関東に住んでるものからすると、九州は遠いエリア。しかしそんな九州には素晴らしい温泉がたくさんあるのです。
そんな魅力ある九州の中でも鹿児島は温泉大国。
私が最初に九州に訪れたのが鹿児島県で、とても思い出深い時間を過ごした温泉があります。
それが霧島湯之谷温泉 「霧島湯之谷山荘」さん。
こちらの宿は熱めの硫黄泉と、ぬるめの炭酸泉の両方が備わっており、交互浴で入るともうエンドレスで出られなくなる極上の湯。
温泉好きであれば人生で一度は入ってもらいたい至高の温泉でございます。
霧島湯之谷温泉 「霧島湯之谷山荘」
住所 | 〒8996603 霧島市牧園町高千穂4970 |
TEL | 0995782852 |
日帰り入浴 | 500円 |
日帰り営業時間 | 10時~14時 |
公式HP | 霧島湯之谷山荘 – 霧島湯之谷温泉 公式ホームページ |
■温泉データ
源泉名 | 硫黄泉 |
泉質 | 単純硫黄温泉(硫化水素型) (低張性·弱酸性·高温泉) |
源泉温度 | 44.1℃ |
湧出量 | 140L/min(自然湧出) |
pH値 | 5.3 |
色 | 無色透明 |
味・におい | 清涼味 硫化水素臭 |
(温泉分析書より)
霧島湯之谷温泉 「霧島湯之谷山荘」宿泊記録
宿までの道のり
宿は霧島連山のふもと、山の恩恵を受けた温泉。
今回は関東の羽田空港から鹿児島空港に飛び、そこからはレンタカーで向かいました。
ちなみに飛行機を利用する場合、九州でおすすめなのが「ソラシドエア」。
九州をメインとした航空会社で、お値段はANAやJALと比べてリーズナブルでありながら、企業努力によって運賃を抑えつつANAやJALと同等のサービスを提供できるよう様々な部分で工夫をしている会社です。

このように白と黄緑を基調としたかわいらしいデザインも魅力ですね。

また機内では、名物?の「あご出汁スープ」も魅力。本格的なお出汁のスープがのめるのです。
九州に飛行機で行く際はぜひソラシドエア、検討してみてください。
お話がそれちゃいましたが、宿までの道のりについて紹介しましょう。
空港からレンタカーで向かったのですが、時間にしておよそ40分ほど。
割と空港から近いのがありがたいところです。
また宿の周りの観光地として、南九州最大の神宮「霧島神宮」が有名です。

時間があれば一度はみて欲しいところです。
余談ですが私はこの神社で不思議な体験をいたしました。
詳細は省きますが、私にとっては不思議ですが良い思い出として今も心に残っている出来事。
魅力のあるところですので是非訪れてほしい場所です。
宿について


観光を経て山荘へ到着。山のふもとで自然豊かなところです。


山荘ということで、豪華さはありませんがゆっくりするには最適なところです。
そしてこの宿の魅力の一つが猫ちゃん。

こちらの白い猫がそらちゃん。
左右の目の色が異なる状態、オッドアイの猫。

この子はケージの中で見るのみでしたが・・。

もう一匹のつばきちゃん。
こっちの猫は結構ヤンチャなイメージ。

ちょっとお腹が出てるのがかわいいです(笑

一心不乱に詰め研いだり、

じゃれたりして、遊ばせてもらいました。ポッコリお腹も含めチャーミングな猫でした。

看板とともに一枚撮らせてくれました。ありがとう。

猫の出勤時間も書いてありました。基本的に触れ合えるのは食後辺りからですね。
猫のご紹介はここら辺にして、お部屋の方に行きましょう。

泊まったお部屋がこちら。和室のシンプルな部屋。

外の自然な景色も眺められます。

窓際にある洗面所もなんだかオシャレ。

山荘ですが部屋にトイレもついているので、気になる人でも安心。

小さめですがテレビもついてます。


タオルや浴衣もついており問題ないです。

なお、浴室の近くに喫煙所も設けられてます。
温泉について
それではメインの温泉に参りましょう。
温泉は男女別の浴室がそれぞれ1つ
貸切露天風呂が1つ
の計2つになってます。
内湯
この宿一番の魅力である内湯です。

この扉を入っていきます。

脱衣所がこちら。全て木造りの昔ながらの雰囲気。薄暗いのも味があって乙なものです。

そしてお待ちかねの浴槽がこちら!
3つの浴槽があって、それぞれ温度が異なります。

一番奥に鎮座するのがあつ湯。

源泉44℃の温泉が惜しげもなく投入されています。
かなり熱いので、隣には水を入れられるようになってるのはありがたい。
まず体をあっためたい場合はここから入るのがいいかも。
硫黄の香り漂う乳白色の温泉。ここちよい香りが浴槽に広がります。

続いては真ん中の浴槽、混合湯。
これはあつ湯と、この後紹介する炭酸泉がうまいこと混合されて、絶妙な温度になってます。
最初にあつ湯に入るのもいいですが、こっちでも少しずつ体は温まるのでぬる湯好きにはまずこちらに入ってもらいたいですね。

右手の炭酸泉の量はこのように調節が可能です。お好みの温度にできちゃうのが魅力。
左右の温泉の入り具合で温度も変化するのですが、平均的に38~40℃あたりだったかな。
壁際に頭をつけて足を延ばして入れば眠くなってくるようなリラックス空間です。

そして最後に必ず一度は入ってほしいのがこの微炭酸泉。
30℃ほどの少し冷たい温泉なんですけど、これがもう気持ちよすぎてヤバい。

通称「硫黄ラムネ泉」と呼ばれるこの温泉は、太い管からブクブクと泡交じりの源泉が惜しげもなく投入され続けているのです。
この小さい浴槽に入っていると、体中が泡に包まれているような感覚になります。
肩を湯口に近づければ、肩がマッサージされているように陥るそのプクプク感。
これはもう入った人にしかわからないんですけど、それこそ「天国にいるような」気持ちになるのです。
そして冷たい温泉なんですけど、不思議と体の芯が温かくなるようで、ながーく入ってしまうのです。
もうほんとうに、言葉にならないですよ。
なお、微炭酸泉には紙の分析書が見当たらなかったのですが、

おそらくこちらなのかな。霧島源泉と呼ばれているようですね。

ちなみに湯口の赤いところを回すと、頭上から源泉が降ってきます。
このように打たせ湯もできちゃうのですね。正直ほとんど使ってないですけどね(笑
この微炭酸泉が冷たいと感じてきたら、隣のぬる湯、またはあつ湯に移動。
そして温まったら冷たい湯へ・・・そうやってエンドレスで交互浴が楽しめます。
もしくはぬる湯にただひたすら足を延ばしてダラダラ過ごしてもよし。
いやぁ、いくつもの楽しみ方ができる最高の温泉です。
(人が多い場合はモラルを守って入る時間を考えないといけないですけどね)

夜は人も少ないので、静寂な時が流れるままにただひたすら浸っておりました。最高だったなぁ。
貸切露天風呂
こちらの宿には貸切で入れる露天風呂もあります。
貸切で入る場合は受付であらかじめ予約をしてから行きましょう。

入り口は男女別の大浴場の奥にあります。
受付よりもらった札をかけて、内側から鍵をかけることができます。

浴槽がこちら。泉質は内湯のあつ湯と同じようです。

脱衣所はちっちゃめ。寒い季節はちょっと寒いかもしれないですね。

源泉は奥の方から出てきます。元々高温なので私が入った時は結構熱めでしたね。
外気によっては少しぬるくなったりするかもしれないです。
乳白色の硫黄泉。いい香りが内湯と同じく漂う温泉でした。
食事について
料理は鹿児島らしい料理が並びます。

夕食がこちらです。豪華ではありませんが十分なメニュー。

お品書きもありました。

鹿児島で有名な「地鶏のたたき」。これは人によっては抵抗あるかも。
私も正直抵抗あったので、この後に来たお鍋に入れちゃった(笑
しかし基本的には問題ないはずです。

彩り豊かな煮物。見た目にも美しいです。

ぶたの朴葉味噌。これも芳醇な味噌の香りが良かった。

お鍋の具材も豚肉やエビ、シイタケなど楽しめます。

お肉やシイタケなどの出汁が聞いてお鍋も美味しい。

和風なデザートも程よい甘さで最後まで満喫できました。
ちなみに食事を担当してくださったマダムな女性がいらっしゃるんですけど、かなり面白い方で・・(笑
食事が盛り上がること間違いなしです。
この方とのトークもこの宿の魅力の一つだと思うので、楽しんでほしいと思います!

ちなみに朝食がこちら。

サバやきんぴらごぼう、納豆など定番のメニューが並びます。
ヤクルトもついてきました。

こちらは温泉卵。

割るとちょうどいい仕上がりになってました。

サラダとみそ汁も朝食の定番。それぞれ美味しくいただきました。
以上、霧島湯之谷温泉 「霧島湯之谷山荘」でした!
とにかく一番の魅力が素晴らしい温泉。
霧島連山の恵みを受けたあつ湯とぬる湯の硫黄泉。
温泉好きな人であれば、人生で一度は入ってほしい。心からそう思います。
温泉の素晴らしさ、気持ちよさを体現してくれる温泉宿なのは間違いありません。
鹿児島に来たら絶対に行ってほしい宿です。