今回は2021年の2月に宿泊した「銀山温泉」についての紹介です。
銀山温泉(ぎんざんおんせん)は、山形県尾花沢市(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉である。開湯は慶長から寛永に、かつてこの地に栄えた野辺沢銀山の鉱夫が発見したことによる。銀山は足利幕府時代の康正年間(15世紀)に開かれ、江戸時代の寛永期(17世紀前半)には人口20万から30万を数えるほど栄えたが、正保元年(17世紀中期)から銀採掘が衰退していき、替わって温泉湯治が盛んになっていった。
1689年に銀山が閉山した後に温泉宿が建てられはじめて湯治場として賑わったが、1913年の大洪水により温泉街は壊滅した。その後、地元財界の力で復興し、その時に現在の温泉街の光景が作られた。銀山側下流側から温泉街を眺めた大正ロマン漂う光景は、温泉のシンボル的な風景である。
(Wikipediaより)
銀山温泉といえば、古めかしくもそのモダンな温泉街として非常に有名ですね。
銀山温泉は数件しか宿がなく、予約が難しい温泉としても有名だと思います。
私は3か月前の月初に電話して予約することができました。
ちょうど2月で雪も多く、時期的にも最高のロケーション。
憧れの銀山温泉を満喫してまいりました。
今回訪れたのは「旅館 永澤平八」という宿です。
建物だけでなく、温泉や料理などおもてなしが素晴らしい宿でした。
温泉は大きな貸切風呂があり、空いていればいつでも入れるという贅沢さです。
ちなみにお気に入りになり翌年にまた訪れています。とてもおススメのお宿です。
銀山温泉 旅館 永澤平八
住所 | 〒999-4333 山形県尾花沢市銀山新畑445 |
TEL | 0237-28-2137 |
公式HP | 銀山温泉 旅館 永澤平八|公式ホームページ |
■温泉データ
源泉名 | 銀山温泉(協組2・3・6号源泉) |
泉質 | 含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 |
源泉温度 | 66.5℃ |
湧出量 | – |
pH値 | 6.6 |
色 | 無色透明 |
におい | (無味)無臭 |
(温泉分析書より)※一部主観あり
銀山温泉 旅館 永澤平八 宿泊
宿と街並みについて
今回は車で向かいましたが、
東北中央自動車道 東根北ICを下りて、
尾花沢市まで向かい、そこから右手の道をしばらく行きます。
温泉街の手前で下り坂があるのですが、
そこで永澤平八の看板がある建物を見つけましょう。

Google mapより
正面少し左手、この建物ですね。
ここを左に曲がると駐車スペースがあります。
(駐車スペースは場所により、ほかの宿のパーキングになるのでよく確認しましょう)

パーキングから街並みが少し見えました。
2月ということもあり、やはり雪深いところです。
ここから宿に電話すると、迎えに来てもらえます。
そしていよいよその街並みです。

川を挟んで歴史のある建物が並びます。美しい・・。

右手の建物が「永澤平八」さんですね。
宿の方に荷物を持ってもらえるので、
街並みを見つつ宿まで向かうことができました。
それではここで、街の景色をいくつかご覧いただきましょう。


「永澤平八」さんを主役に一枚。趣のある外観です。

こちらは「古山閣」さんの宿ですね。
いくつか絵が飾ってあってオシャレな外観です。

銀山温泉唯一の共同浴場、「しろがね湯」。
どことなく船のような外観で、縦長でした。
機会があれば入ってみたいものですね。

時間が経過した「永澤平八」さん付近の写真。
個人的にはこのあたりの時間帯が一番美しく感じますね。

夜になりました。
街中には「足湯スポット」があり、
写真のように寒い体を温めることができます。
景色を楽しみながらの足湯もまた一興ですね。

温泉から立ち上る湯気がまたいい雰囲気を醸し出すのですよ。

夜になると、川を挟んだ建物の灯りがより煌きだします。

夜の「永澤平八」さん。(ちょっと手振れしちゃってますが・・)
これまた良い雰囲気。

有名な「能登屋」さんを横から。
ここら辺も撮影スポット的にはいいようでしたね。
(たくさんのカメラマンが、人がいない瞬間を狙ってずっと待ってました・・)
しかし、2月の夜はとにかく寒かった(笑
温泉に浸かって体を温めてから街に繰り出しましょう。
さて、話を戻しまして・・・。
「永澤平八」さんにおじゃまします。

入り口はこんな感じ。和な雰囲気があります。


階段をのぼった写真。個々の外からも街並みを見下ろせます。
中は外の見た目と異なり、かなりきれいで新しい感じでした。
お部屋の中の写真は撮ってないのですが(とろうよ・・笑)

客室 | 銀山温泉 旅館 永澤平八(公式HPより)
写真をお借りいたしました。
こんなかんじだったかな。
和室で、お布団も敷くタイプでした。
確か私の部屋は3階でしたが、景色のほうは・・

じゃーん。窓から見た景色はこんな感じ。
雪が積もっちゃってますね、すごいです。
そして建物内や部屋、お風呂の脱衣所なんかもそうでしたが、
すごく手入れされていて、とてもきれい。
古い宿なんかは、そこをおろそかにしがちな気がするのですが、
流石銀山温泉の名に恥じない綺麗さでした。
きれい好きの方でも、ゆっくりするには最高の場所だと思いますね。
温泉
いよいよ温泉です。
こちらは男女別の内湯が一つずつと、
貸切風呂が2か所あります。
貸切風呂は空いていればいつでも入れるシステム。
これが最高でした。

まずは男の内湯。
シンプルな作りです。
(正直ほとんど貸切しか入ってないのであんまりイメージがない 笑)

続いて貸切風呂のうちの一つ。
家族風呂のような小さめの浴槽です。
そしてもう一つの貸切風呂が素晴らしいのです。

どーん!この大きさですよ。
最高の解放感です。これが貸切なのがもう最高です。
全て木で作られた美しさ。

そして天井の高さ。いいですねぇ。
ちなみに真ん中あたりに窓のブラインドがあるのですが、
そこからも街並みを見下ろせます。たまりませんね。

外から見ると、真ん中の上にある建物が貸切風呂ですね。
いいとこに作りはりますわぁ、本当。
入ってみると、ちょっと熱めなのですが、
水で調節できる蛇口がついているので、
好みの温度に調節可能。ありがたいシステムです。
臭いはほとんどしないのですが、ほんのり何とも言えない香りが。
これが浴槽の木の香りなのかわからないですが、
とても心地よい香り。
何より貸切なので、何も気にせず贅沢な時間を過ごせます。
時を忘れるとはこのことでございます。
料理
続いてはお料理。こちらもとても美味しくいただけました。
まずは夕食。


バラエティに富んだ料理で、どれも甲乙つけがたい美味しさ。
そして一品一品、とても上品でしたね。

小ぶりな尾花沢牛ステーキがこれまたいい。
油っぽくならないようにバランスも考えているのかな。
食べたあと胃がもたれないような心配りもあるのかもしれません。

川魚も美味しくいただきました。
お米ももちろんおいしかったですね。(とれよ・・笑)
ちょうどよい量と質の良い料理で最高でした。

朝食もスタンダードながらどれも良かった。
味付けもよく考えてらっしゃいますね。
定番の鮭はやわらかく脂身もありました。
こっちはちゃんと米が映ってますね(笑
美味しくいただけました。
まとめ
以上、銀山温泉いかがだったでしょうか。
あこがれの所でしたが、その期待値以上に良かったです。
「旅館 永澤平八」さんの温泉、料理ともに素晴らしく、
清潔な館内、時間を忘れて過ごせる快適さ。
もう何も言うことはございません。
これはできれば毎年行きたいなぁと思った旅でした。
永澤平八さんは比較的リーズナブルだと聞いてますし、
それ以上の満足感を得られるところだと思います。
また温泉好きでなくても、一度は行ってほしいところです。
できればやはり、雪の季節が趣があっていいですね。