温泉の効能の中で、多くの人が魅力に感じるのが「美肌効果」です。
最近は女性のみならず男性でも美容に気を使う人も増えてきて、きれいな肌は美容をする人のあこがれ。
そんな美肌効果を文字通り肌でビシビシと感じた温泉が、今回紹介する羽根沢温泉(はねさわおんせん)。
そんな温泉の歴史が下記の通り。
羽根沢温泉(はねさわおんせん)は、山形県最上郡鮭川村大字中渡にある温泉。泉質は含食塩重曹泉(穏和低張性高温泉)、県内では数少ない間欠泉で無色清澄、ph8.4の弱アルカリ性。「美人の湯」と呼ばれている。
山間の狭地に位置するが、旅館や商店が道沿いに並び、小さいながらも温泉街を形成している。源泉をそのまま使用して3軒の温泉旅館と1軒の共同浴場に配湯している。
羽根沢の由来は、このあたりの住民が、新庄藩の藩主に鷹の羽根を献上したことから名づけられた。
1919年(大正8年)、石油試掘中に温泉が湧きだした。石油自体は湧出量が少なかったことから、採算性がないとして本格操業されることはなかったが、地元に住んでいた加登屋旅館の先祖が採掘権を石油会社から買い取り、一軒宿から徐々に規模を大きくしていった。
現在泉質に油分は含まれていないが、しばらくは油混じりの温泉だったという。
(Wikipediaより引用)
もともとは石油試掘中に偶然温泉が湧きだしたということで、においはどことなくオイルのようなにおいに近いです。
そんな羽根沢温泉は現在宿が3軒のみ。とっても貴重な温泉地なのです。
その中で今回訪れたのが「松葉荘」さん。
何よりも素晴らしいのはやはり温泉で、非常にとろみのあるまさに「美肌の湯」にふさわしい温泉となってます。
今まで十年以上温泉に入ってきましたが、その中でも最上級のトロトロ具合で、
「この温泉を美容商品として売り出せるんじゃないの?」
と思うほどのツルツル、トロトロ感でした。
全身ローションのような温泉で体中美肌になりたい方必見の宿です。
羽根沢温泉 松葉荘
住所 | 〒999-5205 山形県最上郡鮭川村中渡1314−2 |
TEL | 0233-55-2539 |
日帰り入浴 | 500円 |
営業時間 | 8:00〜20:00 |
公式HP | 【公式サイト】羽根沢温泉 松葉荘 |
■温泉データ
源泉名 | 羽根沢温泉 |
泉質 | 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 |
源泉温度 | 45.2℃ |
湧出量 | – |
pH値 | 8.4 |
色 | 無色透明 |
におい | あぶら臭 |
(温泉分析書より)※一部主観あり
羽根沢温泉 松葉荘 宿泊
宿について
宿は鮭川村というところのはずれに位置します。
少し南には外国の人にも大人気の「銀山温泉」のある尾花沢市があり、その上の新庄市から、西へ町のはずれのほうへ向かいました。
村ということで、やはりひなびた雰囲気がありましたね。

宿近くの公共浴場。
ここら辺に宿も含めた大きな駐車場がありますので、そこに止めました。

入り口です。歴史を感じる建物でした。
中にはワンちゃんがおり、ずっと寝ていました。結構なお歳だそうです。

お部屋はこんな感じだったかな。温かみのある和室でした。

部屋内には手書きのかわいらしいおけがありました。
「にゃ」という言葉はおそらく方言で、
宿の方も語尾に「にゃ」を使っており、癒されましたね。
部屋には冷暖房、テレビ、冷蔵庫などが完備されておりました。
鄙びたエリアではありますが、快適に過ごすことができましたね。
温泉
いよいよ、待ちに待った温泉です。
浴槽は、男女1つずつで、時間帯により交代制です。

まずは大きいほうの浴槽から。
昔ながらの雰囲気が漂います。
こちらの左側にもう一つの浴槽があるのですが、実はつながっております。
そして奥のほうに見える湯口なのですが、これがすごい。

どーん!!
なんとこれ、湯口から出た「湯の花」。
なんということでしょう、袋がパンパンになっております(笑
こんな光景は私も初体験でした。恐ろしい湯の花の量なのでしょうね。
この袋に触ってみると、ローションのようにトロトロなのです。
すごいです、温泉のトロトロ具合を証明していますね。

ちなみに翌日見た湯口。
夜中か早朝に交換したのでしょうか?新しくなっておりました。
毎回こんなでっかい袋に入れてもパンパンになってしまうのだから恐ろしい・・。
宿の方も交換がさぞかし大変でしょう・・・・そんな努力も垣間見る湯の花でした。
そして肝心の温泉は、やはりヌルヌルトロトロ。
今までいろいろな温泉に入ってきましたが、おそらく今まででで1番ぐらいのトロトロ具合!
そして油のようなモール臭も漂います。
最高です。体がツルツルになりますね。
温度は40℃ぐらいだったかな、最初はちょっと熱く感じますが、徐々に慣れてきます。
体がローションに包まれているような不思議な感覚、なかなか普通の温泉では味わえませんね。
羽根沢温泉ならではの魅力です。

ちなみにこっちがもう一つの浴槽。こっちは小さめですね。
しかし右側としたがつながっています。
確かこっちには湯口がなかったと思いますので、つなげる必要があるのかなと思います。
元々は一つしかなかったのかな。それに敷居を作ったような作りでした。
ただしこっちもヌルヌルトロトロの恩恵は十分に受けることができます。
食事
続いては食事です。まずは夕食から。

なかなかおしゃれな料理で、味も良かったです。
左上のステーキなんかは特に美味。
量も個人的にはちょうどよかった。
(大食漢の方には物足りないかもしれませんが・・)
おそらく料理のプランもいくつかあると思うので、
その人に合ったプランを選べるのではないかと思います。

鰻寿司?のようなやつ。(説明へたくそ 笑)
これがなかなかの美味でした。

これなんだったけか・・すみません、詳細を忘れました(汗
あとはやはり米どころの山形県ですから、
御飯がおいしかったですね。
米がうまけりゃ箸も進みます。
続いて朝食です。

こりゃまたまとまってておしゃれな見た目です。
定番の温泉卵もありますし、納豆もありました。
味もそつなくおいしかったです。
まとめ
羽根沢温泉「松葉荘」いかがだったでしょうか。
山形の温泉の中でも正直メジャーな所ではありませんが、温泉の質は超ド級です。
何よりお肌がツルツルになるようなトロトロの温泉。
体がローションで包まれているような感覚。
これは一度は体験してみてほしいですね!
あれを体験して、マジで
「羽根沢温泉美容ローション」
みたいなものが商品化できるんじゃないかなと思いました。
化粧品会社の方、検討してみてください!
宿の方もコロナの影響ももちろんあって苦しい経営をされていると思います。
最高の美容温泉として、新たな強み、PRができればもっと知名度も上がると思いますし、より羽根沢温泉が活気づくことを期待します。
何はともあれお肌に良い最上級の温泉、羽根沢温泉にぜひ一度訪れてみてください!