドグリーンの温泉。
美しい・・。
左と右とで色が若干異なります。
左がぬるめ
右が通常
となっていて、湯口は右から出てきています。

わかりますかね、左右で色が違うのが。
左側は乳白色に近いかな。そちらは右から来た湯が流れていくのでぬるめになるのです。
これがまたいいですよね、いわゆる「交互浴」でエンドレスで入っていられるのです。

右側のアップと外の景色です。
外も庭園のようになっていてなかなか。
外の左手には電車が時折走ってくるので、上手くいけばみられるかも。

ちなみにこちらが早朝の写真。
神々しい光が伝わるでしょうか。
時間帯によっても違う表情を見せてくれるのが温泉の魅力。
さて、まずは右側のノーマルに入ります。
最初はちょっと熱いかな・・と思いますがすぐに慣れてきます。
そして体中に伝わる癒しの気持ちよさが。
何とも言えない心地よさなのですよ。
本当にいい泉質だと思います。
ほのかに香る硫黄臭もたまりませんね。
あたたまってきたら左のぬる湯に入りましょう。
最初はぬるく感じますが、だんだんとこれまた慣れてきて心地よくなります。
ぬる湯は眠くなりますよね。これが至福の時なのだと思います。
露天風呂
続いては露天風呂です。こちらは貸切になってます。
※受付時に予約しないと入れませんので、お忘れなく。

周りは写真のように囲われていて、誰かに見られることもなく
リラックスして入れます。
大浴場は木とタイルの浴槽でしたが、岩の浴槽もいいですね。
こっちは岩だったからなのかな、大浴場よりも温度が高く感じました。
泉質はどっちも同じようです。
この咲花温泉、一水荘さんも公式HPで
「咲花温泉の魅力は、入ったときの包み込まれるような柔らかい感覚。そして体に染み入ってくるような感覚です。」
と謳っておりますが、まさしくその言葉通りの心地よさなのです。
泉質がいいからなのでしょうね。
本当に絶妙なバランスで、初めて入った時のあの気持ちよさは今でも脳裏に残っています。
詳しくはHPの温泉ページを見ていただければと思います。

食事
まずは夕食から。
夕食は大部屋でした。コロナ禍の中でしたが、席は広めにとってあり、
対策はしっかりしているような印象です。

メインの前のルービー。
貸切風呂を出ての夕食だったので、まぁうまいっすわ(笑
といっても私はいつも一杯で十分なんですけどね。

前菜。
細かな料理がたくさん出てきます。
どれもちょうどいい味付けで、癖もなく美味でした。

続いてお刺身。
作りが凝っていてしゃれています。
量も個人的にはこれぐらいがベストかな。
お刺身は量が多いと食べきれなかったりするので‥。

なべ物。入ってるのはお魚だったかな。
出汁がきいてるので、そのままいけちゃいます。

個人的に一番記憶に残る料理。
お芋と餡が絶妙に絡んで、最高の一品に。
これはうまかったなぁ。
この後ご飯とお味噌汁?が運ばれてきました。

最後デザートはプリン。
これまた手作りのようで、甘さ控えめのプリンの上に、
カラメルが絶妙に絡んで美味でした。
デザートにふさわしい逸品。
全体的に味付けも程よくて質の良い料理でした。
料理長の腕が良いのでしょうかね。
続いて朝食です。

小分けにされた料理がこれまたしゃれてますね。
アルミ包みにされたお魚(だったかな・・)も熱々で召し上がれます。
温泉宿といえばの「温泉卵」もついてきましたよ。
お米もこだわりの「蒸しかまど」で炊いたご飯らしく、
(左手に見える窯の絵)おいしくいただけました。
まとめ
以上、咲花温泉 一水荘いかがだったでしょうか?
やはりエメラルドグリーンの温泉はビジュアル的にも魅力ですし、
なによりその素晴らしい泉質には一度は必ず入ってもらいたいですね。
本当に入った時の「はぁ、気持ちいい・・・」
という感情が湧き上がってくるはずです。
春には桜もきれいに咲きそうですので、春に行きたいですね。
数少ない緑の湯、いい温泉に入りたい方は是非!