北海道の旅、3日目の宿は広大な十勝平野の中心地、帯広にほどなく近い音更町。
その前に訪れたぬかびら温泉の上士幌町から音更町へレンタカーで走らせたのですが、その果てのない広大さに大変驚きました。
走っても走っても畑や牧場が続く景色。温泉とは別に感動した風景の一つですね。
そんな広大な土地の音更町、そしてそれに近い帯広の中心部には数多くの温泉が存在します。
今回はその中の一つ、十勝川温泉の「丸美ヶ丘温泉ホテル」に宿泊しました。
日帰りの利用客がとんでもなく多かった日帰りメインの宿ですが、今回は宿泊してその温泉を思う存分に堪能しました。
十勝川温泉「丸美ヶ丘温泉ホテル」
住所 | 〒080-0131 北海道河東郡音更町宝来本通6丁目2 |
TEL | 0155-31-6161 |
日帰り料金 | 大人500円・小学生100円・幼児無料 【家族風呂】 [平 日]14:00~23:00 [日曜日]12:00~23:00 ※石鹸・シャンプー等の 備え付けはございません |
営業時間 | 朝10時〜夜23時閉館(22時最終受付) |
公式HP | 丸美ヶ丘温泉ホテル・ガイドブック |
なお、宿泊はホテルに直接電話して予約します。また、宿泊は素泊まりのみになってます。
十勝川温泉 丸美ヶ丘温泉ホテル 宿泊記録
宿について
丸美ヶ丘温泉ホテルは帯広の中心地から近いところにあります。
十勝川をはさんで少し北の小高い丘にあります。
ギリギリ音更町ですが、ほぼ帯広といっていいんじゃないかなと思います。

宿につきました。日帰り施設っぽい外観で、ぱっと見ホテルっぽくないですね。

早速ですがお部屋になります。
受付から右手の奥に行くといくつか宿泊用のお部屋がありました。
布団が用意されていてシンプルなお部屋ですね。

部屋の外からは大きな駐車場が見えるので、開けてると気になるかもしれないです。

テレビが備え付けられております。

冷蔵庫もありました。なおトイレは共同です。

部屋の外には電子レンジ、オーブンなどが用意されてました。
素泊まりのためお弁当など温めるのに使うからでしょうかね。
温泉について
温泉は
日帰りも利用する大浴場と、
複数の貸切家族風呂
の大まかに2種類あります。
家族風呂は10か所あるので予約すればどこかしらは入れるでしょう。
大浴場
まずはメインの大浴場から。

レイアウトはご覧のようになってます。大きな浴槽と小さな浴槽がそれぞれ別の源泉になっています。

流石日帰りメインの施設だけあって脱衣所も広かったです。

こちらが大浴場の全貌です。かなりの広さです。
特に大きな浴槽はかなりのサイズでしたね。

大きな浴槽メインで。真ん中に湯口があるスタイル。好きなタイプです。
後ろにはちょうど見ごろの紅葉で、内湯ではありましたがいい景色でした。

あふれんばかりに流れる源泉。美しいです。


浴槽には泡が。炭酸泉ってことなのかな。
しかしこの大きいほうの大浴場、かなりの熱さです。
42~43℃ほどはあったでしょうか。ヌルヌルの温泉だけど肌がピリピリするぐらいの(笑
温まりはかなり良いと思います。
温泉は黒っぽい色味でヌルヌルのモール泉。独特の油っぽいにおいもクセになりますね。

そして皆さんお待ちかね?の小さい浴槽、これがもう最高。
大きい浴槽と同様のモール泉ですが、まぁぬるい。
37℃ぐらいの極上ぬる湯。トロトロしていてモール臭がただよう温泉。
モール泉のぬる湯は例外なく素晴らしい。これは間違いないやつです。

こちらにも細かい気泡がこれでもかとまとわりついてきます。

気持ちよすぎる!この泡をトゥルンと引きはがした時のヌルヌルさ。
贅沢すぎましたね。本当に。

そしてちょうど外の紅葉が温泉にリフレクションして美しい景色に。

ずっと入りながら外を眺めてましたね。幸せだなぁって思いつつ・・・。

ぬる湯の浴槽は浴槽内の穴から温泉が流れてきてたので、見た目の美しさはないですがそんなことはもうどうでもよかったですね(笑

9.5割はぬる湯に入ってました。あんまりに気持ちよすぎて。時を忘れるとはこのことですね。
とまぁ語りつくせぬぐらいの気持ちよさでありました。

「人生のご褒美」という言葉もいい得て妙だと思わされました。
ちなみにこちらの施設は日帰りが朝の10:00~23:00までという、ほとんどの時間が日帰りになります。そして夜中は入れないのです。
なので宿泊客だけが使用できるのは実質早朝から朝の10:00までなのです。(この日は6:30からでした)
正直宿泊した当日はほとんど入ってません。日帰り客が多すぎて鮮度も正直よくないし・・。
なのでもし宿泊される方は朝の10:00までのゴールデンタイムを満喫してほしいと思います!
温泉の泉質はこちら↓
■大きい浴槽+家族風呂
源泉名 | 丸美ヶ丘温泉3号泉 |
泉質 | アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 47.9℃ |
湧出量 | – |
pH値 | 8.6 |
色 | 弱茶褐色澄明 |
味・におい | 無味無臭 |
■小さい浴槽
源泉名 | 丸美ヶ丘温泉2号泉 |
泉質 | 単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉) |
源泉温度 | 38.0℃ |
湧出量 | – |
pH値 | 8.0 |
色 | 黄色澄明 |
味・におい | 無味無臭 |
(温泉分析書より)
貸切家族風呂
今回は宿泊ですが、せっかくなので貸切風呂も利用させてもらいました。
ちなみに宿泊料金とは別に料金を支払いました。
そこらへんは優遇してほしかったのが正直なところですが、仕方ないですね。

家族風呂はこの先です。そこで受付を済ませて入ります。

家族風呂はこちら。シンプルなタイルの浴槽です。

温泉は大浴場の大きい浴槽と同じ源泉だそう。茶色っぽい色味と湯の花がありました。

シャワーが一つついてました。
やっぱり源泉が熱めなのでこっちも熱かったですね。

2つの蛇口があり、確か水が入れられたような気がします。
いい温泉でしたけど、個人的にはぬる湯の方も追加してほしい気がしますね。
食事[近くの居酒屋にて]
こちらの宿は素泊まりなので、食事はないです。
しかし北海道まで来たので地元の料理を食べたく、帯広の居酒屋まで向かいました。
せっかくなので紹介させてもらいます。
訪れたのは「十勝帯広大衆食堂 とかち晴ル」というところ。
住所 | 〒080-0012 北海道帯広市西2条南10丁目20ー7 |
TEL | 05054940285 |

どでかい文字が目印です。

まずは定番のもつ煮。もつがホロホロでした。

北海道といえばじゃがいもですね、そして乳牛も。
地元の生産者から仕入れた食材をふんだんに使用されているようで、これも十勝のジャガイモなのでしょうね。

これまた有名なザンギ。とってもジューシーでした。

ホタテもこれまた北海道の海で取れそうなメニュー。うーん最高です。

〆はおにぎり。全体的においしくいただけました。
平日だったのですが地元の人でにぎわっていて、人気のお店なのがうかがえましたね。
北海道を満喫させてもらいました。
以上、十勝川温泉「丸美ヶ丘温泉ホテル」でした!
ヌルヌルトロトロのモール泉、そしてぬる湯のある浴槽。
副交感神経が刺激される最高の温泉でした。
ほぼ貸切状態で入れるのは朝から10時までですが、そのために宿泊する価値はありましたね。
あんないい温泉をいつでも入ることができるとは、地元の方がうらやましいです。
そんな極上の温泉、ぜひ一度は入ってみてください。