長野県小県郡青木村。上田市街から車で30分ほど山あいへ分け入ったところに、飛鳥時代から自噴すると伝わる歴史ある田沢温泉があります。
その温泉街に佇む「富士屋」は、タイル張りの美しい浴槽と、体にじんわりと染み入るぬるめのアルカリ性硫黄泉で知られる純和風の宿です。
無色透明でほのかに硫黄の香りが漂う湯は、個人的にたまらなく好きな泉質。
39℃前後のぬる湯でじっくり湯を堪能できます。
富士屋はこんな宿
- 飛鳥時代の湯守から続く歴史ある田沢温泉の老舗宿
- タイル張り内湯・展望露天・貸切風呂あり
- ほのかな硫黄香のぬる湯
(2020年訪問時の記事です)
長野県 田沢温泉 「富士屋」
| 住所 | 〒386-1601 長野県小県郡青木村田沢温泉2689 |
| 電話番号 | 0268-49-3111 |
| 日帰り入浴 | 可(料金:500円、15:00〜19:00頃) ※曜日・時期・混雑状況により変動。事前に電話で確認をおすすめします |
| チェックイン / チェックアウト | 15:00 / 10:00 |
| 宿泊料金(目安) | 1泊2食付き 16,000円〜(税込・時期・プランにより変動) |
| クレジットカードの利用 | 可(VISA、Mastercard、JCB、American Expressなど) |
| 公式サイト | 長野県青木村|信州田沢温泉 富士屋 – 信州田沢温泉を満 喫する癒しの宿 |
| 日付 | 天気 | 気温最高 / 最低 | 降水確率(1日の最大値) |
|---|---|---|---|
| 今日11/4(水) | 🌧️ くもり夜雨 | — / — | 80% |
| 明日11/5(木) | 🌧️ くもり朝晩雨 | 20℃ / 9℃ | 90% |
出典:気象庁(11/4 17:00発表)
気温は松本観測地点(温泉地から約19km)の予報です。山間部の温泉地ではこれより低くなることがあります。
▼料金・空き状況はこちらから確認できます▼
周辺の環境と立地
長野県小県郡青木村、信州上田の自然に抱かれた静かな温泉地です。
お車の場合は上信越自動車道「上田IC」から約17km・約30分、または長野自動車道「麻績IC」から約18km・約30分でアクセスできます。
周辺でおすすめの観光スポット
田沢温泉 共同浴場「有乳湯(うちゆ)」(徒歩すぐ) 富士屋と同じ泉質の湯を楽しめる昔ながらの共同浴場。「子宝の湯」としても知られ、温泉街の風情をそのまま体感できます。
国宝 安楽寺(車で約15分・別所温泉エリア) 日本で唯一の木造八角三重塔を有する古刹。鎌倉時代の建築が今も残る歴史的な名所で、温泉地巡りとあわせてゆっくりと訪れたいスポットです。
道の駅 あおき(車で約10分) 信州タチアカネそばや地元野菜・きのこなど、青木村の特産品が揃います。帰路のお土産探しや軽食に立ち寄れる便利なスポットです。

宿周辺は共同浴場などもあり、昔ながらの静かな温泉街といった趣。

共同浴場「有乳湯(うちゆ)」の入り口には無料で利用できる足湯も用意されています。

宿はこちら。共同浴場などのあるエリアから少し手前に位置しています。

館内はどこかレトロで昭和の雰囲気が漂います。
「お部屋」スタンダードな和室
| トイレ | あり(ない部屋もあり) |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン・暖房 | あり |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | あり |

利用したお部屋はこちら。シンプルな和室になってます。

縁側もツツジ?が咲いておりいい雰囲気です。
古さは感じましたが設備もそろっており、特に不便さはなかった印象です。
「温泉」硫黄の香りが優しいアルカリ性硫黄泉
温泉は男女別の内湯、展望露天風呂、貸切の家族風呂「白扇の湯」の三種類を備えています。
この施設では2つの源泉(1号泉・混合泉)を使用しており、内湯と露天で源泉が異なります。
特に好みなのは内湯の方ですね。(共同浴場の「有乳湯」と同じ湯のようです)
ほんのり硫黄の香りが心地よいぬるめの湯が楽しめます。
●1号泉(露天風呂)
| 源泉名 | 田沢温泉1号泉 |
| 泉質 | アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性温泉) |
| 源泉温度 | 34.6 ℃ |
●2号泉・3号泉混合泉(内湯・家族風呂)
| 源泉名 | 田沢温泉 2号泉と3号泉の混合泉 |
| 泉質 | アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性温泉) |
| 源泉温度 | 40.0 ℃ |
| 湧出量 | 不明(掘削自噴) |
| pH値 | 9.6 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | ほとんど無色澄明、強硫黄味・微硫化水素臭を有す |
ひょうたん型浴槽の「内湯」

まずはこちらの美しい内湯。
ひょうたん型に近い美しい輪郭で、タイル張り浴槽が目を引きます。
こういった浴槽のビジュアルの良さでもちょっとテンション上がりますね。

ひょうたんの右上の方には小さな浴槽があり、ボコボコジャグジー風呂も楽しめるようになってました。
湯は無色透明で、控えめな硫黄の香りが心地よい!
そして体感39℃前後のぬる湯は長湯向きで、滑らかな肌あたりのアルカリ泉が最高です。
ほのかな硫黄の香り、ぬるめの湯、この手の温泉が大好きなのでもう天国でしたね。一押しの湯です。
遮るものがない「展望露天風呂」

露天風呂がこちら。岩石造りの開放的な浴槽です。

さらに奥へ行くと寝湯が用意されており、浴槽の面積としてはかなり広いです。
内湯とは別の源泉が使われているためか、温度感や湯の雰囲気が少し異なる印象でした。
においも感じなかったので、個人的好みは内湯の方かな。ただ解放感は充分です。
場所によっては立ち上がると外部から視線が届くこともあるため、開放感ありすぎるのが気になるところです(笑
貸切家族風呂「白扇の湯」

最後は貸切で入れるシンプルな家族風呂。
白を基調にしたこのデザインがなんとも美しい。
そしてこちらも内湯と同じ泉質を使用しており、最高の湯をじっくり味わえます。
カップルや小さな子どもとの入浴、または人の目を気にせずゆっくり湯を楽しみたい方にはうってつけの湯ですね。
「料理」和洋折衷のバランスの取れたメニュー

お品書きも書かれた夕食。
天ぷらや刺身など定番もありつつ、魚介のクリームソースといった洋風の料理もそろっていました。
野菜とお肉を蒸した料理はなんともヘルシー。バランスの取れたメニューでした。


朝食はこちら。
サラダ、豆腐、なべ物など朝食としてはなかなか品数も豊富でうれしいメニュー。
朝食は割と手を抜いてるお宿も見かける中、しっかり作ってくれてました。
「まとめ」優しいアルカリ硫黄泉を味わえる隠れ湯
富士屋は、田沢温泉の歴史ある湯を純和風のたたずまいのなかで丁寧に受け継ぐ宿でした。
やはり何といってもほんのり硫黄の香りが心地よいぬるめの湯。これが本当にお気に入りです。
また露天風呂や貸切風呂も備えているので、じっくり温泉と向き合えることでしょう。
この辺りは田沢温泉や沓掛温泉、霊泉寺温泉など近しい泉質が集まるエリアで、個人的にはよだれもの(笑
ぜひ一度訪れてみてください。
こんな人におすすめ
- ぬるめの湯でゆっくり長湯を楽しみたい人
- ほのかな硫黄香のアルカリ泉が好きな人
- 信州の山里でひっそりと過ごす隠れ宿を探している人
信州の里山に湧く名湯で、丁寧な一泊を。
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