三瓶温泉「国民宿舎さんべ荘」宿泊|16か所の浴槽!?星空眺める露天風呂

島根県の代表的な山、三瓶山。付近にはいくつもの名湯が点在しております。

千原温泉、湯抱温泉、小屋原温泉などなど・・・。

いくつもの温泉がある中でその中核ともいえるのが三瓶温泉です。

毎分およそ3000リットルの量が湧出している、中国地方最大の湧出量を誇る三瓶温泉。

その中で今回訪れたのが「さんべ荘」さん。

さんべ荘はこんな宿

  • 男女の浴槽を合わせると合計16か所!
  • 露天風呂は屋上で屋根がなく開放的なロケーション
  • 小さい浴槽が多く温泉を一人占めできる

源泉33℃のぬる湯ぬる湯好きはもちろん暑い時期にもおすすめなまったりできる温泉宿を紹介!

島根県 三瓶温泉「さんべ荘」

住所〒694-0222
島根県大田市三瓶町志学2072−1
TEL0854832011
公式HP国民宿舎さんべ荘 – さんべ荘
日帰り料金650円
日帰り営業時間10:30~20:00受付終了
(21:00閉館)
チェックイン
チェックアウト
15:00〜18:00
〜10:00
クレジットカードの利用可能(VISA / JCB / American Express / Diner’s Club / Master Card / Discover )
宿泊料金1泊2食付き 15,400円

近くには魅力的な共同浴場

三瓶温泉には2か所の共同浴場があり、せっかくなので近くにある共同浴場も見に行きました。

浴場は鶴の湯亀の湯があるのですが、私が行ったのは「亀の湯」でございます。

亀の湯の外観

ホテルから歩きで行くには遠いと思うので車での移動をお勧めします。

近くに郵便局があるのでそれが目印です。駐車場っぽいのが見当たらなかったので、急便局の人に許可を取って車を置かせていただきました。

亀の湯の料金入れ

料金は400円。基本的に無人なようなのでこちらにお金を投入しましょう。

亀の湯の脱衣所

脱衣場はこのような感じで共同浴場っぽい簡素的なものです。

(ちなみに石鹸等はないのでご注意です)

亀の湯の内湯

そして姿を現しました!広々とした浴室の真ん中に浴槽が見えます。

亀の湯の浴槽

丸っこい浴槽が美しい。あちこちでオーバーフローしちゃってます。もう最高。

亀の湯の内湯の湯口

そして真ん中からお湯が360度に広がります

この手の湯口大好きなんですよね、常に鮮度が保たれている感じがして。

亀の湯の内湯のドバドバ湯口

湧出量が多いからなのか別の所からもあふれんばかりのお湯が湧きだしてます。

さて、こちらの温泉は寒い時期は加温されるようなのですが、それは地元の人が入る夕方ごろから

私が行ったときはお昼ごろだったので、源泉が注がれていました

源泉の温度は34℃、そして使用位置は33℃。流石に寒いっす(笑

ちょうど季節は1月で冬真っただ中だったので、いかんせん厳しかったです。

ただ夏は最高なんじゃないかなと思います。暑い時期に温泉に涼みに来たいですね。

住所〒694-0222
島根県大田市三瓶町志学ロ357-5
TEL0854832167
日帰り料金大人400円
子供200円(小学生以下)
未就学児無料
営業時間8:30~20:30
[加温時間]
夕方から加温
(冬は17:00~20:00)
公式HP三瓶温泉・亀の湯 | しまね観光ナビ

日帰り客も多い国民宿舎

さんべ荘は国民宿舎というだけあって、多くの人が日帰り入浴に訪れてました。

さんべ荘の外観

まだ雪のある状態でした。山陰地方はあまり雪のイメージなかったですけど、ばっちり降るんですね。

さんべ荘外の湯口

駐車場の端っこには源泉が流れてました。

一階のロビーには自販機がたくさんあるので、飲み物に困ることはなさそうです。

セブンティーンアイスの自販機もあるのが魅力ですね。温泉後に食べたらもう最高!

館内は結構広く、清潔感がありました。

さんべ荘の内観のサイズ別浴衣

浴衣も小中大、特大、子供用と気が利いていてありがたいです。合わなかったら持って行ってよいそう。

「お部屋」くつろげる和洋室8畳ツイン

トイレ部屋付き
冷蔵庫あり
エアコンあり
Wi-Fiあり
テレビあり
タオル・浴衣あり
さんべ荘の部屋

今回選んだお部屋が洋和室ツイン。(Aタイプ和洋室8畳ツイン)

ベッドがあるのに畳という何ともハイブリッドなお部屋です。

和風な部屋がいいけどベッドで寝たいという人には最適です。

さんべ荘の部屋洗面所

洗面所もきれいでした。

お部屋に備え付けのトイレもきれい。ウォシュレット付きです。

テレビや冷蔵庫も完備。

さんべ荘の部屋空気清浄機

空気清浄機も置いてありました。花粉とかホコリが気になる方でも安心です。

さんべ荘の部屋の窓からの景色

部屋の窓からの景色。あんまロケーションは良くなかったですけど十分ですね。

さんべ荘の部屋のお菓子

お部屋のお菓子がそばまんじゅうというものでした。三瓶そばってのが有名らしいです。

「温泉」純温泉ランクAのかけ流し湯

それではお待ちかねの温泉に参りましょう。

温泉は男女別になっていて、時間帯で入れ替わるようになってます。

なのですべての浴槽に入ることができます

さんべ荘の純温泉の分析書

ちなみに純温泉に選ばれているようです。

詳細は純温泉協会のサイトをご覧いただければと思いますが、左側のAというランクは、

完全放流式・加水なし・加温なし・循環ろ過なし・消毒なし・入浴剤なし

というまさに源泉かけ流しのイメージそのままのランクを意味しますので、これは直球勝負の良い温泉ということになります。

純温泉について | 純温泉協会←詳しくはこちら

温泉の案内図

全体的な温泉の案内図。

いかんせん浴槽の数が多いですので、なるべく細かく紹介していきます。

源泉名三瓶温泉
泉質含鉄(Ⅱ,Ⅲ)ーナトリウムー塩化物温泉
源泉温度34.8℃
湧出量1174 0/min(自噴)
pH値5.9
微褐色 微混濁
におい(微金気味 · 微塩味)微金気臭

バラエティ豊かな「左側の浴槽」

まずは左側の方から見てみましょう。

基本的は内湯と露天の岩風呂に関してはろ過してるようなのであんましお勧めできないです。

実際に温度的にも高めでゆっくり入れなかったですしね。

個人的オススメは

  • 源泉33℃かけ流しの「釜風呂」「樽風呂
  • 一人用でくつろげる「箱風呂

こちらです、入る前に要チェックしてみて下さい!

左側の岩風呂

岩風呂がこちらですね。色的にもあんまし茶色くなかったです。

一番奥「代官の湯」の二つ。これは加温してるようですが、色も茶色っぽくてきちんと成分を味わえました。

代官の湯「樽風呂」の湯口

たっぷり注がれた温泉。

ここら辺の温度は40℃といったところだったかな。個人的にはもうちょいぬるいと嬉しい温度でした。

そしてこちらは完全に源泉の樽風呂釜風呂

こちらは源泉33℃のお湯を贅沢に使用した浴槽で、源泉を満喫したいならこれがいいでしょう。

湯口からもすごい勢いでお湯が流れておりました。

入るとやはりすこしべたつくような感覚の泉質でした。塩分が多いのかな。

そして、正直寒かった(笑

なんせ1月だったもので、晴れていても外気も冷えておりましたからね・・。

ちなみにこの温泉の前に「熊谷旅館」に入ったからか分かりませんが、毛穴が全開になっててなんかチクチクしたんですよね。炭酸泉おそるべしだなと思いました。

記事はこちらです↑

この温泉も飲むと炭酸水っぽかったので、この温泉でさらに毛穴が開放されてしまったのかもしれません。

亀の湯もしかりですが、三瓶温泉は夏に真価を発揮する温泉だと思います。

夏とかもう最高すぎて出られないほど気持ちいいんじゃないかな。いやー温かい季節にも行きたいですね。

なので加温した浴槽にほとんど入ってました。

お勧めは④の「箱風呂」。

お勧めの「箱風呂」

これです。細長い浴槽で比較的ぬるめ。やはり寒いといってもぬるい温泉が一番好きですね。一人用で人を気にしないでいられますし。

ただ湯量が少ないので鮮度は他より低いかもしれないです。

もう一つのおすすめは、⑤⑥の陶器風呂、羽釜風呂。

陶器風呂と羽釜風呂

これらも加温してるんですが、湯量が箱風呂より多いので鮮度は上かと思います。

その分ちょっと温度も高めですけどね。

これらの二つと箱風呂辺りでお好みの温度を探すのも楽しいかもしれないですね!

加温していてなおかついい感じの温度なので、ここら辺から選んでみて下さい。

七福神が見守る露天風呂の「右側の浴槽」

続いては右側の浴槽です。

個人的オススメは

  • 39℃ほどのぬるめな「樽風呂
  • 3つの浴槽から好みの温度を選べる「船風呂

このあたりが要チェックポイントです!特にここならではの船風呂は龍の湯口が勇ましい。

温泉の案内図2

こちらの案内図を参考に。

男女の浴槽が切り替わったのが夜だったので、暗いものが多いですがご容赦下さい。

内湯がこちら。結果的に循環だったのでほとんど入ってないです。

水風呂もありましたたが使わなかったなぁ。夏とかはいいかもですね。

右側の浴槽の洗い場

洗い場もしっかりあるのでそこは安心です。

かの有名な馬油シャンプー、通称「馬シャン」がありました。

濃厚なボディーソープ、シャンプーなんでいいんですよね。特にシャンプーが髪ツルツルになれるんで最高です。

右側の岩風呂

岩風呂。こちらもほとんど入らなかったですね。

おすすめその1「樽風呂」

こっち側の加温のおすすめその1が③の「樽風呂」です。

たっぷりと注がれた大き目の浴槽で比較的ぬるめ。39℃ぐらいだったかな。

ここに入っていることが多かったです。

羽釜風呂と五右衛門風呂

そのとなりにはこれまたまん丸い浴槽が。これらは③よりちょっぴり温かかったです。

銀の釜風呂と樽風呂

こちらが⑦⑧の源泉のみ使用した浴槽。温度は例によって33℃ほど

まぁ夜になるとさらに寒いので、これは入れませんでした(笑

寒さで鳥肌立っちゃいますねこいつは。

釜風呂

その奥の⑨は加温なんですけど、42℃ぐらい?結構熱くてこれもあんまし入れなかったです。

七福神

こっち側の露天には七福神が見守ってくださっていました。

船風呂

そして最後は龍の湯口が特徴的な「船風呂」。

三つの浴槽があって左からそれぞれ

源泉、加温のぬるめ、加温

になってます。

おすすめ2はこの船風呂の一番右です。湯が出ているので温かいのです(笑

龍の湯口

これですね。いかつい龍の顔です。龍に見守られながらの入浴となりました。

星の見える露天風呂

そして夜明け前に温泉に入っていたので、月や星が見えてすごくきれいでした。

宿の屋上に露天風呂を作っているので上が本当に開放的なんですよね。

天気がさらに良ければ星空も360℃見渡せる絶景になりそうです。

夜明けの露天風呂

そんなこんなでずっと入ってたら、夜明けの時間に。

夜明けの露天風呂2

程よい灯りがいい雰囲気を作っておりました。

一晩明けた露天風呂

そして朝。温泉で一夜を明かしました。(つっても6時~7時とかですけどね)

ここまで周りに何もないロケーションの温泉ってのもあんまりないと思うので、特に星がきれいな季節には素晴らしい星空も見られるんじゃないかなと思います。

夜の温泉も乙なものです。星空を見ながらゆっくり浸かっているとストレスも忘れられます。

「料理」期待以上の品質とメニュー

国民宿舎ということで、わりかし地味なメニューだと思ってたんですが、十分豪華なメニューでした。

定番のメニューが光る「夕食」

まずは夕食でございます。

夕食のお品書き

当日のお品書きです。国民宿舎ではありますが品数も多いメニューでした。

お刺身

まずは定番のお刺身。変に生臭くなくて美味でした。

地鶏の白みそ鍋

地鶏の白みそ鍋。こういった鍋って出汁がやけにうまいんですよね。

地鶏の出汁が効いてるんですかね、全部飲み干しちゃいますわ(笑

お魚にクリームチーズが乗った見た目も味もオシャレな一品。クリームチーズが意外と合うんですよ。

定番の一つ茶わん蒸しは保証されている美味しさ。

サクサク天ぷら

天ぷらも美味でした。手を抜いてるところだとだいぶ前に挙げてシナシナになってるとこもあったりするんですけど、こちらはサクサクでしたよ。

三瓶そば

でました、名物「三瓶そば」!こちらは正直他のそばとの違いはあんまし感じなかったですが、美味しかったです。

定番のスープとご飯もうまかったなぁ。

デザート

デザートもちょうどいい量でおなか一杯いただけました。

国民宿舎と思って侮るなかれ!大満足の夕食でしたね。

シンプルでちょうどいい量の「朝食」

続いては朝食です。

朝食全体

こちらはシンプルながらご飯のお供としては十分な量でした。

朝食のおかず

ご飯が進む鮭やのりのつくだ煮、つくねなどうれしいメニュー。

また温泉卵や卵焼きなど定番のおかずがGoodです。

あたたかいお豆腐もあったまってなおかつヘルシーでよかったです。

「まとめ」16か所の浴槽を楽しめる宿

三瓶温泉 「国民宿舎さんべ荘」でございました!

とにかく浴槽の数に度肝を抜かれましたね。

こんな人にオススメ

  • 一つの宿でいろいろな浴槽を楽しみたい方
  • 星空が望めるロケーションの露天風呂に入りたい方
  • 33℃のぬる湯にゆっくり浸かりたい方

今回の料金は一人15,400円、安くはないですけど料金に見合う宿でした。

今回は冬でしたが、33℃の源泉は温かい時期にこそ輝くと思うので、夏なんかはさらにおススメ

良質な温泉にぜひ長く浸かってみてください!毛穴も開いちゃう体がデトックスできる温泉です。