今回は「大湯温泉」(おおゆおんせん)の「岡部荘」についての紹介です。
前回大湯温泉の日帰り施設を巡りましたが、今回はその続き。
岡部荘は以前訪れて温泉の良さに惹かれ、再び訪れることになりました。
温泉だけでなく、料理も良かったですし、清潔さも良かった。
トータル的にお勧めできる素敵な温泉宿です。
大湯温泉 岡部荘
住所 | 〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字上の湯1-1 |
TEL | 0186-37-2245 |
公式HP | 五つの源泉かけ流し 大湯温泉 岡部荘【公式サイト】 (okabesou.jp) |
■温泉データ
※浴槽ごとに成分が異なるので各温泉(浴槽)にて記載します
大湯温泉 岡部荘 宿泊
宿について
大湯温泉の宿は大湯川沿いに点在しております。
その一角に岡部荘はあります。

こちらが入り口。左手には大きな庭園がみえて、結構立派なところだと感じさせます。
道路沿いから見た感じだと、塀に覆われているのでわかりづらいですが、実際は敷地も大きいようです。

宿の中のくつろぎエリア。
ロビーとはちょっと離れてますが、ここでもゆっくり時を過ごせます。
奥に見えるのは庭園ですね、景色もいい感じです。

今回のお部屋がこちら。
少し紅葉がかった庭が見渡せて素敵なお部屋でした。
十分な広さですし、とても清潔。
テレビや冷蔵庫、トイレもきちんとありますし、清潔なので安心して過ごせますね。
ちなみに、前回来たときは春でちょうど桜が咲いていて、
ロケーションも素晴らしかったです。

こんな感じ。(2016年の5月3日の写真です)
大湯川とのコラボレーションがいいですね。春にまた来たいですなぁ。
温泉
それではいよいよ温泉のほうに参りましょう。
温泉(浴槽)は5つあるそうですが、
浴室としては4か所になるのかな。
まずはメインの大浴場から。
桜風呂

源泉名 | 桜風呂温泉 |
泉質 | ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 68.9℃ |
湧出量 | 9L/min(自然湧出) |
pH値 | 8 |
色 | 無色透明 |
におい | (無味)無臭 |
(温泉分析書より)
この花のような形をしたオシャレな浴槽が素敵です。
ビジュアルが美しい浴槽はやっぱりいいですね。
広さも十分あります。
洗い場もしっかりありますし、ボディソープなども充実。
温泉のほうは無味無臭で尖った特徴はないのですが、やはり大湯温泉、体に優しい。
内湯のほうは若干温度が高めかもしれませんが、好みのレベルでしょうかね。
体感で40、41℃くらいかな。
湯口は奥の岩のほうから出てきてます。
この広々とした浴槽を独り占めできた時のぜいたくさと言ったら・・。

こちらが内湯からいける露天風呂。
縦長のこれまた大きな浴槽です。
手前側は浅くなっているので寝湯なんかもできちゃうかな。
外気の影響もあってこっちのほうが気持ちぬるめで、ずっといられますね。
湯口はこれまた奥の岩から流れ出てきます。
なので、手前に来るほどぬるくなってきてちょうどよいのです。
大正風呂

源泉名 | 元湯温泉 |
泉質 | ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 49℃ |
湧出量 | 15L/min(自然湧出) |
pH値 | 7.8 |
色 | 無色透明 |
におい | 微硫化水素臭 |
(温泉分析書より)
続いては言葉通り大正時代に作られたという浴槽の温泉。
個人的にはここの温泉が一番好き。
というのも、

こちらに記載されているように、2つの源泉をブレンドしているらしく、それの湯温がなんともちょうどよい。
桜風呂などに比べてぬるめで、その温泉の成分もより体に優しい気がしますね。
またほんのりと香る硫黄のようなにおいがいい。
分析書には「硫化水素臭」と書いてありましたね。

このように浴槽自体は小さいので、一度に入れて3人ぐらいまでなのですが、
それでもじっくり長く入りたい温泉です。
一度入ると気持ちよさでなかなか出られないかも・・。
長湯できれば温泉効果も大きいでしょうし、
体も芯まで温まりますし、いうことはございません。
とにかくひたすら時を忘れて入りましょう。
ちなみにこちらにも洗い場があります。
■動画はこちら
庭園付き露天風呂

続いては桜風呂の露天風呂とは別の位置にある露天風呂。
温泉の泉質なんですが、分析書が見当たらなかったので不明です。
(もしかしたら見逃してるだけかも・・)
こちらの温泉、ロケーションは非常にいいのですが、
いかんせんかなり熱い。
特に表面が熱くて結構しんどかったです。
湯もみすればいいんでしょうが、棒などもなかったですし。
というのもあってあんまりじっくり温泉を堪能できなかったです。
42、43℃ぐらいあったんじゃないかなぁ。
個人的にはもうちょい温度を低くしてほしいかな・・。
ロケーションはいいだけにもったいない気もしますね。
そしてもう一つ宿泊者専用の貸切風呂があるそうなのですが、今回は頼みませんでした。
元々お客さんも少なかったですし、大正風呂が好きだったのでね・・。


ちなみに貸切風呂はこんな感じみたいです。(公式HPより)
清潔そうですし、
人が多いときなんかはゆっくりできそうでいいですね。(有料のようです)
料理
続いてはお料理。
こちらのお宿は温泉だけじゃなくて、料理も素晴らしいのですよ。
再訪したのが料理というのも理由の一つ。
まずは夕食から。

品数も多く飽きさせないお料理の数々です。
味付けもちょうどよいんですよね。
どれも手を抜いてないのが分かります。
定番の茶わん蒸し、山菜、お刺身もいい。
そしてやはり清潔です。

天ぷらとお鍋用のお肉。
お肉は「八幡平ポーク」で地元のものを使っているようです。
ボリュームも満点でしたね。

地ビールも飲んじゃいますよねー(笑

さらには名物「きりたんぽ鍋」も。
大湯温泉は鹿角市に位置しますが、鹿角市はきりたんぽの発祥地らしいです。
地元の料理でもう至れり尽くせりです。

平べったいおうどん。「稲庭うどん」かな。
稲庭うどん好きなんですよねぇ、あの平べったさがいい。
こうしてみると地元の食材をふんだんに使ってますね、
地元愛も感じられます。

最後はさっぱりのおりんごで。
いやぁ、ほんとおなかがポッコリしちゃうぐらいのボリュームでしたね。
大食漢も大満足間違いなしでしょう。
そして朝食。

これまた全部美味しかったなぁ。
左上のお味噌汁はお鍋に入っていて保温されていました。
味も薄すぎず濃すぎずちょうどよい。
サラダも温泉卵も定番でいいですね。
とにかく全然朝も手を抜いてないです。
美食家にもお勧めできる宿ですね。
まとめ
以上、大湯温泉の岡部荘を紹介させてもらいました。
こちらの温泉は総じてクオリティが高く、
泊まれば満足度は間違いなく高い宿になると思います。
温泉、料理、お部屋の清潔感、広さなど、
どれも高品質でした。
そしてその品質の割にお値段も良心的です。
(私が泊まった時は1万2650円ほど)
コスパがいいというのはこのことをいうのでしょうね。
トータル的なクオリティの高い、値段も良心的。
泊まってよかったと思える素敵な宿です。
大湯温泉に来たらぜひ。