青森県で人気の温泉地の一つ、浅虫温泉。
さまざまなレジャー施設も兼ね備えた観光地として賑わい、以前は「東北の熱海」、「青森の奥座敷」などと呼ばれていたそうです。
現在でも海のレジャーが人気のようですが、温泉街は落ち着いた雰囲気なのも魅力です。
そんな魅力あふれる浅虫温泉、今回ご紹介する宿が「棟方志功ゆかりの宿 椿館」さん。
浅虫温泉は以前から行きたかったところですが、じゃらんなどでなかなか予約が開いてない印象で、今回やっと予約が取れたのでした。
青森内でも人気の温泉地であるこちらの宿、温泉はもちろん宿の方の接客が行き届いており素晴らしかったです。
その魅力を余すことなくレポートしていきます!
※2021年に訪れたときの記事です
■宿情報
住所 | 〒039-3501 青森県青森市浅虫字内野14 |
TEL | 017-752-3341 |
日帰り入浴 | 不可 |
公式HP | 浅虫温泉 棟方志功ゆかりの宿 椿館 |
浅虫温泉 椿館 宿泊記録
チェックイン | 15:00~19:00 |
チェックアウト | 〜10:00 |
プラン | 1泊2食付き 【お食事処確約】誕生日や記念日にアニバーサリープラン |
料金 | 1人 14,080円(2021年当時) |
宿について
浅虫温泉は青森市の北側、海沿いにあります。
近くに湯ノ島と呼ばれる島が浮かんでいましたので、それを頼りに行くのもいいかも。
その海沿いから、温泉街へと入っていきました。
入り口がかなり狭かったので車で行く際は注意してください。
ここ周辺の宿は「浅虫川」の近くに点在しています。

そんな温泉街にはご覧のような看板も。
これを見るに浅虫温泉の由来は、麻を蒸したことから
麻蒸→浅虫となったといわれているようです。
また周辺には足湯などもありますので楽しめると思います。

でっかい像がお出迎えの宿がこちら。
板画家の棟方志功さんという方ゆかりの宿という事で、こんな像があるのでしょうね。

入り口です。たくさんの提灯がお出迎えです。
中はレトロな雰囲気が漂い、古さは感じますが、掃除はきちんと行き届いている印象です。

公式HPより引用:https://810215.com/74957/guide/
部屋の写真は撮ってなかったので公式HPより拝借です。
とてもきれいで掃除もしっかりしてましたし、冷蔵庫、トイレありで快適です。
テレビも写真ぐらいのサイズで特に問題ありませんでした。
畳は横になりたくなりますよね、運転疲れをいやしてくれます。
廊下には棟方志功さんの作品や、彼自身の写真、ヒストリーなどが飾ってあり、詳細を見ることができました。
温泉について
いよいよ待ちわびた温泉でございます。
温泉は内湯が一つ、露天風呂が一つとなっています。
脱衣所は大きめでゆとりがありました。
■温泉データ
源泉名 | 椿の湯 |
泉質 | 低張性弱アルカリ性高温泉 |
温度 | 74.5℃(気温11.0℃) |
湧出量 | 292.7L/min |
pH値 | 8 |
色 | 無色透明 |
におい | 無臭 |
(温泉分析書より)
ちなみに余談なんですが、
かつて浅虫温泉にはいくつもの源泉があり、30℃から78℃で湧出していた。しかし乱掘によって湧出量の減少をみたうえ、泉質が変わって食塩泉となった。
そのため1968年(昭和43年)に源泉を1箇所に統合して汲み上げることとなった。源泉から46℃に調整後、各温泉施設や一般家庭へ配湯が行われている。
wikipediaより
だそうで、以前は30℃のぬる湯もあったようなので、ぬる湯好きとしては入ってみたかったかも・・。
内湯

こちらが大浴場の内湯です。
なかなかの大きさですね。
結構な湯量で写真のようにオーバーフロー状態でした。
(オーバーフローとは浴槽から湯が溢れていることです)
洗い場もたくさんあるので、人が多くても問題なさそうでした。
(ボディソープ、シャンプーもついてます)
内湯のほうは結構熱めで、長湯するとのぼせそうな感じです。
泉質は無味無臭で、透明な温泉です。
とろみも感じなかったかな。
そこらへんはスタンダードな感じはしますが、
P.hが8.0だったので、手がシワシワになるようなことはなかったです。
(私の肌感覚ですが、酸性の温泉だと手がシワシワになります)

反対から見た写真。
ちなみにこの写真の左手には水風呂があります。
そう、交互浴が可能という事ですね♪
ただしかなり冷たいので慎重に入った方がいいです。
■動画はこちら
露天風呂

続いて露天風呂。
内湯に比べるとかなり小さいですが、
人は3人ぐらいは入れそうかな。
こっちのほうが若干ぬるめで入りやすかったです。
上のほうに見える気はおそらく椿の木っぽいので、
季節によっては花が咲いて奇麗だろうと思います。
(5月の初旬でしたが、若干花が咲いてました)

反対から見た写真です。
奥の方に湯口が見えますね。温泉の中に入れて放出するスタイルのようです。
今回はだれとも浴室内で会わず、独泉を味わうことができました。ありがとうございます。
■貸切風呂あり
ちなみに宿のほうではあまりPRしてませんが、貸切風呂があります。
かなり小さい家族風呂のようなタイプで
(2人は入れるかどうかぐらい・・)
入るにはロビーの方に予約の申請をしないと入れません。
無料で入れます。(時間は1時間だったかな・・)
向こうからその案内はなかったので、気になる方は確認してみてください。
料理について
食事は専用の場所に案内されます。
大広間のようなところではなく、しきいのあるような居酒屋っぽいところなので、
コロナ禍でも比較的安心でした。

夕食がこちらです。
すごい、めちゃくちゃきれい!
非常におしゃれにまとまってますね。
見た目で楽しめて味も楽しめる、最高です。
品数も多くていろんな料理を楽しめるってのもいいですね。

朝食も同じ場所で、こんな感じ。
左上の貝は、名物「貝焼き味噌」と呼ばれるもので、
卵をとじて味噌とかき混ぜて食べる料理。
これがご飯と相性抜群でおいしかったですね。
また、今回担当してくれた方の接客がとてもナチュラルでよかったです。
お酒を飲んだ後水が欲しいなと思えば、すぐに察して持ってきてくれました。
今回アニバーサリープランだったのですが、ケーキを食べきれなかったのです。
その際にはお部屋にお持ちしますといってくれたり。
青森弁も素敵でしたし、お話も楽しかったです。
(ご自身の出身や過去についても話してくれました)
温泉宿において、いい思い出になるかかそうじゃないかって、
その宿の人の対応が実は大事だと思っています。
どれだけ宿や温泉、食事が素晴らしくても、接客が冷たかったりあまりに気が利かなければ、我々お客の印象は変わってしまうかもしれません。
「あの宿よかったなぁ」
と思うのは接客一つといってもいいかもしれません。
その点で今回の旅はとてもよかった。
気持ちよい時間を過ごせました、ありがとうございます。
まとめ
以上、椿館についての紹介でした。
温泉も部屋もよかったですが、
料理とその時の接客がより旅の思い出をポジティブなものにしてくれました。
いい宿は素晴らしい従業員もいらっしゃる宿なのだと感じます。
ちなみに今回はアニバーサリープランだったので


ワインとケーキが付きました。
(ケーキとコーヒーはお部屋にて)
こちらはじゃらんのプランで選択しました。
いろいろなプランを確認してみてください。
気持ちよい接客で素敵な一日を過ごしたい方には是非お勧めします。