今回は岐阜県の奥飛騨温泉郷の一つ、新平湯温泉のお宿を紹介します。
新平湯温泉は活火山・焼岳の麓ならではで、湧出する温泉の泉質は多様。
単純温泉、二酸化炭素泉(炭酸泉)、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(含里曹食塩泉)、硫黄泉など異なる泉質がいくつも湧出されているそうです。
そんなバラエティ豊かな新平湯温泉、紹介するのは「奥飛騨百姓座敷の宿 藤屋」さん。
藤屋はこんな宿
- 築200年という長い歴史を持つ宿
- 内湯が総檜造りになっている
- 浴槽は大小あり、小さいほうはぬる湯
- 開放感あふれる大露天風呂
今回は上記の温泉の魅力たっぷりの宿をレポートしていきます。
岐阜県 新平湯温泉「藤屋」
住所 | 〒506-1432 岐阜県高山市奧飛騨温泉郷一重ヶ根1757-1 |
TEL | 0578-89-2714 |
日帰り | 500円 |
営業時間 | 要確認 |
公式HP | 奥飛騨温泉郷 新平湯温泉 百姓座敷と源泉の宿 旅館 藤屋【公式サイト】 |
道にひっそり佇む宿
宿は車で長野県から向かいました。宿の付近にはいくつか宿が点在しています。
看板のようなものがないので注意していきましょう。

建物は古さは感じますが立派なものでした。
宿から見て左手に大きな駐車スペースがありますのでそこに車を停めさせてもらいました。
「温泉」檜作りの内湯と大露天風呂
それではさっそく温泉に参りましょう。
温泉は
- 檜風呂の内湯
- 大露天風呂
の2つがあります。

脱衣所は広々としたもの。床のタオルも清潔でした。
■一宝水2号泉、同3号泉
源泉名 | 一宝水2号泉、同3号泉、 一宝水温泉(休止中)、オキノ1号泉(休止中)及びオキノ2号泉(休止中)の混合泉 |
泉質 | 単純温泉 低張性一弱酸性一高温泉 |
源泉温度 | 61.3℃ |
湧出量 | 1600L/min(掘削による動力揚湯) |
pH値 | 6.3 |
色 | 無色透明 |
味・におい | 微塩味、無臭 |
■藤屋3号泉
源泉名 | 藤屋3号泉 |
泉質 | ナトリウムー炭酸水素塩温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 89.2℃ |
湧出量 | 約250L/min(自噴) |
pH値 | 8.30 |
色 | 無色透明 |
味・におい | 無味・微硫黄臭 |
※分析書は確認した中では2つ見つかりました。ちゃんと確認してなかったのもありますが、どっちがどこの温泉に注がれてるかは不明でした。
小さな浴槽がぬる湯の「内湯」

そして浴場へと足を運ぶと、全て木で作られた浴槽が姿を現します。
こちら全て檜で作られた浴槽らしく、年季も入っていていい雰囲気。

洗い場は四つほど。ボディソープなども完備されてます。


浴槽は小さいものと大きなものの2つあります。
そしてその小さい浴槽が個人的激押し!
温度がぬるいのです。
温泉|奥飛騨温泉郷 新平湯温泉 百姓座敷と源泉の宿 旅館 藤屋【公式サイト】
公式サイトによると「藤屋1号泉」と呼ばれる36℃ほどの源泉があるようなので、おそらくこの浴槽に入ってるのがそれなのかな?
もう片方は41℃~42℃ぐらいはあった気がします。
まぁまぁの温度です。
やはりぬる湯好きとしてはこういった温度の浴槽があると長く入っていられますし、交互浴もできるし素晴らしい!

湯口は源泉かけ流しってなってました。
「源泉湯宿を守る会」というものに登録されているようです。
「秘湯を守る会」からもじったものでしょうかね。

ぬる湯をずっと一人占めです(笑
雪の舞う「大露天風呂」

そして内湯の左側から外へ出ると、大きな露天風呂が見えました。
これもかなりの人が入れるサイズです。

違う角度から見るとスケール感が分かるかな?
結構景色も開けてロケーションもいい感じでしたね。

長い竹の湯口から大量にお湯が流れてきてました。湯量が豊富なのでしょうね。
こちらは内湯の大きいほうより気持ちぬるくて、結構ゆっくりできました。外気に触れてるからかもしれません。
ちょうど雪も降っていたので雪見風呂も堪能することができましたよ。
晴れた日の夜なんかは星も見えるんじゃないでしょうか。そんな楽しみ方もありそうですね。


ちなみに源泉についてはご覧のようなものがありまして、公式HPには書いてないのもあったり。
どの浴槽にどの源泉が入っているか、詳しく知りたいものですね。
「まとめ」小さな浴槽のぬる湯が最高
新平湯温泉 「奥飛騨百姓座敷の宿藤屋」でした!
- 檜作りの美しい浴槽
- 広々とした大露天風呂
- 小さな浴槽の極上ぬる湯
スケールの大きさといつまでも入っていられる温度の浴槽を兼ね備えた素晴らしい温泉でした。
なお、宿泊の場合には2つの貸切露天風呂も利用可能だそうです。
よりゆっくり温泉を満喫するならぜひ宿泊も視野に入れてみてください!
■温泉の動画はこちら