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早戸温泉「つるの湯」日帰り|只見川を望む好ロケーションの露天風呂

2025年の2月に訪れた福島県の温泉。早戸温泉(はやとおんせん)「つるの湯」の紹介でございます。

つるの湯という名前の由来としては、

千二百年の昔、住む人とて稀なる秘境只見川渓谷の巨岩の下に一羽の鶴が飛来して動かざるを怪しんだ農民が覗き見たところ清冽な温泉がこんこんと湧き出て、鶴が傷ついた足を浸している。

自らも入浴を試みたところ、一浴にして手足の傷や腰痛疲れが癒されて、魔法の如き効能に驚喜したという。

それを伝え聞いた近郷近在からは入浴を懇願する声が溢れ、人助けの為ならと湯治場を開いたのがつるの湯温泉の由来だという。

この辺境の果てにあって温泉は住民の命を守る至宝の温泉であったに相違ない。

日帰り温泉 – 早戸温泉つるの湯HPより

1200年の昔とあるので、歴史的に見るとえらい長いなぁという印象です。

また鶴が傷をいやした、といった伝説は他の温泉でも結構聞くエピソードです。

鶴に限らず他の動物や歴史上の人物なども「傷をいやした」というのは歴史ある温泉話としては多いですね。

その信ぴょう性はともかく、効能の良い温泉であることは間違いなさそうです。

なおこちらの温泉は、

加水、加温、循環、濾過、入浴剤や消毒剤の混入等々は一切行っておりません。(HPより)

とのことで、まじりっけなしの源泉かけ流しが楽しめる温泉です。

また露天風呂では只見川を望めるロケーションも魅力。

そんな温泉をじっくりと味わってきました。

早戸温泉 つるの湯

住所〒969-7406
福島県大沼郡三島町早戸湯ノ平888
TEL0241523324
料金600円(3時間)
営業時間10:00~20:00
※最終受付は19:30
公式HP早戸温泉つるの湯

■温泉データ

泉名早戸温泉
泉質含硫黄ーナトリウム·カルシウムー塩化物·硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度52.5℃
湧出量254 L/min(動力揚湯 )
pH値6.8
微弱黄褐色澄明、、褐色沈殿を有
におい無臭(塩味)

(温泉分析書より)

早戸温泉 つるの湯 日帰り記録

温泉施設について

福島県三島町にあるこちらの施設。

新潟との県境に近く、山と川に囲まれたような場所です。

ただこのあたりの温泉は豊富で、ここのほかにも柳津町金山町にもいい温泉が眠っております。

行く際はそこらへんもセットで巡ってもらえると温泉をより楽しめるでしょう。

つるの湯は只見川沿いに位置します。

こちらがその施設。駐車場は広めですが、来た時にはいっぱいになりそうな勢い。人気の高さがうかがえます。

入り口には源泉がどばーッと流れておりました。

温泉に入るには利用券を購入しましょう。

またこの日はやってなかったですが、食堂も併設されているようですので、一緒に食事も楽しめるようですね。

休憩スペースも充実していて、1階がこちらなのですが、2階はさらに大きいスペースがあります。

温泉に浸かった後皆さん寝転がっておりました(笑

風呂入った後横になってだらけるって最高の贅沢ですよね。ほんまに。

温泉について

いよいよ温泉です。

温泉は内湯と露天風呂がありますが、なんといってもお勧めなのが露天風呂。

日帰り温泉 – 早戸温泉つるの湯公式HPより引用

ちなみに内湯はこちら。

内湯は人が多すぎて撮れなかったので公式HPのものを拝借。

横長で結構たくさんの人が入れるサイズ感でした。

洗い場は内湯と露天の間にあります。

ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けてありました。

そして露天風呂へまいりましょう。

どーん!どーすかこのロケーション。素晴らしいですね。

黄色の温泉も日を浴びてより綺麗な色味に見えます。

内湯に比べるとそんなに大きくないんですけど、絵になるような露天風呂です。

目の前には只見川が穏やかに流れており、心も穏やかになれそうな景色。

ちょうど2月で雪のかぶった山々も望めました。美しい。

湯口は右側から流れてきます。

コテコテの析出物によって作られたであろう天然の湯口です。

温泉は塩化物泉ということとで、その名の通りなめるとしょっぱかったです。

しかしこの手の温泉は温まりがいい

寒い季節には最適ではないでしょうか。

温度も内湯よりも外気温が低かったせいか入りやすい温度でした。

39~40℃ぐらいだったかな。ちょうどいい湯加減でございました。

そして外の冷たい空気と相まって最高に心地よい時間でした。

穏やかな川を望みながらあったまる。これほど幸せな時間はないでしょう。自然の恵みに感謝です。

■動画はこちら

周辺の食事処

ちなみに今回つるの湯さんの食堂がやってなかったので、ほかのお店でランチをしました。

そのお店が「食堂おふくろ」さんです。

つるの湯をさらに南下すると見えてきます。

こちらですね。

カレー、ラーメン、どんぶりものなど何でもあるのですが、せっかくなので名物をチョイス。

どーん!名物「カツカレーミックスラーメン」です。

見た感じはカツカレーとラーメンなのですが、食べ勧めていくとなんと中からライスが。

うまいもん全部乗せみたいな感じですね。

これを食べた正直な感想なんですけど、

別々でもいいかな・・・」という(笑

ご飯に関しては、ラーメンのつゆを吸っちゃってるので、そこはいっしょじゃなくてもいいような感じでした。

しかしカレーの味付けはとてもよかったですし、カツカレー×ラーメンとしては十分に相性の良いものだったので、人間欲張ると良くないなと思ったのでした。

このお店で名物を食べる際は参考にしてください。

以上、早戸温泉「つるの湯」でございました!

温まりの良い温泉で心まであったまり、

穏やかな川や山を望みながら心も穏やかになる。

そんな素敵な時間を味わえる温泉でございます。

ぜひこのあたりに来たさいは寄ってみてください。

ちなみに湯治宿として宿泊も可能だそうです。どっぷり温泉に浸かりまくるのも一興ですね。マニアはそちらもぜひご検討ください。