今回は岩手の山奥にある秘湯、「夏油温泉」(げとうおんせん)についてです。
車で行くにも、山道を1時間ほど走り続けないとたどり着けない、かなりの秘湯だと思います。
開湯も850年以上も前ということで、長い歴史があるようですね。
夏油温泉は2軒の宿がありますが、その一つの「夏油温泉観光ホテル」に宿泊しました。
- 大きな木造の浴室が秘湯感たっぷり
- 複数の泉質を楽しめる
- 開放的な貸切露天風呂
このように魅力たっぷりの温泉宿!
極上の温泉と料理を満喫でき、自然の美しさも味わえる宿です。
またしばらく休業中でしたが、2025年10月ごろからプレオープンしているようです(現在は日帰りのみ営業の模様)
今後たくさんの人に訪れてもらえるよう、宿の魅力を徹底レポートしていきます!
(訪れたのは2020年です)
岩手県 夏油温泉「夏油温泉観光ホテル」
| 住所 | 〒024-0322 岩手県北上市和賀町岩崎新田8-7 |
| TEL | 090-3367-4000 |
| 公式HP | 夏油温泉 観光ホテル|KITAPO!(キタポ) |
| 日帰り入浴 | 大人:700円 (中学生以上) 小人:350円(3歳~小学生) |
| チェックイン チェックアウト | 15:00~17:30 〜10:00 |
| 利用したプラン | 1泊2食付 湯めぐりプラン 1人 11,880円(2020年当時) |
車で1時間山道を行く秘湯
宿へは、例のごとく車で行きました。
関東から向かう場合は東北自動車道から「北上金ヶ崎PA」で降りた後は、ひたすら左へ行くのですが、そこからが長い・・。
比較的狭い山道を1時間ぐらいかけていきます。
運転苦手な方はしんどいかもしれません。
しかしそれを乗り越えると、素晴らしい景色が。


いやはや、素晴らしい紅葉です。
季節は10月の下旬。まさにこの時しかない季節でしょうかね。
運転の途中でもきれいな景色はありましたが、たどり着いたのも合わさってすごい清々しさでした。

今回の観光ホテルはこちら。
小さい橋を車で渡って駐車できます。

階段の写真。
ホテル内は結構長い歴史があるのか、古さは感じましたが個人的には問題なかったかな。
「お部屋」8畳のシンプル和室
| トイレ | 部屋付き(トイレ共同の部屋もあり) |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン | なし |
| Wi-Fi | ロビー付近で可能 |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | あり |

お部屋は和室の8畳。広さは十分でしたね。
プランやお部屋によってはトイレが共用のところもあるそうですが、今回はトイレもあるお部屋。
テレビもあって、冷蔵庫もあったかな。
そこそこ清潔にしてあり、ストレスはなかったかなと思います。
ちょうど駐車場も見えて見晴らしの良い部屋でした。
「温泉」3つある源泉を楽しめる
温泉は大きく分けて、
- 2つの浴室にそれぞれある内湯
- 男女別露天風呂
- 貸切船用の露天風呂
があります。
大きな浴槽の内湯は男女交代制で、時間帯によってはどちらにも入ることができます。
まずは異なる泉質をまとめます。源泉は3つありご覧のような泉質です。
■白猿の湯
| 源泉名 | 白猿の湯 |
| 泉質 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 (低張性中性高温泉) |
| 源泉温度 | 62.3℃ |
| 湧出量 | 170L/min(堀さく自噴) |
| pH値 | 7.2 |
| 色 | 無色透明 |
| におい | 微硫化水素臭 |
■蛇の湯
| 源泉名 | 蛇の湯 |
| 泉質 | 含弱放射能-カルシウム・ナトリウム-塩化物泉 (低張性中性高温泉) |
| 源泉温度 | 66.5℃ |
| 湧出量 | 23L/min(自然湧出) |
| pH値 | 6.5 |
| 色 | 無色透明 |
| におい | ほとんど無臭 |
■新太郎の湯
| 源泉名 | 新太郎の湯 |
| 泉質 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 (低張性中性高温泉) |
| 源泉温度 | 45.3℃ |
| 湧出量 | 測定不能(自然湧出) |
| pH値 | 6.7 |
| 色 | 無色透明 |
| におい | 微硫化水素臭 |
湯口の石灰華がエグい「内湯①」
それでは一つ目の部屋を見てみましょう。

こちらが内湯のうち一つ目の浴室。3つの浴槽があります。

奥が「白猿の湯」。

全体写真だと見えませんが、白猿の湯の手前に丸い浴槽が。
「金運の湯」と読むのかな。
こちらは一人用の大きさですね。

湯口にはこんなブツブツの成分が。
こちらでは「石灰華」と呼んでるそうですね。
温泉中に含まれる炭酸カルシウムが、地表に湧き出る際の急激な圧力と泉温の下降により、岩肌に付着したものである
とのこと。
ここまですさまじいのはかなり珍しいんじゃないでしょうかね。(ハリネズミのようで痛そう)
成分の濃さが伺えますね。

さらに手前に小さめの浴槽が。
「長寿の湯」と読めますかね。

こちらの湯口にも「石灰華」が。
これ触れてみると本当ごつごつしてるんですよ。
成分が濃い+長年かけてできたものなのでしょう。
一番奥の白猿の湯以外は、源泉がどれなのか不明でした。
こちらの部屋の温泉は、全体的に熱めだったかな。
いろいろ浴槽があって、目移りしてあまりゆっくり満喫できなかったってのもありますが・・。
とにかくいろんな浴槽を楽しめました!
鄙びた雰囲気が最高の「内湯②」

いい雰囲気の内湯「その2」。
個人的にはこっちの温泉が最高でした。
(朝に入れたので、入った時間帯もよかったです)
奥のほうが「蛇の湯」。
手前が「新太郎の湯」です。
正直そこまで入った感じの違いは分からなかったかな。
しかし時間帯もあるのでしょうが、温度が絶妙。特に奥の蛇の湯がちょうどよかった。
40℃ぐらいかな。

外を見ると美しい紅葉の黄色が。心が洗われます。

新太郎の湯の湯口。
先っぽだけじゃなくて手前も「石灰華」が。
ほんとうにすごい。芸術性すら感じますね。
紅葉が美しい「露天風呂」
続いては露天風呂。

こちらの源泉は「白猿の湯」。
なんて景色でしょう・・。黄金の紅葉。
こんな景色を、しかも独り占めできました。
たまりませんよ、こりゃあ。温度もちょうどよい。
タイミングが良ければこんな素晴らしい景色を拝みながら温泉に浸かることができます。ありがたやでしたね。
本当に時よ止まってくれと思いましたもんね(笑
自然の中で入る「貸切露天風呂」
最後は貸切露天風呂です。
ここへはあらかじめ予約をしておかないといけません。
しかも当時は時間制限が30分。み、短すぎる・・。
宿から結構離れたところにあって、しかも歩きで行かなければなりません。
それを含めると実質20分ぐらいしか入れないので、もうちょっと長くしてほしいですね。

たどり着きました。ここの温泉は「新太郎の湯」です。
とにかく紅葉が見事でした。

水面に紅葉が映りこんで最高の景色です。
完全露天風呂なので温度はぬるめ。手前側の岩の隙間より温泉が湧いていました。
そこらへんは熱いのでやけどに注意です。
30分が一瞬で過ぎていきました。
「料理」料理長渾身の絶品メニュー
料理は料理長お手製の絶品料理です。
これがまた本当に手作りでおいしい。
まずは夕食から。

バラエティ豊かな料理が届いてきます。
特にカルパッチョは刺身とサラダたっぷり。
贅沢な一品です。
他にもキノコなど地元でとれたであろう食材を絶妙な味付けで美味しくいただけます。

ボリュームたっぷりの天ぷらも抹茶塩で美味しく。
この特性スープも味付けがちょうどいい。
とにかくどれも味付けがいい。
そして量も多いので食べきれないぐらいでした。
続いて朝食、と言いたいところなんですが、写真忘れた・・。
すみません。
ちなみに料理長のお姿が、

こちらのかた。
歪んじゃって顔が良く見えませんが・・。
熟練の技は伊達じゃないと思いますね。
また、宿泊とは別でランチもやってるのですが、これも同じ料理長が作ってくれます。

焼肉丼がマジでうまかったなぁ。
現在は引退されてしまったのでしょうか、できれば末永く活躍することを願っております。
「まとめ」山奥の秘湯感あふれる宿
以上、「夏油温泉観光ホテル」いかがだったでしょうか。
- 絶景の紅葉を眺めながらの温泉
- 秘湯感あふれる鄙びた浴槽
- 料理長の絶品料理の数々
本当に魅力あふれる温泉でした!
なかなかいくまでの道のりは遠いかもしれませんが、
それに見合ったものを味わうことができるでしょう。
そして今回のプランでのお値段は 11,880円。(2020年当時)
正直かなりリーズナブルに感じました。
一度は訪れてほしい温泉宿です。
ちなみに、夏油温泉のもう一軒が「元湯夏油」さん。
こちらは日帰りで利用させていただきましたが、これまたいくつもの温泉が楽しめる宿。
記事をぜひ参考に合わせて行ってみてください!

