塩原温泉「渓雲閣」日帰り|桜を望める貸切露天風呂で春を満喫

桜が見られる貸切風呂というのはなかなかありませんが、栃木県那須塩原市に位置する塩原温泉「渓雲閣」(けいうんかく)ではそれが叶います。

こちらの温泉宿、秘湯を守る会のお宿の一つ。

渓雲閣はこんな宿

  • 空いていればいつでも入れる貸切露天風呂
  • 春には桜の花を望めるロケーション
  • 濃厚な硫黄泉に入れる

今回日帰り入浴にしたのですが、貸切風呂とお部屋での休憩プランがあったのでそちらを選択。

お部屋でゆっくりとくつろぎ好きな時に温泉に浸かることができるプラン

桜を見ながら温泉に浸かりたい方はもちろん、濃厚な硫黄泉をたっぷり味わいたい方も入浴必須!

今回はその魅力についてを隅々までレポートします!

栃木県 塩原温泉 渓雲閣

住所〒329-2922
栃木県那須塩原市湯本塩原37
TEL0287322361
料金立ち寄り湯
大浴場のみ入浴可
利用時間:12:00~14:30
料金:1,100円(タオル付き)
部屋貸し休憩入浴(客室休憩+貸切露天)
※前日までに要予約
大浴場、貸切庭園露天風呂、共同浴場入浴可
利用時間:12:00~17:00(最長5時間)
料金:3,850円(タオル、浴衣、バスタオル付)
営業時間上記の通り
公式HP塩原温泉 渓雲閣(けいうんかく)絶景を望む秘湯にごり湯の宿

タヌキがマスコットの宿

こちらのお宿の近くにはいくつかの共同浴場があります。

それぞれ泉質も異なるため楽しめるのですが、宿泊、もしくは今回のように部屋を借りるプランであればそれらの外湯にも無料で入ることができます。

ちなみに入れるのが

  • むじなの湯
  • 寺の湯
  • 中の湯

の3つになります。(しかし行った日はちょうどどれもやってなかったという・・)

奥塩原新湯温泉 外湯めぐり(むじなの湯・寺の湯・中の湯) ←詳しくはこちらから

道路沿いの宿
左右に提灯が飾られた宿の外観

宿の外観はこんな感じ。左右には秘湯を守る会の提灯が鎮座します。

宿の左側に駐車場があったので車の場合はそこに停めましょう。

館内のロビーは開放感があってくつろぐにも最適。

麦茶がのめる給水機

麦茶だったかな?冷たくなっていて温泉入った後に一杯できます。心配りが最高です。

タヌキの置物だらけ

どうやらこちらのマスコットキャラクターはタヌキのようです。

しかしここまで多くの像があるとちょっと怖いかも・・(笑

タヌキのマスコット

こんなところにもタヌキ君が。かわいらしいイラストです。

「お部屋」十分にくつろげる和室

続いて休憩させてもらったお部屋を見ていきましょう。

休憩できるお部屋

シンプルな和室でございます。

お部屋の窓際の景色

窓からはちょっと他の建物も見えますがなかなかのロケーションです。

冷蔵庫、テレビがついてました。

冷蔵庫にはジュースやお酒がぎっしり。

今回は飲みませんでしたが、おそらく飲むこともできるのかな?お水も入っているのでのどが渇いた時でもばっちりでした。

温泉まんじゅう

お菓子は今井やさんの温泉まんじゅう。やわらかくてかなり美味しかったです。一度は食べてほしい饅頭です。

洗面所

洗面所もついてました。ただトイレは共同のものを使用します。

日帰り休憩ですがタオル、バスタオル、浴衣もついており、まったりできるありがたい心遣いです。

「温泉」pH2.6の硫黄酸性泉

さっそく温泉に参ります。

温泉は貸切露天風呂が2か所男女別の大浴場となってます。

なお源泉は、共同浴場である「なかの湯」と同様のようです。

泉名共同噴気泉 (なかの湯)
泉質単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)
(酸性低張性高温泉)
源泉温度68.0℃
湧出量120.6L/min(自然湧出)
pH値2.6
ほとんど無色澄明
味・におい酸味·苦味および硫化水素臭を有する。

桜も望める「貸切露天風呂」

まずは貸切露天風呂。

貸切露天風呂入り口

ご覧のようになっており・・・

貸切露天風呂のお札

使用する場合は札を裏返しておきます。

貸切露天風呂左側の全体

左側の露天風呂がこちら。非常に上品な作り。

露天風呂からは桜が望める

奥にはちょうど見ごろの桜を見ることができました。

浴槽と桜と相まって美しいロケーションです。

貸切露天風呂の湯口

湯口からはコンコンと温泉が湧きだします。

しかしこの源泉、かなりの熱さ。なんでも源泉は共同浴場の「なかの湯」から引いているらしく、その温度68℃!

もちろん湯口から出る温度はそれより下がってますが、それでも43、44℃ぐらいはあったような・・。

なので何もしてないとかなりの熱さできつい。

そこでお水が調節できるレバーがあります。こちらでうまく調節しましょう。

さすればちょうどいい温度で温泉が楽しめます。

湯もみ板

あとはこの湯もみ?板があるので、これでお湯をかき回してもいいかも。

硫黄泉の詳細説明文

温泉はご覧の通り、酸性の硫黄泉。

硫黄の香りを楽しめるのですが、それプラス浴槽のヒノキの香りも相まってかとってもいい香りでした。

温泉のにおいって源泉以外からも影響があると思っていて、その最たるものが「浴槽」かなと。

浴槽の香りと源泉の香りでその温泉の香りが決まってくるんじゃないかなと思ってます。

この浴槽はそれが顕著で、ヒノキの香りも十分に感じることができました。

香りと桜の景色を楽しみながら好きな温度に調節できるので、リラックスして時間を過ごせました。

桜の花びらが温泉に浮く

桜の花びらも時々入ってきて春を満喫してました。

貸切露天風呂右側の全体

ちなみに右側の浴槽はこちら。

左右の浴槽は、作りとしては左右対称になっており、そこまで見た目は変わらないです。

右側もお水で調節可能

こっちも同じく水で調節可能です。

※ちなみに貸切露天には体を洗うアメニティがありませんでしたので、お気をつけください

湯口の上にタヌキ「大浴場」

続いては大浴場も紹介します。

大浴場の脱衣所

脱衣所の桶には栃木県出身の有名人が書いてあり、遊び心を感じますね。

大浴場全体

大浴場はこんな景観。

大浴場床に沈む湯の花

床には細かい硫黄が沈澱しており、成分の濃さを物語ります。

湯口のタヌキ

こちらにもタヌキが。やっぱりマスコットなのでしょうかね。

温度的にこっちは水で調節できない分、そこまで熱くなかったかな。

そんでにおいが貸切露天とちょっと違うんですよね。

ほんのり泥っぽいっていうんでしょうか、なんというか露天に比べて古さを感じましたね。

同じ源泉なのに臭いが違うとは、不思議だなぁ・・。

洗い場は4か所だったかな。

ボディソープやシャンプーもPOLAのやつが置いてありました。流石です。

「まとめ」部屋付きプランで入浴後もくつろげる

通常日帰りは入って終わりですが、今回のプランは貸切風呂+お部屋で休憩できるという、最高なまったりプラン

貸切風呂に何回も入れて、なおかつ部屋でくつろげて3,850円は比較的お得な感じがします。

しかも最長で5時間いられるので、実質「昼の部宿泊」?みたいなものでしょう。

こんな人にオススメ

  • 貸切風呂を何度も利用したい方
  • 日中の時間をまったり温泉で過ごしたい方
  • 温泉の後は部屋でゆっくりくつろぎたい方

ランチがついてないのは残念ですが、貸切で何度も温泉を楽しめるのはとても魅力です。

あらかじめ予約が必要ですので、利用される方は早めのご予約をしてもらえればと思います。

また、もちろん宿泊もできますので料理なども楽しみたい方は宿泊もお勧めです。