島根県を代表する温泉地、温泉津温泉。
特にその温泉街はノスタルジックな気分に浸れるレトロな街並み。
そんな温泉街に佇む共同浴場が「元湯泉薬湯」と「薬師湯」の2か所。
その中で今回訪れたのは「薬師湯」。
薬師湯はこんな施設
- 地下2~3mからの自然湧出で新鮮な湯を味わえる
- 析出物により床と一体化した浴槽
- 2つの貸切風呂が利用できる
源泉をダイレクトに感じられる数少ない温泉施設です。
とにかく新鮮な温泉を味わいたい方に超絶オススメ!
長年かけて形成された美しい浴槽と、その濃厚な温泉を体感します。
島根県 温泉津温泉「薬師湯」
| 住所 | 〒699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津7 |
| TEL | 0855654894 |
| 料金 | 600円(子ども300円) 薬師湯内の貸切湯(40分) 大人1,000円 子ども500円 薬師湯 別館(40分) 大人1,600円 子ども800円 |
| 営業時間 | 月~金:9時~21時 土日祝:8時~21時 |
| 公式HP | 薬師湯 温泉津温泉 〜 石見銀山 世界遺産の温泉 |
モダンな洋風の建物
こちらの温泉、温泉津温泉街の中にあります。

こちらですね。立派な建物です。

入り口で男女に分かれて料金を支払う設定になってます。さながら昔の銭湯ですね。
外観は洋風なのに入り口は銭湯のような作りで逆に新鮮に感じます。
こんなところもお洒落!と思ってしまうポイント。
「温泉」地下2~3mからの濃厚湯
こちらの温泉はメインの内湯のほかに、
館内の貸切風呂、隣の建物の貸切風呂
と3つの浴槽があります。
| 源泉名 | 薬師湯温泉 |
| 泉質 | ナトリウム-塩化物泉 (低張性中性高温泉) |
| 源泉温度 | 44.4℃ |
| 湧出量 | 自噴 |
| pH値 | 6.3 |
| 色 | 弱黄色 微混濁 |
| 味・におい | 微金気臭 弱塩味 |
床と一体化した浴槽の「内湯」
まずは内湯から見てみましょう。


脱衣所はご覧のようになっており、スペース的には十分大きいです。
横長の椅子もあるので休憩もできるようになってます。

なお、入り口にはこんな張り紙が。
脱水症状にならないように入る前はお水を取っておきましょう。

この水道の蛇口から出る水がイオン水になるようです。
かなり濃ゆい温泉なので、ここで最初に水分補給をしておくのが間違いないかと。
そしていよいよ温泉へ・・。


どーん!出ました、これが噂に聞く?浴槽です。
長年かけてできた析出物が地面に張り付くようになっており、一体化しているかのような浴槽。
このビジュアルがインパクト大ですね。「これを見るために入ってもいい」と思えるような美しさ。

なお、洗い場にボディソープやシャンプーはありません。
体を洗う場合はあらかじめ用意しておくのが良いでしょう。

湯口は魚のようなタイプで鯉なのかな?ドバドバと溢れておりました。
温泉に浸かってみると、熱めではありますがそこまで体にバチバチ来るような感覚はなかったかな。
元々1月に訪れていたので外気の影響などもあってそこまで熱くなかったのかも。
感覚的には40,41℃ぐらいでしょうか。
鉄のような香りがただよい、その成分の濃さを感じることができます。
地下2~3mからの自然湧出だそうですから、その鮮度はおりかみつきですね。
そしてめちゃくちゃ温まりがヤバかったです。
鉄の香りのする茶色い温泉は保温能力が高い場合が多いですが、これもそれにあたりますね。
しばらく独占タイムを過ごすことができ至高の時間でした。
寒い季節には最高の温泉です。
館内のシンプルな「貸切風呂」
内湯以外にも貸切風呂も利用することが可能のようです。
(今回は内湯で温まりすぎたので入りませんでしたが・・)

こちらの浴槽が利用できます。
こちらの浴槽も温泉の成分で析出物が張り付いてましたね。
床に広がる様子はまさに自然の芸術。
鮮度は男女別の内湯の方が良いかもですが、こちらもなかなか素晴らしい。
析出物がえぐい湯口の別館「貸切風呂」
また隣の別館では、

これまた析出物がえぐい浴槽を味わうことができます。

湯口を覆うようにした析出物。これだけ分厚いのはなかなかお目にかかれないです。
なお、こちらの温泉は
別館の方は、源泉から僅か10m離れているだけですが、パイプで送られる間に、「湯もみ」をされる状態になるようで、とても柔らかな温泉になっております。
また湯温も40℃から41℃の間ですので、医学的にも、お体に負担が掛からない湯温です。公式HPより
とのことで、少しマイルドな温泉を楽しめるようですね。ぬるめが好きな方には一押し。
- 薬師湯内の貸切湯 (40分) 大人1,000円 子ども500円
- 薬師湯 別館 (40分) 大人1,600円 子ども800円
ということだそうですので、ゆっくり利用されたい方はあらかじめ予約の上ご利用下さい。
眺めの良いロケーションの館内
温泉の後はせっかくなので館内を散策。
こちらの建物の2Fが休憩室となっており、そこから街並みを見ることができます。


2Fの休憩室がこちら。いやぁ、美しい。こんないい雰囲気の中休めるのもまた最高。
ここで涼みながらゆっくり街中を眺めるのも一興ですよ。

休憩室から見える景色。
薬師湯別館が左手の建物ですね。

またこちらの「後楽旅館」、映画寅さんシリーズの第13作「男はつらいよ寅次郎恋やつれ」のロケが昭和49年に行われた際、主演の渥美清さんや山田洋次監督が滞在した旅館だそう。
現在は休館中ということですが、その歴史あるお宿も見ることができます。
なお、お隣にはカフェ内蔵丞というカフェもあるそうなので、気になる方はそちらもぜひ。

震湯カフェ内蔵丞(くらのじょう) – 薬師湯 温泉津温泉 〜 石見銀山 世界遺産の温泉 〜より引用
「まとめ」濃厚な温泉を体感しよう
以上、温泉津温泉 「薬師湯」でした!
温まりの良い新鮮な温泉を堪能できました。
こんな人にオススメ
- 鮮度のいい上質な温泉を味わいたい方
- 鮮度のいい上質な温泉を味わいたい方
- いい温泉に貸切でゆっくり入りたい方
いい温泉、そして歴史ある建物と街並みを味わうことのできる素晴らしいところでした。
温泉津温泉に訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
