北海道の大自然が息づく道南エリア、八雲町の深い森の中に、ひっそりと佇む小さな湯小屋があります。
それが「盤石温泉(ばんじゃくおんせん) 盤石山荘」です。
砂利道を進み、森の中に現れる素朴な小屋。観光地化された温泉にはない、自然と魅力がここにはあります。
盤石温泉はこんな温泉
- 森の奥の湯小屋に佇む、無人管理の秘湯
- 鮮度抜群・源泉かけ流しの湯
- 温泉通の間でひそかに知られる、知る人ぞ知る名湯
マニアックでなおかつ上質な温泉を探している方にお勧めしたい、隠れた名湯。
ガイドブックには載らない本物の湯を求めて、この森の奥へと踏み込んでみました。
北海道 盤石温泉「盤石山荘」
| 住所 | 〒049-2566 北海道二海郡八雲町上の湯 |
| 電話番号 | なし(個人管理の無人施設のため) |
| 施設形態 | 個人所有・ご厚意による開放の無人温泉 |
| 日帰り入浴料金 | 寸志(脱衣所内の箱に感謝の気持ちを) |
周辺の環境と立地
盤石温泉があるのは、北海道二海郡八雲町上の湯。
渡島半島のほぼ中央に位置するこのエリアは、太平洋と日本海の両側に開かれた自然豊かな町・八雲町の山間部に当たります。
国道5号線から道道67号線を南下し、「銀婚湯」方面へと向かっていくと、やがて右手に「盤石岳線」の小さな看板が現れます。
そこから細い砂利道(未舗装路)を進んでいくと、森の中にひっそりと湯小屋が姿を現します。
周辺でおすすめの観光スポット
周辺には、同じ上の湯エリアに老舗の秘湯旅館「銀婚湯」があり、湯巡りの拠点としても人気のエリアです。
また、八雲町の市街地側へ出れば、噴火湾(内浦湾)を一望できる噴火湾パノラマパークや、明治時代から続く由緒ある梅村庭園、北海道の「木彫り熊」発祥の地として知られる八雲町木彫り熊資料館なども楽しめます。
森の中に佇む小屋

砂利道の途中でご覧のようなスペースがあるので、今回はそちらに車を止めました。

木製の橋から何やら小さな小屋が見えます。
そちらへ進んでいくと・・

姿を現しました!ちゃんとここに来る目的がないとなかなか見つけられないような場所ですね。
ぱっと見ここに温泉があるとは思えませんもの。

中に入ると休憩スペース兼脱衣所が。

温泉への感想が書けるノートもありました。

お金はこちらへ。入浴できる感謝を示しましょう。
「温泉」小さな内湯がひとつのみ
こちらの温泉は小さな内湯がひとつのみ。男女別といったしきい等もないため、モラルを持った入浴を心がけましょう。
また浴槽は小さく、場合によっては順番待ちのシチュエーションもあると思います。
入浴する人はそれも考慮した入浴時間を考えるようにしたいですね。
なお、泉質が記載された分析書などは見当たりませんでした。
鮮度抜群の極上湯

温泉がこちら!
1〜2人が入れる程度のこぢんまりとした浴槽がひとつ。縁の岩のゴツゴツ感がまた無骨でいいです。

塩ビ管からは絶えず源泉が流れます。
湯はしっかりとした鮮度を感じさせる源泉かけ流し。ほんのりですが濁りを感じる湯です。

体感は温度40~41℃ほどで熱くもなくぬるくもないちょうど良い温かさ。
肌にほんのりとした刺激が感じられ、かなり気持ちがいい。
体が包まれているような感覚になります。鮮度の良さと泉質の良さからでしょうかね。
とにかく心地よい。感動すら覚えました。
ほんのりと錆びたような鉄分の香りと、口に含むとわずかにしょっぱさを感じる湯です。
塩分を含んだ効果もあるのかも。
疲れ切っていた体が少しずつ元気を取り戻していくような感覚・・これがこの湯の最大の魅力です。
とにかくいい湯で、時間を忘れてゆっくりと浸かっていたくなりました。

ちなみに以前の浴槽の写真もありましたが、現在とだいぶ違っているようですね。これもまた興味深いです。
「まとめ」一度は体験してほしい極上湯
道南の深い森の中、個人のオーナーに守られてきた盤石温泉は、余計なものを一切そぎ落とした「温泉の原点」とも言える場所でした。
1〜2人が入れるだけの小さな浴槽と、鮮度抜群で全身を包むような上質な湯・・それだけで、訪れた人は満足感を得られると思います。
こんな方におすすめ
- ガイドブックに載らないマニアックな秘湯を探している方
- 鮮度の高い源泉かけ流しの湯を堪能したい方
- 喧騒を離れ森の中でゆっくり湯に浸かりたい方
いい温泉を求めている温泉好きは一度は是非入ってほしい名湯。
商業化されていない、手つかずの温泉文化で上質な温泉を味わってほしいです。
