大分県玖珠郡九重町は、くじゅう連山の麓に広がる自然豊かな高原の町。日本屈指の温泉地として知られ、有名な「別府・由布院」とはまた異なる、山の中にひっそりと息づく本格湯が各地に点在しています。
筌の口(うけのくち)温泉は、その九重町でも歴史があるとされる温泉地のひとつ。
共同浴場があり、温泉そのものの質と鄙びた雰囲気が先に立つ、玄人好みのエリアです。
筌の口温泉 共同浴場はこんな施設
- 300円という共同浴場らしいリーズナブル価格
- 金色の温泉と湯量豊富な源泉かけ流し
- 昔ながらのレトロな雰囲気
温泉好きにこそ入ってほしい良質な温泉を紹介します!
大分県 筌の口温泉 共同浴場
| 住所 | 〒879-4911 大分県玖珠郡九重町田野筌の口 |
| 電話 | 九重町観光協会:0973-73-5505 (施設直通なし) |
| 入浴料金 | 大人300円 / 小人100円 |
| 営業時間 | 24時間(清掃時間あり) |
| 定休日 | なし(年中無休) |
周辺の観光スポット
筌の口温泉は九重連山のふもと、北側に位置します。
周辺の観光スポットとしては下記のようなものがあります。
九重”夢”大吊橋(車で約20分) 高さ173m、長さ390mという歩行者専用の日本一の吊橋。橋の上から眺める「震動の滝(日本の滝百選)」と九酔渓の絶景は圧巻です。秋の紅葉シーズンは特に美しく、筌の口温泉と組み合わせた「湯と絶景」プランに最適かもしれないですね。
長者原・タデ原湿原(車で約30分) ラムサール条約に登録された国内最大級の中間湿原。くじゅう連山を背景に、整備された木道を歩きながら希少な植物を観察できます。登山の前後や、ドライブの立ち寄りスポットとしてもおすすめできそうですね。
いずれも移動手段は車で行くのがいいと思います。
⚠️ 注意: 周辺は山間の細い道が続きます。施設への最後のアクセスは特に道幅が狭くなります。大型車での訪問は注意が必要です。
昔ながらの鄙びた雰囲気
目印となるのは近隣にある「新清館」の看板。

この看板が目印です。
進んでいくと、木々の合間に共同浴場が姿を現します。看板を見落とすと通り過ぎてしまうような立地で、「やっと見つけた・・」という安堵感がありました。

周囲は自然に囲まれた静かな環境。山の湯らしい空気の中で、地元の方々が大切に守り続けてきた共同浴場の空気感が漂います。
「温泉」黄色味のある濁り湯
温泉は黄色味のある濁り湯。
鉄の香りが漂う温まりの良い泉質です。
| 源泉名 | 釜の口温泉 (大分県玖珠郡九重町大字田野) |
| 泉質 | ナトリウム・マグネシウム・カルシウム炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 |
| 源泉温度 | 48.5℃ |
| pH値 | 不明 |
広々とした浴槽と豊富な湯量

脱衣所は木製の棚に木の板というシンプルな作り。昔と変わっていないであろう雰囲気ですね。

施設に入ると、広々とした浴槽に黄金色に染まった温泉がお出迎え。
このサイズであればかなりの人が入れそうです。

そして湯口周辺には析出物のボツボツが育っており、源泉の成分が濃いことを物語っています。温泉マニアが思わずカメラを向けたくなる、絵になる光景です。(コップも置いてあったので飲泉もできるのかもしれませんね)
源泉はなかなかの湯量で、大きな浴槽にたっぷりと注がれています。
温度は40℃ほどとちょうど良い湯加減。熱すぎず、長く浸かっていられる心地よさです。
泉質は炭酸水素塩泉を含む複合泉。炭酸水素塩泉特有の肌当たりの心地よさと温まりの良さが特徴で、かなり気持ちよかったですね。
鉄のような香りも漂い、山の恵みを全身で受け取っているような充実感があります。
また地元の方の憩いの場でもあるようで、2人ほどいらっしゃいまいたが、話が弾んでました。
なおアメニティはなかったのでご注意です。
「まとめ」良質な温泉に入りたい方に
大分・九重町「筌の口温泉 共同浴場」は、金色に染まった温泉と析出物が物語る通り、温泉成分が詰まった一湯でした。
少し分かりにくいアクセスさえクリアできれば、300円という価格では考えられないほど充実した入浴体験が待っています。
こんな人にお勧め
- 良質な温泉をとことん楽しみたい方
- 温まりの良い温泉が好きな方
- 昔ながらの共同浴場の雰囲気が好きな方
- 九重エリアの旅の途中に良い湯に浸かりたい方
やまなみハイウェイや九重夢大吊橋などを巡る九重・くじゅうの旅程に、ぜひこの共同浴場を組み込んでみてください。
疲れも取れるような非常に良質な温泉が楽しめます!
