青森県「姉戸川温泉」日帰り|ドバドバの湯量とぬる湯の極上湯

温泉の温度というのは施設により異なりますが、個人的に大好きなのが「ぬる湯」。

一般的には35~39℃辺りの体温に近い温度といわれているようですが、温まりつつも長く入っていられる温度が38~39℃あたりだと思っています。

そんな絶妙な温度に入りたい人必見、ドンピシャな温度が存在します。

青森県東北町にある「姉戸川温泉」温泉です。

姉戸川温泉はこんな施設

  • 源泉38℃の極上ぬる湯
  • 滝のように流れるドバドバの源泉
  • 300円というリーズナブルなお値段

昔ながらの共同浴場といった趣で、源泉かけ流しのぬる湯が豊富に流れる温泉。

ぬるめの新鮮な温泉を心行くまで楽しめる、温泉通はもちろん、ぬる湯好きの人にも激押しの施設。

物価高の時代、値段もお手頃すぎる温泉の魅力を紹介していきます!

青森県 姉戸川温泉

住所〒039-2402
青森県上北郡東北町大浦中久根下98
TEL0176563529
日帰り入浴300円
営業時間9:00~20:00
公式HP東北町ホームページ | 温泉施設
(東北町のHPより)

のどかな町に佇む温泉施設

姉戸川温泉は東北町という青森県の東側に位置する場所に存在します。

東北町は正直青森県の中でも知名度はあまり高くないかもしれません。

近くには「小川原湖」という大きな湖があり、キャンプやわかさぎ釣りなどレジャーとしても楽しめる場所のようです。

また、温泉も複数存在し、温泉通としては結構知られた街だと思います。

姉戸川温泉のそばには青い森鉄道とよばれる鉄道が走っており、最寄りの駅は「上北町駅」にあたります。

姉戸川温泉の看板

施設はこのような看板が目印。鉄道の線路沿いを走っていけば見えてくるでしょう。

駐車場も大きいので停める際に苦労することはないはずです。

姉戸川温泉の入り口

入り口はこちら。両脇に温泉マークがついておりますが、なんともシンプルな作り。

昔ながらの雰囲気抜群です。

館内の昭和レトロを感じる作り

館内もこれまたシンプルなんですが、広めで開放感を感じました。

また、昭和レトロ感を醸し出していていい雰囲気です。

脱衣所の扉が無駄にでかいですね。

扇風機で涼む休憩スペース

休憩スペースも設けられていました。

訪れたのは8月だったのですが、クーラーなどはなく外気の風と扇風機のみ。

何とも言えないある種の心地よさを感じたのでした(暑かったですけどね 笑)

スペースが広い脱衣所

脱衣所もこれまた無駄に広い 笑

以前はたくさんの人でにぎわった名残でしょうかね。この時は一人だけで貸切状態でした。

「温泉」湯量豊富なアルカリ性泉

いよいよ温泉です。

温泉は男女別の大浴場が1つずつのシンプルな作り。

無色透明のアルカリ性泉ですが、その豊富な湯量には驚かされるでしょう。

浴槽の適応症一覧

ちなみに温泉の適応症は画像の通り。

幅広い効能が期待できそうです。

源泉名姉戸川温泉
泉質アルカリ性単純温泉
源泉温度38.2℃
pH値8.6

滝のように流れる源泉

姉戸川温泉の広々とした浴室

そして姿を現した浴槽がこちら!

縦長の大きな浴槽に緑のタイルが印象的です。

滝のように流れる源泉

そして見てください、ドバドバと滝のようにあふれ出る温泉

もうこれが半端じゃないのです。

湧出量の詳細はみあたりませんでしたが、これはかなりの量が投入されているのじゃないでしょうか。

バチャバチャと豪快な音を立て惜しげもなく源泉がかけ流しされているこんな温泉はなかなかいんじゃないですかね。

しかもこれが38℃ほどちょうどいいぬる湯

源泉がこんな絶妙でしかも豊富な湯量である温泉ってかなり貴重。

思う存分堪能できる稀有な温泉です!

落ちてくる温泉の下にも湯口があり

ドバドバ上から落ちてくる温泉の下には別の湯口があってここからも温泉が流れます。

においはほんのり硫黄のような優しい香り

この手の香りも大好きなんですよね。

あとはとろみがあって包まれている感覚が気持ちよい

アルカリ性なのでお肌にも優しいですしね。

そして季節は夏真っただ中だったにもかかわらず、ずっと入っていられました。

絶妙な温度のなせる業です。

冬とかは流石に寒いかもしれませんが、3シーズンぐらいは快適に入れそうです。

お湯の表面には泡のようなものが

お湯の表面を見ると少し泡立っているようで細かい気泡も。

これがまたトロトロ感を生み出しているのかもしれません。

横から見た大きい浴槽

横から浴槽を見てみると、左側の緑色のタイルになっているところがあります。

ここは浅めになっていて、やりようによっては横になれるかもしれないです。

古き良きレトロな作りの洗い場

昔ならではの作りのシャワー

ちなみに公共浴場なので石鹸などのアメニティはありません。

シャワーもご覧の通りレトロな作り。味があるなぁ。昔ならではの形状をしています。

年季を感じるお湯を出す洗い場

あとは洗い場のお湯を出すやつも今ではなかなか見かけないレトロなもの。

(古くなってボロボロになってますね 笑)

こういうのを見ると、温泉というものも各地に歴史があり、日本における無形文化財なんじゃないかと思えてきます。

守っていきたいものですね。

「まとめ」湯量豊富なぬる湯を堪能したい方に

ぬる湯の名湯の中でも個人的にはAランクを上げたい温泉でした!

加温、加水なしで最高の温度に設定された38℃の源泉。

これに勝る新鮮なぬる湯はないでしょう。

こんな人にオススメ

  • ぬる湯の温泉が大好きな方
  • 豊富な湯量で新鮮な温泉に入りたい方
  • 暑い季節でも気持ちよく温泉に入りたい方

青森県でもマイナーな場所に位置する姉戸川温泉。

しかし温泉通でも納得できる、一度は入る価値ある温泉です。

ぜひ近くに訪れた際にはその気持ちよさを肌で感じてください!