岐阜県の温泉といえばなんでしょうか?一番有名なのは「下呂温泉」でしょうか。
しかし岐阜の温泉はそれだけじゃないのです。そう「奥飛騨温泉郷」があります。
北アルプスのふもとにある、自然豊かなエリアなのですが、いくつかの温泉があります。
平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つ。
その中でも今回は新穂高温泉の一つ、「ペンション ほのみ亭」というところをご紹介。
魅力なのは貸切で入れる2つの露天風呂。
焼岳の恵みを受けた熱めの温泉。
そして元和食の料理人ならではの料理。
などなど魅力たっぷりのペンションです。
ぜひ最後まで記事を見ていただき参考にしていただきたいと思います。
新穂高温泉 ペンション ほのみ亭
住所 | 〒506-1422 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾90 |
TEL | 0578892639 |
日帰り | なし |
営業時間 | – |
公式HP | 源泉かけ流し ペンション ほのみ亭【公式サイト】 |
■温泉データ
源泉名 | 焼岳地獄温泉 |
泉質 | 単純温泉 低張性一弱酸性一高温泉 |
源泉温度 | 66.3℃ |
湧出量 | 293L/min(掘削による動力揚湯) |
pH値 | 5.9 |
色 | 無色透明 |
味・におい | 微甘味渋味、弱硫黄臭、気泡有り |
(温泉分析書より)
新穂高温泉 ペンション ほのみ亭 宿泊記録
宿について
宿は岐阜県高山市の北アルプスふもとにあります。
高山市の奥飛騨はみんな山深いところにありますね。
今回訪れたのが12月だったのですが、雪がかなり降ってました。
車で行く際には十分に注意したほうが良いと思います。私もへっぴり腰での運転でした(笑

ペンションほのみ亭|宿泊|飛騨高山旅ガイド|高山市観光公式サイトより引用
ペンションの外観を撮影し忘れてしまったので高山市観光サイトより拝借。
奥には林が見えてロケーションの良いところですね。

こちらの看板が目印でした。
雪の季節は雰囲気があってよいです。


ペンションには休憩エリアがあり、ペンションらしい雰囲気が味わえます。
そして早速ですがお部屋へ。

小さ目のお部屋でしたが、洋室風のベッドが置かれています。

窓の外は雪景色。遠くには山々が見えますね。大自然の中で過ごせるのが素晴らしい。

テレビは小さいですが、壁に立てかけられておりました。

冬はこちらの温かさを調節します。

エアコンもついていたので夏でも問題なさそう。
ある程度高原なんで夏でも涼しそうですけどね。
ちなみに今回選んだ部屋はバス、トイレなしのお部屋。


なので洗面所やトイレは共同です。
ただトイレ付きの部屋もあるそうですので気になる方はそちらを選ぶといいかも。
温泉について
それでは温泉に参りましょう。
温泉は内湯と貸切露天風呂が2つあります。
貸切露天風呂は空いていればいつでも入ることができます。
内湯
まずは内湯から。

ご覧のように男女別になっております。
ちなみに貸切露天風呂はこの左右においてあるスリッパに履き替え、外に出ることで行くことができます。

脱衣所はシンプルで小さめ。

ちなみにこちらの温泉、源泉がかなりの高温。80~90℃となってます。
湯口が44~47℃でこちらも高温。そのため山の湧き水をうめ水として温度調節しているようです。

内湯がこちら。見た目の通りかなり小さいです。
まぁメインは貸切露天風呂なのでしょうがないかなとは思います。

熱々のお湯が流れておりました。

洗い場も2か所ほど。なお貸切露天風呂には洗い場がないです。
そのため最初にこちらで体を洗ってから行くようにしましょう。

ボディソープなどは完備されております。
しかしこの温泉、かなりの熱さ。
ぬる湯好きにとってはけっこうしんどかったりします(笑

そんな気持ちを見越してか、水を入れる蛇口がありました。
上から噴水のように入れるのでボチャボチャと音はしますが致し方ない。
気持ちよく温泉に入るためでございます。
そして露天風呂に参りましょう。

内湯の時にも紹介しましたが、のれんのある場所で左右の出口から露天風呂に行くことができます。
貸切露天風呂「こもれびの湯」

こちらが右手の樽風呂。通称「こもれびの湯」。
熱湯、ぬる湯、冷水と三種類の樽が用意されており、ぬる湯が一番大きくなってます。
これで交互浴できるぜ!と思ったんですが、正直熱湯との違いがあんまりなく・・(笑
結局水風呂の水をぬる湯にせっせとくんでぬるくしてました。
そして源泉が熱いのかすぐに体の表面が熱くなっちゃうんですよね。
芯まであったまるには長く入る必要があるんですが、なかなかできんかったです。
もうちょい熱湯とぬる湯の温度差を作ってくれるとありがたいなと思ったのでした。

とめどなく湯口からお湯が流れる。熱いのでもうちょい少なめに・・とか思っていました。

ちなみに熱湯、あつゆはやっぱり熱かった。
我慢すれば入っていられますが、30秒持たなかったかな。
あつ湯好きにはたまらんでしょう。

冷水は寒かったですけど、熱湯のお湯をちょっと入れるといい感じになりました。
これで交互浴的なことも可能になったので良かった。かなり忙しなかったですが(汗
ちなみに冷水にはけっこう湯の花が舞ってましたね。

全体でみるとこんな感じで、ロケーションは良かったです。
雪の降りしきる中は入れたのはいい思い出になりました。

ちなみに脱衣所は畳になっていて、寒い季節でもそこまでストレスにならなくてありがたいです。
例えば床が岩なんかだと外気にさらされてめちゃくちゃ冷たかったりします。
雪の季節は特に脚が凍るほどしんどかったりするので助かりました。(とはいえ冷たいことには変わりありませんが・・)
貸切露天風呂「満点の湯」

そしてもう一つのほうが岩風呂の「満点の湯」。
夜になると満天の星空が見えることからその名がついたそう。

貸切としての広さは十分ですね。

座る場所もあるのであったまった後ゆっくりするのもいいでしょう。
しかし冬の季節はたぶんお尻が寒くていられないかも(笑
こっちの浴槽は正直タイミングが悪くてあんまし浸かれなかったです。
しかしこっちもおそらく熱湯になるのでしょう。寒いとはいえもうちょいぬるめにしてもらえると嬉しいなぁと感じました。
■温泉をまとめた動画はこちら
食事について
続いては温泉と同じぐらい魅力のある食事について。
こちらのペンションの主人は元々和食の料理人だそう。
ホテルや旅館の調理場で腕をふるい、フレンチの経験を含め10数年の修行を行ってきたそうで、その実力はおりかみつきです。
まずは夕食から。

地鶏の叩き、川鱒の柚庵焼き、イカとキノコのジェノベーゼが並びます。

あまり火を通していないたたきはちょっと正直ちょっと不安でしたが美味しくいただけました。


軽めの料理とはいえ一品一品こだわりを感じました。
どれも美味でしたね。

そして名物といわれる「牛タンシチュー」。これがまぁ美味すぎましたね。
ご飯との相性も抜群で、正直この量だと物足りませんでした(笑
しかしあえてこの量なのでしょう、腹八分で食べる料理こそ脳に焼き付くというものなのかも。

胡麻豆腐の玄米揚げと野菜の天ぷら。
ゴマ豆腐の天ぷらがなんとも創作的な料理で、表面の玄米のサクサク感と、なかの豆腐のトロトロ感。
料理に食感が複数あるといいと聞いたことがありますが、まさにそれを体現してましたね。
味も興味もそそられるものでした。

大根餅きのこあんかけ。
あたたかいあんに大根餅が絡み合うハーモニー。
これはやっぱり素人じゃ作れない見た目とお味ですね。

牛肉のほうば味噌焼き。
「朴葉味噌(ほおばみそ)」は岐阜県飛騨高山地方の郷土料理ということで、地元の伝統もちゃんと料理として出してくれるのはうれしいですね。

これはご飯も進んじゃいます。

デザートのヨーグルトもぬかりないです。流石もと料理人は違いました。
そして朝食。
詔勅は和食と洋食を選べるのですが、せっかくなので洋食に。

どうですか?シンプルながらかなりオシャレ感漂うメニュー。

シンプルなサラダもドレッシングのおかげか美味しくいただけました。
トマトの切り込みなんかもちょっとしたこだわりを感じますね。

オムライスは中がトロトロで火加減が絶妙でした。
ポテトもたっぷりソテーしたものが乗っていて満足感あり。

洋食定番のパンもあったかくなっていて最高でした。

あったかいスープ。

そして紅茶。普段朝食で紅茶とか飲まないのでね、新鮮な気持ちでしたよ。
私が好きなテレビドラマ「相棒」より杉下右京がよく飲む紅茶。
一時でも右京さんのような気持ちになれたのが個人的にはうれしかった(笑
以上、新穂高温泉「ペンション ほのみ亭」でした!
自然豊かなペンションでゆっくりとした時間を過ごし
焼岳の恵み「焼岳地獄温泉」を引いた貸切露天風呂で熱めの温泉を堪能
元料理人のご主人がふるまうオシャレで絶品の料理の数々
それらを一度に味わえるこちらのペンション。
満足度も高くて思い出に残る宿泊となりました。
魅力たっぷりのペンション、ぜひ訪れてみてください。