南紀勝浦温泉「ホテル浦島」宿泊|家族で楽しめる温泉のテーマパーク!

温泉のイメージといえば、レトロなタイルの鄙びた温泉宿や、山のふもとにある秘湯宿などを想像するかもしれません。

しかし、まるでテーマパークのような温泉ホテルがあるのです。

それが、和歌山県那智勝浦にある「ホテル浦島」です。

ホテル浦島はこんな宿

  • 洞窟風呂をはじめ異なる景観の温泉がある
  • 複数の源泉を持ちいろんな泉質を楽しめる
  • 敷地が広大でゲーセン、お土産屋など温泉以外も楽しめる

このホテルはとにかく敷地が広大で、複数の温泉が楽しめます。

そしてホテル内には複数の食事処やゲームセンター、お土産屋さんなどが立ち並び、大変活気あふれる街のようなのです。

そんな、家族で訪れても大変思い出に残るであろうこちらのホテルをレビューしていきます。

(2023年に訪れたときの記事です)

和歌山県 南紀勝浦温泉「ホテル浦島」

住所〒649-5334
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2
TEL予約専用電話:0735-52-4111
代表電話:0735-52-1011
公式HP南紀勝浦温泉の宿 ホテル浦島【公式】
日帰り入浴大人 2,500円(税込) お子様 1,250円(税込)
※お子様=3歳から小学生まで
※タオル・バスタオル付
日帰り営業時間9:00 – 18:00(最終利用19:00)
※以下の時間帯は各温泉がご利用頂けませんのでご注意ください。
忘帰洞 10:00 – 13:00
ハマユウの湯 / 滝の湯 12:00 – 15:00
玄武洞 12:00 – 16:00
磯の湯 9:00 – 12:00
チェックイン
チェックアウト
15:00〜18:00
〜10:00
クレジットカード・電子決済の利用■クレジットカード
JCB、VISA、DC、AMEX、ダイナース、マスター
■電子決済
PayPay、楽天ペイ、d払い、ALIPAY、スマートコード、QUICPay、WeChatPay、nanaco、楽天Edy、WAON
宿泊料金1泊朝食付き 18,150円(2023年当時)

お土産、コンビニがある広大なホテル

ホテルはまさに島のように少し出っ張ったところにそびえたっています。

今回は車で向かったのですが、直接ホテルに停めることができないため、近くの駐車場に停めることになりました。

そこからシャトルバスにてホテルまで送迎してもらいます。

googlemapより引用

こちらですね。

グーグルマップで「ホテル浦島駐車場」と入力すれば案内してくれるそうなので、そこから位置を把握すると良いでしょう。

電車、飛行機などを利用の場合はアクセス | 南紀勝浦温泉の宿 ホテル浦島【公式】でご確認ください。

ホテルへ着くと、ロビー付近はお土産屋さんでにぎわいを見せます。

ご覧のように広いスペースが設けられています。

複数のお店が並び、お土産探しも楽しくなっちゃいますね。

ちなみに一押しの商品が、「アイスかげろう」。

紀州銘菓のかげろうをアイスにしたものなんですが、これが癖になるうまさ!

売店で売ってると思うので、ぜひ一度食べてほしい逸品です。

さて、紙の案内図で恐縮ですが、ホテルはご覧のようになっておりめちゃくちゃ広い!笑

一日で全部回るのが大変に思うほどです。

また、館内にローソンもあるので何か欲しいものが必要な時にも安心です。

そのほかにも

  • 売店・民芸品・雑貨
  • ゲームセンター
  • カラオケ
  • 釣りコーナー
  • マッサージ

など多種多様なアミューズメントがそろっているようです。

ちなみにゲームセンターはこんな感じ。

お子さんなんかも楽しめるんじゃないでしょうかね。

「お部屋」値段やロケーションに合わせて選ぶ

トイレ部屋付き
冷蔵庫あり(水ペットボトル付き)
エアコンなし?(要確認)
Wi-Fiあり
テレビあり
タオル・浴衣あり

私が今回予約したお部屋が「なぎさ館」になります。

ホテル内は4つの館があり、それぞれお値段やロケーションに合わせてお好みで選べるのが魅力ですね。

今回泊まったお部屋がこちら。

和風の開放感あふれるスペースの大きな部屋でした。

窓からは海の臨むことができました。気持ちいいです!

たまにトンビが空を気持ちよさそうに舞っていましたね。

窓沿いからの景観。かなり広いお部屋なのが分かりますね。

ゆっくりくつろぐことができます。

お水がついてきており、ありがたい心遣いです。

冷蔵庫もついており、冷たいグラスもあり。

テレビももちろんついてます。

タオルと浴衣がついており、館内の移動は浴衣でOKでした。

トイレも部屋に備え付けで、きれいなウォシュレット付きのものです。

また、Wi-Fiもついておりそこも問題なしです。

ちなみに入浴剤なんかもありました。抜かりないですねぇ。

なお、夜にはご覧のような夜景も見ることができ美しかったです。

「温泉」温泉だらけのテーマパーク!?

それではメインの温泉なんですが、いくつものエリアがあり楽しめます。

以下が温泉と営業時間になります。

忘帰洞5:00 – 10:00 / 13:00 – 23:00
※午前と午後で男女入れ替え制
玄武洞5:00 – 12:00 / 16:00 – 23:00
滝の湯男性 6:00 – 12:00 / 女性 15:00 – 24:00
ハマユウの湯女性 6:00 – 12:00 / 男性 15:00 – 24:00
磯の湯6:00 – 9:00 / 12:00 – 24:00
遙峰の湯6:00 – 10:00 / 14:00 – 24:00
(山上館宿泊客専用のため未入浴)

温泉の中でも有名なのが洞窟風呂で、一番景観を楽しみたいなら

忘帰洞がおすすめです。

あと個人的には2つの泉質が楽しめる磯の湯なんかも一押し。

さて、先ほども見てもらった案内図です。

ご覧のように景観の良い2つの温泉は反対側に位置しており、かなり遠いのです(汗

なので全部コンプリートするのは大変かもしれないです。

しかし!

ご覧のようにスタンプラリーが楽しめ、景品ももらえるので体力のある人は全部入ってみるのもいいかもしれません。

一つずつ見ていきましょう。

海が望める洞窟風呂「忘帰洞」

まずは海が望める一番ロケーションの良い忘帰洞(ぼうきどう)。

こちらは時間帯によって男女の浴室が入れ替えるので、両方入るとまた違う景観が楽しめます。

今回は全部ひとまとめでお伝えします。

しかしお部屋から遠かったので歩きました・・・。

画像の提灯が目印です。

ロッカーはご覧のようにカギがかけられるので安心です。

しかし数がえらい多くて、実際に利用者もかなり多かったです。

洞窟のような先に海が望める不思議な空間です。

浦島太郎にちなんで亀の像なんかもありました。

浴槽は複数あって微妙に温度も異なっています。

丸い湯口。豊富な温泉が流れてました。

洗い場も洞窟の中にあり、不思議な感じ。

ここにも亀が!

広々とした浴槽で開放感が素晴らしい。

公式HPより引用

そして一番景観のいい浴槽がこちらかかな。

しかし壮大でしたね。スケール感がでかかったです。

三角形に切り抜かれた絵のような景観。美しかったです。

肝心の温泉なんですけど、ほんのり白っぽい硫黄泉

硫黄泉というと山にある温泉のイメージなんですけど、海沿いでこれは珍しいですね。

青森県の海沿いにある下風呂温泉なんかも硫黄泉ですけど、ここも同様なのかもしれません。

場所によっては熱かったり、ぬるかったり温度が異なるので、

お気に入りの温度の浴槽を探すのも楽しいかもしれませんね。

ちなみに源泉は「温泉集中タンク」と呼ばれるものを使用していて、いくつかの源泉をブレンドしているようです。

■温泉集中タンク

源泉名温泉集中タンク
(岩窟湯、翁湯、赤島1号泉、赤島2号泉、浦島湯、鯨湯)
泉質含硫黄-ナトリウム·カルシウム-塩化物温泉
(低張性中性高温泉)
源泉温度51.5℃(気温26.5℃)
湧出量574 L/min (動力揚湯)
pH値7.3
蛋白白濁
味・におい弱硫化水素臭、微弱塩味

幻想的な洞窟風呂「玄武洞」

続いては同じく洞窟風呂である玄武洞(げんぶどう)。

こっちは忘帰洞に比べると地味かもしれないですが、洞窟感はより感じられます。

この温泉までもかなり歩きました。ご覧のような提灯が目印。

公式HPより引用(男湯)

忘帰洞よりもさらに洞窟感が強く、荘厳な雰囲気。

ジメっとじた感覚もあり、本格的な洞窟風呂といった趣でした。

奥には海が望める小さな浴槽もありました。これは小さいのであまり人は入れなかったですね。

ここの源泉は忘帰洞とは異なるもので、磯ノ湯2号泉、3号泉が使われているようです。

どの浴槽にどの源泉が使われているかは不明でしたが、泉質的には同様のものだと思います。

こちらも硫黄臭漂う心地よい温泉でした。大きい浴槽はちょっと熱めだったかな。

■磯ノ湯2号泉

源泉名磯ノ湯2号泉
泉質含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉
(低張性弱アルカリ性高温泉)
源泉温度46.0℃
湧出量162 L/min(動力揚湯)
pH値8.1
黄緑色澄明
味・におい弱硫化水素臭、中硫黄味

■磯ノ湯3号泉

源泉名磯ノ湯3号泉
泉質含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉
等張性弱アルカリ性高温泉)
源泉温度42.0°℃
湧出量149 L/min(動力揚湯)
pH値8.2
黄緑色澄明
味・におい弱硫化水素臭、中硫黄味

3つの浴槽「滝の湯」

滝の湯は3つの浴槽が存在します。

メインの大きな浴槽。

奥にこれまた大きな浴槽。

そしてさらに奥に四角い浴槽。

洞窟風呂がどうしても名物なので、そちらにばかりスポットが当たりがちで人が少なかったです。

しかし3つもの浴槽を源泉かけ流しのお湯が駆け巡っているのは何とも贅沢です。

普通の旅館で滝の湯だけだとしてもかなりの贅沢でしょう。素晴らしいです。

なおこちらの源泉は忘帰洞と同様に「温泉集中タンク」からだそうで、乳白色の色味でした。

利用者が少ない穴場「ハマユウの湯」

続いてはシンプルな内湯であるハマユウの湯

こちらですね。

複数ある浴槽の中ではおそらく一番地味になるであろうところ(笑

しかしその分人の利用が少なく、貸切でゆっくり入れる穴場的スポット。

人も入ってないので鮮度もおそらく一番いいかと。

こちらも滝の湯と同様に、源泉は「温泉集中タンク」からだそうです。

静かな時間を過ごしたい方は一押しの温泉です。

一押し!泉質が2つの「磯の湯」

そして来ました、個人的に激推しの浴槽、それが磯の湯

ご覧のように左右で色の違う泉質が楽しめる二度おいしい浴室。

左側はこのホテル内ではなんとも珍しい、緑がかった透明度の高い温泉。

これには思わずテンション上がっちゃいましたね(笑

そして舐めるとしょっぱい。分析書にも中塩味と書いてある通り。

まさに磯の湯といったところでしょうか。

そして硫黄の香りは他の温泉同様に感じました。いやぁ、いい湯ですよこれは。

そして右手の方は乳白色の硫黄泉。

見た感じは「温泉集中タンク」で使われてる源泉と似てますが、温度が他に比べて幾分ぬるめ。(源泉41℃)

これが個人的に好ポイント。

おかげで時間をかけて温泉を楽しむことができます。

そして湯口からはドバッドバッと小気味よく源泉が流れてきてました。この音がなんともクセになります(笑

クリアな色味とぬるめの温泉と異なる泉質を堪能させていただきました。

洞窟風呂のようなスケール感はないですが、温泉の質はピカ一ではないかと思いますので、ぜひ一度入ってみてほしいです!

■磯ノ湯1号泉(透明)

源泉名磯ノ湯1号泉
泉質含硫黄-ナトリウム·カルシウム-塩化物温泉
(低張性弱アルカリ性高温泉)
源泉温度44.2℃
湧出量203L/min(動力揚湯)
pH値7.8
無色澄明
味・におい中硫化水素臭、中塩味

■磯ノ湯5号泉(乳白色)

源泉名磯ノ湯3号泉
泉質含硫黄-ナトリウム·カルシウム-塩化物温泉
(低張性弱アルカリ性高温泉)
源泉温度41.0℃
湧出量72L/min(動力揚湯)
pH値7.8
白色混濁
味・におい中硫化水素臭、中硫黄味

「食事」館内利用なら早めの予約を

料理についてなんですが、今回は朝食付きプランに設定したので、夜はホテル内にあるレストランを利用しました。

プランによってはバイキングや会席料理などあらかじめ選択できるのでお好みに合わせてもらえればと思います。

ここで一点注意なのですが、

夕食無しプランを選択した場合、レストランを早めに予約しておかないとすぐに埋まってしまいます

私も到着して少ししてから気付いて確認したのですが、ほとんどレストランが埋まってしまっていて、空いてるお店に滑り込みで入れました。

特に大型連休などの人の利用が多いときは早めに予約しておくことをお勧めします。

さて、今回夜選んだのが「食事処 美成(みなり)」さん。

公式HPより引用

居酒屋風のお店で、子洒落たレストランより飲み屋っぽいところがいい!

という方にはお勧めのお店です。

マグロの湯っけや

ホタテのソテーなど、海の幸は美味でしたし、

定番の唐揚げや

餃子なども美味しくいただきました。

最後は〆のチャーハン&ラーメンで大満足です!(絶対太るメニュー 笑)

ホテル内にいながら居酒屋の雰囲気を味わうことができました。

また朝食はバイキングでした。

プランによるのかもしれませんが、ベーシックなメニューでしたね。

「まとめ」家族で楽しめる温泉パーク

以上、南紀勝浦温泉「ホテル浦島」でした!

源泉かけ流しの温泉がいくつもあり、温泉の魅力はもちろんでしたが、

すごいのが広大なホテル

まさに温泉のテーマパークといったところで、その雰囲気も含めて楽しむことができました。

  • 源泉かけ流しの洞窟風呂を堪能できる
  • 広大な敷地で売店やゲームセンター、カラオケなど楽しめる
  • 広い部屋で海のロケーションを楽しめる

このように魅力満載のホテルでした。

お子さんのいるご家族や、カップル、友達など、色々な楽しみ方ができる場所だと思います。

那智勝浦に訪れた際には、ぜひ一度宿泊することをお勧めします!