宮城県の鳴子温泉郷は個性豊かな湯が一堂に会するエリア。
その中の東鳴子温泉にある「高友旅館」は、古き良き鄙び宿の趣を色濃く残す湯治宿です。
複数の源泉と浴槽をもち、名物の「黒湯」は強いアブラ臭と熱さが個性的な湯。
まさに温泉好きのためにあるマニアック湯です。
高友旅館はこんな宿
- 鄙び宿らしい趣のボロボロ湯治宿
- 個性的な複数の源泉と浴槽を楽しめる
- 強いアブラ臭が特徴の混浴「黒湯」
(2021年訪問時の記事です)
宮城県 鳴子温泉 「高友旅館」
| 住所 | 〒989-6811 宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣33-1 |
| 電話番号 | 0229-83-3170 |
| 日帰り入浴 | 大人500円 / 子供250円 ※混浴あり、タオル巻きや湯あみ着などの着用ルールは不明です、事前にご確認ください |
| 日帰り営業時間 | 10:00〜16:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 公式サイト | なし |
| 日付 | 天気 | 気温最高 / 最低 | 降水確率(1日の最大値) |
|---|---|---|---|
| 今日10/16(金) | 🌤️ 晴れ昼過ぎから夕方くもり所により雨 | 24℃ / — | 40% |
| 明日10/17(土) | ☀️ 晴れ | 21℃ / 11℃ | 0% |
出典:気象庁(10/16 05:00発表)
気温は古川観測地点(温泉地から約22km)の予報です。山間部の温泉地ではこれより低くなることがあります。
周辺の環境と立地
高友旅館は、鳴子温泉郷のなかでも東鳴子温泉エリアにあり、湯治宿らしい落ち着いた雰囲気が残るエリアです。
電車の場合はJR陸羽東線の駅を利用でき、車の場合は東北自動車道の古川ICから国道47号経由でアクセスできます。
周辺でおすすめの観光スポット
鳴子峡(車で約15分) 全国的に知られる紅葉の名所で、例年10月中旬から11月中旬が見頃です。
日本こけし館(車で約10分) 鳴子の伝統であるこけし文化に触れられる施設です。
潟沼(車で約20分) 湖面の色が変わるとされる、神秘的なカルデラ湖です。

こちらの看板が目印。
駐車場は道路の反対側で、少し離れていました。

ちょうど雪の舞う季節に訪問。寒い季節はやはり温泉です。
古さを感じる鄙び宿

館内はとにかく古く鄙び感あふれています。

一応訪問時は自販機もあったので飲み物はなくても安心かも。
古くて掃除もそんなに行っていない印象で、正直潔癖症の方やある程度きれい好きの方には厳しいと思います。
それを上回る温泉好きでないとおすすめできない場所でしょう。
「温泉」4つの源泉が織りなす個性の湯
高友旅館には、
- 混浴の黒湯
- 混浴のプール風呂(黒湯と同じ浴槽)
- 婦人風呂(女性専用)
- ひょうたん風呂
- ラムネ風呂
- もみじ風呂(貸切風呂)
と複数の浴槽があり源泉も4種類と温泉パラダイス。
一番のメインは黒湯で独特のアブラ臭がインパクト大です。混浴でハードルも高いですがそれでも入りたい方も多いようです。
●幸ノ湯(黒湯)
| 源泉名 | 幸ノ湯(黒湯) |
| 泉質 | 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 |
| 源泉温度 | 59.8℃(使用位置58.4℃) |
| 湧出量 | 不明 |
| pH値 | 6.8 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | 薄黄色にして、濁り・味ともにほとんどなく、微かに硫化水素臭を放ち、中性である。 |
| メタケイ酸 | 236.4 mg/kg ※高濃度(美肌の湯として注目される成分を多く含む) |
●玉の湯(ひょうたん風呂)
| 源泉名 | 玉の湯(ひょうたん風呂) |
| 泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 |
| 源泉温度 | 48.3℃(使用位置48.1℃) |
| 湧出量 | 不明 |
| pH値 | 6.5 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | 微黄色にして、濁り・味・臭気ともにほとんどなく、中性である。 |
●顯ノ湯(プール風呂、婦人風呂)
| 源泉名 | 顯ノ湯 |
| 泉質 | 含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 |
| 源泉温度 | 73.3℃(使用位置61.4℃) |
| 湧出量 | 不明 |
| pH値 | 6.6 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | 無色透明、無味無臭にして、中性である。 |
※源泉は「幸ノ湯」「玉の湯」「顯ノ湯」「鷲ノ湯」の4つがあるとされています。
このうち鷲ノ湯は、泉質がナトリウム-炭酸水素塩泉、泉温47.8℃、pH6.5という情報のみで、分析書は確認できませんでした。
名物・混浴の黒湯

メインの混浴風呂は宿の奥、階段を下っていきます。

手前は黒湯の脱衣所、奥は婦人風呂の脱衣所。
黒湯へは男女同じ脱衣所だと思いますので、なかなか混浴のハードルは高いかも。

脱衣所も正直汚い・・そのあたりも許容できる人向けです。

名物の黒湯はこちら。見た目は名前通り黒っぽいですが、日によって色が異なるようです。

別日では黄緑のような色味でした。
この湯は強いオイリーな香りと熱さが特徴です。(入浴後もにおいは体に残るほど)
入浴時にはピリッとした刺激もあります。あまり長湯はできないと思います。
流石に名物だけあって強烈な個性を持つ湯でした。
それプラス鄙びた浴室がインパクトを残すのでしょう。
黒湯の隣にあるぬるめのプール風呂

黒湯の右手にある浴槽がこちらのプール風呂。
訪問時は乳白色になっていました。

源泉はこの細い塩ビ管から出ていました。奥の蛇口は水の調整かな?
黒湯に比べてぬるめでかなり入りやすく、ずっとこっちに浸かってましたね。

ちなみに以前訪問時は透明でした。日によって色が変わるのかもしれません。
貸切のもみじ風呂

メインと異なる場所にある貸切の家族風呂。
小さめの浴槽ですが、ほのかにオイリーな香りがあり、白い湯の花が沈殿。
かき混ぜるとたまごスープのように舞い、心地よいです。
体感で40℃ほどの適温でとてもよく温まりました。
ひょうたん風呂
他の男女別の風呂にはひょうたん風呂とラムネ風呂があります。

ラムネ風呂はこちら。
正直ほかの湯にも使っていたこともあり、時間がなく入れませんでした。
ほのかにオイリーな香りがしていました印象です。

ちなみにラムネ風呂も見させてもらいました。ご覧のように泡がポコポコ。
ラムネ風呂と呼ばれる所以ですね。
宿泊者であれば男性が入れる時間もあるようです。
「まとめ」真の温泉好きに勧める鄙び宿
高友旅館は、黒湯のアブラ臭漂う湯、乳白色の湯、白い湯の花の家族風呂など、一度の訪問で多彩な湯を味わえる宿です。
館内の古さや鄙びた雰囲気など、ある程度きれいじゃないと無理!という人には勧められませんが、温泉好きにとってはまさにパラダイスです。
真の風呂好きにこそ訪れてほしいです。
こんな人におすすめ
- 個性的な温泉に浸かりたい温泉通
- 複数の湯を一度に楽しみたいマニア
- 古びた鄙び宿の趣を味わいたい人
清潔を度外視すれば宿泊で好きなだけ温泉を味わうこともできるでしょう。
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