私は10年以上温泉に浸かってきています。
現在は400湯以上は巡ってきており、まぁまぁな数を経験してきたのですが、
「これは気持ちいいわ・・・」と直感で思った温泉というのはそこまで多くありません。
そんな心から気持ちいいと思った数少ない温泉、それが「大湯温泉」(おおゆおんせん)の「岡部荘」さん。
岡部荘は以前訪れて温泉の良さに惹かれ、今回再び訪れることになりました。
一押しの浴槽「大正風呂」では2つの源泉をブレンドした混合泉を使用し、ぬるめでほんのり硫黄の香りがただようリラックスするには最適の温泉が楽しめます。
また、料理も高クオリティなものを提供してもらえますし、部屋や浴室などとても清潔でキレイ。
そんな温泉、料理、清潔感がそろったトータルでみても高品質のお宿。
その魅力をお伝えしていきます!
大湯温泉 岡部荘
住所 | 〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字上の湯1-1 |
TEL | 0186-37-2245 |
日帰り入浴 | 休止中 |
公式HP | 五つの源泉かけ流し 大湯温泉 岡部荘【公式サイト】 (okabesou.jp) |
大湯温泉 岡部荘 宿泊記録
宿について
大湯温泉の宿は大湯川沿いに点在しております。
その一角に岡部荘はあります。

こちらが入り口。左手には大きな庭園がみえて、結構立派な建物だと感じさせます。
道路沿いから見た感じだと、塀に覆われているのでわかりづらいですが、実際は敷地も大きいようです。

宿の中のくつろぎエリア。
ロビーとはちょっと離れてますが、ここでもゆっくり時を過ごせます。
奥に見えるのは庭園ですね、景色もいい感じです。

今回のお部屋がこちら。
少し紅葉がかった庭が見渡せて素敵なお部屋でした。
十分な広さですし、とても清潔。
テレビや冷蔵庫、トイレもきちんとありますし、清潔なので安心して過ごせますね。
ちなみに、前回来たときは春でちょうど桜が咲いていて、
ロケーションも素晴らしかったです。

こんな感じ。(2016年の5月3日の写真です)
大湯川とのコラボレーションがいいですね。春にまた来たいですなぁ。
温泉
それではいよいよ温泉のほうに参りましょう。
温泉(浴槽)は5つあるそうですが、
浴室としては4か所になるのかな。
まずはメインの大浴場から。
桜風呂

源泉名 | 桜風呂温泉 |
泉質 | ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 68.9℃ |
湧出量 | 9L/min(自然湧出) |
pH値 | 8 |
色 | 無色透明 |
におい | (無味)無臭 |
(温泉分析書より)
この花のような形をしたオシャレな浴槽が素敵です。
ビジュアルが美しい浴槽はやっぱりいいですね。
広さも十分あります。
洗い場もしっかりありますし、ボディソープなども充実。
温泉のほうは無味無臭で尖った特徴はないのですが、やはり大湯温泉、体に優しい。
内湯のほうは若干温度が高めかもしれませんが、好みのレベルでしょうかね。
体感で40、41℃くらいかな。
湯口は奥の岩のほうから出てきてます。
この広々とした浴槽を独り占めできた時のぜいたくさと言ったら・・。最高です。
渓流露天風呂

こちらが内湯からいける露天風呂。縦長のこれまた大きな浴槽です。
手前側は浅くなっているので寝湯なんかもできちゃいます。
外気の影響もあってこっちのほうが気持ちぬるめで、ずっといられましたね。
湯口はこれまた奥の岩から流れ出てきます。
なので、手前に来るほどぬるくなってきてちょうどよいのです。
大正風呂

源泉名 | 元湯温泉 |
泉質 | ナトリウム-塩化物泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 49℃ |
湧出量 | 15L/min(自然湧出) |
pH値 | 7.8 |
色 | 無色透明 |
におい | 微硫化水素臭 |
(温泉分析書より)
続いては言葉通り大正時代に作られたという浴槽の温泉。
個人的にはここの温泉が一番好き。
というのも、

こちらに記載されているように、2つの源泉をブレンドしているらしく、それの湯温がなんともちょうどよい。
桜風呂などに比べてぬるめで、その温泉の成分もより体に優しい気がしますね。
またほんのりと香る硫黄のようなにおいがいい。
分析書には「硫化水素臭」と書いてありましたね。

このように浴槽自体は小さいので、一度に入れて3人ぐらいまでなのですが、それでもじっくり長く入りたい温泉です。
一度入ると気持ちよさでなかなか出られないかも・・。
長湯できれば温泉効果も大きいでしょうし、体も芯まで温まりますし、いうことはございません。
とにかくひたすら時を忘れて入りましょう。
ちなみにこちらにも洗い場があります。
■動画はこちら
庭園付き露天風呂

続いては桜風呂の露天風呂とは別の位置にある露天風呂。
温泉の泉質なんですが、分析書が見当たらなかったので不明です。
(もしかしたら見逃してるだけかも・・)
こちらの温泉、ロケーションは非常にいいのですが、いかんせんかなり熱い。
特に表面が熱くて結構しんどかったです。
湯もみすればいいんでしょうが、棒などもなかったですし。
というのもあってあんまりじっくり温泉を堪能できなかったです。
42、43℃ぐらいあったんじゃないかなぁ。
個人的にはもうちょい温度を低くしてほしいかな・・。
ロケーションはいいだけにもったいない気もしますね。
そしてもう一つ宿泊者専用の貸切風呂があるそうなのですが、今回は頼みませんでした。
元々お客さんも少なかったですし、大正風呂が好きだったのでね・・。

https://okabesou.jp/spa.html公式HPよりより引用
ちなみに貸切風呂はこんな感じみたいです。
清潔そうですし、人が多いときなんかはゆっくりできそうでいいですね。(有料のようです)
料理
続いてはお料理。
こちらのお宿は温泉だけじゃなくて、料理も素晴らしいのですよ。
再訪したのが料理というのも理由の一つ。
まずは夕食から。

品数も多く飽きさせないお料理の数々です。
味付けもちょうどよいんですよね。
どれも手を抜いてないのが分かります。
定番の茶わん蒸し、山菜、お刺身もいい。
そしてやはり清潔です。

天ぷらとお鍋用のお肉。
お肉は「八幡平ポーク」で地元のものを使っているようです。
ボリュームも満点でしたね。

地ビールも飲んじゃいますよねー(笑

さらには名物「きりたんぽ鍋」も。
大湯温泉は鹿角市に位置しますが、鹿角市はきりたんぽの発祥地らしいです。
地元の料理でもう至れり尽くせりです。

平べったいおうどん。「稲庭うどん」かな。
稲庭うどん好きなんですよねぇ、あの平べったさがいい。
こうしてみると地元の食材をふんだんに使ってますね、
地元愛も感じられます。

最後はさっぱりのおりんごで。
いやぁ、ほんとおなかがポッコリしちゃうぐらいのボリュームでしたね。
大食漢も大満足間違いなしでしょう。
そして朝食。

これまた全部美味しかったなぁ。
左上のお味噌汁はお鍋に入っていて保温されていました。
味も薄すぎず濃すぎずちょうどよい。
サラダも温泉卵も定番でいいですね。
とにかく全然朝も手を抜いてないです。
美食家にもお勧めできる宿ですね。
まとめ
以上、大湯温泉の「岡部荘」を紹介させてもらいました。
こちらの温泉は総じてクオリティが高く、泊まれば満足度は間違いなく高い宿になると思います。
温泉、料理、お部屋の清潔感、広さなど、
どれも高品質でした。
そしてその品質の割にお値段も良心的です。
(私が泊まった時は1万2650円ほど)
コスパがいいというのはこのことをいうのでしょうね。
トータル的なクオリティの高い、値段も良心的。
泊まってよかったと思える素敵な宿です。
大湯温泉に来たらぜひ。