河内温泉「金谷旅館」宿泊|プールのような広さとぬるさの混浴千人風呂

世の中には様々な温泉がありますが、中にはプールのように泳げる広大な敷地と、ぬるい温度の温泉が存在します。

それが静岡県の「金谷旅館」です。

金谷旅館はこんな宿

  • 日本一の総檜風呂「千人風呂」
  • 熱めとぬるめの2つの源泉
  • 創業1867年(慶応3年)の老舗宿

何よりもすごいのは広大な敷地の総檜風呂「千人風呂」

プールのように泳げちゃうその広さは圧巻です。

また、千人風呂は混浴なのですが、出没する「ワニ」についても注意が必要です。

今回はその魅力とともに注意すべき点なども盛り込んだ宿泊レビューをしていきます。

(2019年に訪れたときの記事です)

静岡県 河内温泉「金谷旅館」

住所〒415-0011
静岡県下田市河内114-2
TEL0558-22-0325
公式HP【公式サイト】金谷旅館 -自家源泉掛け流し 千人風呂-
日帰り入浴大人1000円
小学生500円
小学生未満300円
日帰り営業時間9:00~21:00(閉館22:00)
貸切風呂は10:00~14:00
チェックイン
チェックアウト
15:00〜
〜10:00
クレジットカードの利用可能(VISA/JCB/Master Card)
※現金のみの記載もあるので要確認

下田市の内陸に位置する宿

宿は下田市にあります。

下田市といえば海沿いのイメージですが、ちょっと内陸に位置します。

最寄りの駅は伊豆急行線の「蓮台寺駅」になります。

こちらの看板が目印。「千人風呂」「日本一の総檜大浴場」などワクワクするような言葉が並びます。

なお、宿の外観、館内は撮り忘れてしまったので公式HPなどでご確認ください・・。

「お部屋」年季感じる和室

トイレあり(部屋による)
冷蔵庫あり
エアコンあり
Wi-Fiあり
テレビあり
タオル・浴衣あり

お部屋は一番奥の部屋だったと思いますが、スタンダードな和室。

桜/百合」の8畳和室。昔の雰囲気漂う和室でした。

こちらの宿は周りが林になっているので、おそらく日当たりが良くないのでしょうか。

ちょっと湿ったにおいを感じましたね。これもある種味といえばそうかもしれません。

私は湿ったところとかホコリが多かったりすると鼻が詰まってしまうので、この時も詰まってしまいました・・・。

まぁ歴史ある宿なのでここは致し方ないかも。

窓からは庭園が望めて景色は結構よかったです。

「温泉」2種類の源泉を使用

いよいよメインの温泉ですが、

  • 千人風呂の大浴場
  • 大浴場の奥にある露天風呂
  • 女性専用の内湯、露天風呂
  • 貸切風呂

があります。

このうち大浴場と露天風呂は「混浴」です。

ただ、女性はバスタオルや湯浴みで入ることができるのでハードルは低いかも。

なお、源泉は2つあり、熱めとぬる湯。場所によって使い分けてるようです。

●下湯原源泉

源泉名河内5号源泉、下湯原源泉
泉質単純温泉
(低張性·弱アルカリ性·高温泉)
源泉温度49.8℃
pH値7.7

●金谷温泉

源泉名河内5号源泉、金谷温泉
泉質単純温泉
(低張性·弱アルカリ性·温泉)
源泉温度36.2℃
pH値7.6

プールのように広大な「千人風呂」

まずはこの宿一番の魅力といってもいい「千人風呂」。

開放感あふれる総檜風呂。こいつはすげぇや・・。

斜めから見ると広さが伝わりますかね?

まるでプールの左右の2レーンかのようになっていて、誰もいなければ泳げちゃう広さ。

最高の解放感でした。

ちなみに女性は奥の右側から入れるようになってます。

そして反対から見ると、左奥が男性用の扉ですね。

源泉がドバドバ流れてました。これは熱めの源泉だと思います。

そして奥の右側に見えるのがぬるめの源泉。

36℃ほどなので夏場は特に最高でしょう。

ただし、熱い源泉もこの広大な浴槽の前ではぬるくなっちゃうので、あんまり温度の違いはないかも。

浴槽には3つの像がそれぞれポーズを決めております。芸術的~。

こちらの温泉、とにかく浴槽がでかいので全体的にとてもぬるい

これがもう最高で、本当プールみたいに過ごせる温泉です。

ただ温まりはあまり良くないので、体を温めたいときは湯口付近にいるといいかも。

プカプカ温泉に浮かぶことで、副交感神経を刺激しリラックスできると思います。

■動画はこちら

大浴場に近い「露天風呂」

続いては千人風呂からすぐの混浴露天風呂。

奥の空いてる扉の奥が大浴場になっています。

すぐに露天風呂に入れるような仕組み。

扉から見るとこんな感じ。

あまり大きくはないですが、外の空気を感じられるようになってます。

そして奥にはジャグジーのようにボコボコと温泉が湧きだします。

これが気持ちいいのです。

そしてこっちも温泉がぬるくて最高。

ゆっくり過ごすことができました。

ちなみにこの時女性と一緒に入ってたんですけど、男性が近づいてきて話しかけてきました。

女性はバスタオルを巻いてたので良かったのですが、それでもずっと話を続けてきて、正直「しつこいな・・」と思ってました。

おそらく「ワニ」だった可能性があります。

やはり混浴にはワニが出没しますね。

何度かワニと思われる人に会ったことがありますが、いずれも一見人のよさそうな雰囲気を醸し出してました。ただ突然豹変する可能性もあります

フレンドリーに話しかけてきても実はド変態の可能性があります。普通に考えたら空気読んで近づいてこないですからね。特にカップルとかの場合は。

なので普通な雰囲気を醸し出していても油断しない方がいいです。混浴に入る際は、十分注意してください

3つの浴槽の「貸切風呂」

最後は一目など気にせずゆっくり入りたい方にお勧めの貸切風呂。

こちらですね。

2019年当時は貸切風呂は2か所あったんですが、今はどうなんでしょう?

ちなみにもう一つがこちら。左右対称の作りになってました。

湯口が注がれる方からあつ湯、適温、ぬる湯と温度が異なるのが魅力。

自分好みの温度の浴槽でゆっくりすることができます。

温泉はおそらく熱めの湯を投入してると思われます。もしくはブレンドかな。

また、ちょっと見えにくいですが洗い場もあるのでこっちで体を洗うのもありかと思います。

「料理」部屋食でいただくリーズナブルメニュー

食事はこの時リーズナブルなプランを選んだので、そこまで豪華じゃなかったですが、十分な内容でした。

夕食がこちら。

鄙びた老舗宿らしからぬ?けっこうオシャレな内容でした。

下田辺りでは定番の「金目の煮つけ」もありました。

華やかな魚のお刺身。流石海に近いので鮮度も良かったと思います。

こちらはこれまたキンメダイの出汁を閉じ込めたお味噌汁。

エキスが凝縮された出汁がきいてて美味でした。

そして朝食がこちら。

こちらも下田らしいアジの開き、定番の目玉焼き、色とりどりのサラダなど、ヘルシーなメニューが並びました。

豪華じゃないですが満足できる内容でした。

「まとめ」温泉好きなら一度は入りたい千人風呂

金谷旅館、とても個性的な浴槽でした。

ぬるめの広大な檜風呂にほぼ貸切状態で入ることができたのが良い思い出です。

  • プールのような温泉に入りたい方
  • ぬるめの温泉にゆっくり浸かりたい方
  • 開放的な浴槽に入りたい方

このような方には特におすすめです。

ただし、露天風呂の説明の中でもありましたが、混浴のためワニが現れる可能性も高いです。

女性は特に気を付けていただき、素晴らしい温泉を堪能してほしいと思います!