突然ですが、秋田県の小安峡(おやすきょう)はご存じでしょうか?
皆瀬川の侵食によって形成された渓谷「小安峡」。そこにはいくつかの温泉宿が存在します。
今回はその川沿いにあるお宿の一つ、小安峡温泉の「松葉館」(まつばかん)を紹介します。
松葉館はこんな宿
- 自然の空気がいいぬるめの露天風呂
- 内湯の浴槽には男性のシンボル!?
- 山の幸を生かした料理
小安峡の自然の恵みである温泉や山の幸が魅力の宿です。
秋田県 小安峡温泉「松葉館」
| 住所 | 〒012-0183 秋田県湯沢市皆瀬字湯元50-1 |
| TEL | 0183475019 |
| 公式HP | 松葉館 |
| 日帰り入浴 | 大人600円、子供300円 |
| 日帰り営業時間 | 9:00 ~ 17:00 (冬季間:9:00 – 16:00) |
| チェックイン チェックアウト | 15:00〜 〜10:00 |
| クレジットカード・電子決済の利用 | ■クレジットカード (VISA/MASTER等/AMEX不可) ■PayPay |
宿周辺の観光地「小安峡大噴湯」
宿はかなりの山奥の方になります。周りには森や川などの自然が広がるエリア。
また栗駒山なんかも比較的近くにあるところです。
そして宿付近の観光名所といえば「小安峡大噴湯」があります。

こちらの看板から階段で降りていきます。

川沿いへ降りてきました。ここからしばらく行くと・・・。

岩の隙間から蒸気が見え始めます。

そして姿を現しました、すんごい湯気!


蒸気や熱水がたまっている地熱貯留層の亀裂が露出しているという世界でも珍しい地形です。


目の前が真っ白になっちゃうぐらいの勢い。これにあたるとびちゃぬれになります(笑
恐ろしい勢いで「プシュー」と噴出する様は圧巻です。

記念撮影した時のものです。上空に見える「河原湯橋」とも相まってスケール間の大きな写真を撮ることができます。
いわゆる「映えスポット」ですね。小安峡に来たらこちらはぜひ訪れてみてください。めちゃくちゃすごいです。
川沿いに佇む宿
宿は小安峡の皆瀬川沿いにあります。

こちらですね。とても大きな宿です。

館内の階段にはこけしがたくさん。こけしといえば宮城県大崎市が有名ですが、ここらへんもあるんでしょうか?
窓から入ってくる緑が心地よいです。
「お部屋」窓2か所の明るい和室
| トイレ | 部屋付き |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン・暖房 | あり |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | あり |
続いては今回泊まったお部屋についてです。

広々とした和室へ案内してもらいました。


窓は2か所あり、自然豊かな緑が眼の前に広がります。気持ちがいいですね。


エアコンが完備。暑い時期には助かります。
また暖房もついており、寒い季節でも問題なさそうです。

山奥の宿ではありますがテレビも普通に見られました。

冷蔵庫もちゃんとついてます。冷たい飲み物もOK。

部屋にトイレもついているので、共同だと気になる方でも安心です。

和菓子はもろこし。小ぶりなのがなんだかかわいらしい。
「温泉」弱アルカリ性の単純泉
メインの温泉でございます。
浴室は男女別になっており、当日と翌日で入れ替わるシステム。
なお露天風呂は片方の浴室にしかないので、利用できる時間は限られます。

入浴できる時間帯は
夜10:00まで 朝6:00~
となってます。
| 源泉名 | 皆瀬1号2号井 混合泉 |
| 泉質 | 単純温泉 〔低張性-弱アルカリ性-高温泉〕 |
| 源泉温度 | 87.5℃ (使用位置:41℃) |
| 湧出量 | 構造上測定不能 自然湧出 |
| pH値 | 8.4 |
| 色 | 僅かに白濁を呈す |
| 味・におい | 土臭と微硫化水素臭、僅かに塩味を有する |
男性のシンボル?「内湯①」
まずは内湯のみの浴室を見ていきましょう。

どーん。なかなかのサイズです。
そしてやけに存在感のあるものが見えてますでしょうか。

はっ。なんじゃこりゃあ。

もうこれは完全にあれですよね、男性のシンボル・・・。
というかこれはモザイク入れた方がいいのか?(笑 BANされないでしょうかね・・。
非常に立派なものが浴槽の中にありました。これはかなりのインパクトですね。

湯口はおそらくこれかな。ちょろちょろと少しずつ温泉が出てました。これがまぁ熱かった。
源泉が87℃ですからね、加水はしてるんでしょうけどそれでもなかなかの温度でしたね。


洗い場はご覧のように三か所ほどだったかな。シャワーもついておりました。
アメニティはポーラのやつ。なかなかいいやつでした。

タイトル「男性●と私」
仲良くツーショットを取ることができました。まぁそんなことはおいといて・・(笑
こちらの温泉は単純泉、無色透明のにおいもあまり感じないスタンダードな泉質に感じました。
湯温が結構高めで、あんまり長湯できるような感じではなかったですが、さっぱりとしており入りやすい温泉でした。

また、到着時は何もなかったのですが食事前に入った際にはジャグジーでボコボコしており、これが結構な気持ちよさでした。その分熱いですけどね(汗


岩に文字や絵がくりぬかれていて、こういった遊び心もほっこりさせてくれました。
日当たりの良い「内湯②」
そして時間になったら入れ替わるもう一つの浴室を見てみましょう。

内湯①と同様に横長のシンプルな浴槽。

左右の湯口から豊富な温泉が流れてました。

こっちは浴槽の脇にお湯と水が入れられる蛇口があったのですが、取っ手がないので回せない・・。熱いときには水入れたりできれば最高なんですけどね。
ぬるめで最高の「露天風呂」

内湯②の奥にある露天風呂はこちら。

ヒノキ風呂。これがまぁぬるめの絶品温泉なんですわ。
男性シンボル浴槽の方にも露天風呂が欲しいものです・・(笑

そしてもう一つがタイルの浴槽。こちらも同様にぬるめのリラックスできる温度。

木彫りのお魚が何とも愛らしい(よく見るとちょっと怖いが)
分析書に記載されてた[皆瀬1号2号井 混合泉]は温度が高めなのですがこれはそれとはまた違うのかな?
とにかく外の心地よい風と相まってかなり気持ちが良かったです。
時を忘れるとはこのこと・・・ずっと続けばいいのになぁなんて思いながら入っておりました。
ぬる湯の魅力は眠くてうとうとしている時の幸福感みたいな状態になれるのがいいですね。
■温泉の動画はこちら
「料理」山の幸を活かしたメニュー
続いては料理。この土地ならではの料理が素晴らしいです。
山菜、魚、お肉と素晴らしい「夕食」

夕食はこちら。

大好きな山菜の一つ、こごみもありました。

川魚(岩魚かな?)のお刺身は結構珍しい。

そして定番の塩焼きも。川沿いの自然豊かな所ならではのメニューです。

定番の茶わん蒸しも良い。

鶏肉の出汁がきいたお鍋。温まります。スープもうまいんだ。

名物皆瀬牛のステーキ。程よい霜降りがたまりません。

山菜の天ぷらはサクサクの出来立てを。どう考えたってうまいでしょう(笑

そして特に一押しがコシアブラの混ぜご飯。
ご飯との相性抜群で、米だけでなんぼでも行けちゃう美味しさ。
こちらに泊まった際にはぜひ食べてほしい逸品です。
定番メニューの「朝食」

朝ごはんがこちら。

定番の鮭、山菜の和え物など朝にぴったりのメニュー。

山芋のトロトロ感と、なめたけのトロトロ感がマッチ。

こういう味付けのないシンプルなやつも美味しい。ちょっと醤油をかけてね・・。

温かいお味噌汁も朝のお腹には優しくてうれしい。
「まとめ」自然の恵みを体感する宿
温泉、自然の空気、料理とすべて素晴らしい宿でした。
また観光できるところも近くにあり、温泉以外にも楽しめるでしょう。
こんな人にオススメ
- ぬる湯の露天風呂に入りたい方
- 山の幸を活かした料理を味わいたい方
小安峡に寄った際はこちらの宿が一押しです、ぜひ泊まってみてください。
