2024年の8月、まだ暑い季節でしたが温泉の旅に行くことになりました。
向かったのは青森県、津軽地方。
その地方には素晴らしいモール泉が多くあると聞き、車を走らせたのでした。
最初に訪れたのは「山田温泉旅館」。
こちらの旅館は宿泊する部屋に風呂がついており、そのモール泉を心ゆくまで堪能できました。
また、そこに住む看板猫にも癒されてきました。
山田温泉旅館
住所 | 〒038-3503 青森県北津軽郡鶴田町鶴田小泉460−6 |
TEL | 0173226666 |
日帰り入浴 | たぶんやってない |
営業時間 | – |
公式HP | – |
■温泉データ
源泉名 | 小泉温泉 |
泉質 | ナトリウムー塩化物泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 65.7℃ |
湧出量 | 測定不能(動力揚湯) |
pH値 | 7.99 |
色 | 弱褐色透明 |
味・におい | 微弱木材臭・微弱塩味 |
(温泉分析書より)
山田温泉旅館 宿泊記録
宿について
宿は五所川原市の少し手前、鶴田町の「陸奥鶴田駅」近くにあります。
五所川原といえば「吉幾三」の故郷。
このあたりで車を走らせたときには思わず吉幾三の曲を流しちゃいましたね。
かなりマイナーなんですが「小泊港」って曲が好きでして、日本海の荒々しい雰囲気と漁師の心意気が現れた名曲だと思うので、聴いてみてほしいです。
・・・すみません、脱線しました(笑
そんな吉幾三の曲をかけながらテンションを上げていると

到着いたしました。

入り口には「ツル多はげます会」と書かれたマットが。何ともシュールだ・・。

中に入ると猫ちゃんが。

心を許してくれたのかリラックスしてました。癒されるねぇ。

ずっと戯れていたかったですけど時間もなくなっちゃうんで先に行きます。ありがとうね。
お部屋に向かいます。

今回のお部屋は客室風呂付。角部屋でした。
おふとんは用意されており、自分でひくスタイル。

日当たりの良い開放的なお部屋です。

部屋用のタオル、アメニティも押し入れに入っておりました。

左の扉を開けると、木造りの浴槽が!美しいです。
この温泉の詳細は後ほどたっぷりご紹介します。

小さめながらテレビもついてます。

エアコンの備え付け。暑い夏でも快適でした。

トイレも部屋付き。ありがたい仕様です。

部屋の外にはでっかい共同の冷蔵庫もありました。
暑い夏でもキンキンに冷えた飲み物が飲めます。

Wi-Fiもついてます。今の時代は大体の宿にWi-Fiがついてる時代になりましたね。
逆にないのが珍しいぐらいです。これも時代の流れってやつなのでしょうか。利用者的にはありがたいですけどね。
しかしこちらにもツル多はげます会のなごり?があるとは(笑
よく考えたら「鶴田町」という名前からの発想なのかもしれないですね。おもろい。

バスタオルなども自由に使えるようになってます。
こういった心遣いがとっても嬉しいです。タオルも清潔でしたしね。



またロビーにはご覧のようにたくさんのアメニティがありました。
これは女性なんかも嬉しいんじゃないですかね。これまた素敵な心遣いです。
シャンプーリンスは隣の透明なカップに必要な量を入れて使用できます。

冷たい水も飲めるようにされてました、これまたありがたいですわ本当。

ちなみに自販機も置いてあるので、飲み物には困ることはなさそうです。お酒もありますね。

ロビーの奥へ行くとオシャレな廊下とお部屋らしき入り口がいくつか。
温泉風呂付のお部屋はこの建屋とは別だったので、こっちは普通の客室なのかな。

上に描かれたねぶた?の絵もまた雰囲気あっていいですよね。
温泉について
お待たせいたしました!いよいよ温泉に参りましょう。
温泉は共同の内湯、客室風呂の2か所があります。
以前は大浴場があったそうなんですが、現在老朽化により使用できないようです。
2025年6月現在、こちらの宿のインスタを見ると、「⚠️現在、大浴場改装中です🙇♂️」
とあるので、今後利用できるようになるのかもしれません。気長に待ちましょう。

ちなみに以前あった大浴場がこちらのようです。ニフティ温泉さんより引用させていただきました。
浴槽が二つあるので熱めとぬるめがあるのかな?これは是非とも復活してほしいですね。
内湯
まずは現在使用できる内湯から。

「ゆ」ののれんをくぐると行けます。

シンプルな脱衣所です。

こちらがその内湯。浴槽としては結構小さめの作りです。

洗い場は3か所かな。

年季の入った蛇口。

でっかい木の柱がインパクトあります。

黄色っぽい色味、そしてあふれるモール臭、まさにモール泉のスタンダード。

トロトロ温泉があふれておりました。
温度はちょっと熱め。42℃ぐらいだったかな。
ぬる湯好きの私としては、ちょっと熱く感じました。

そんなときのために水を投入できる蛇口が用意されています。助かるぅ。
しかしいい温泉です、トロトロで体がツルツルになるような感覚です。
pHも8ほどあるので、お肌にも優しい。
水を投入するのは邪道かもしれませんが、気持ちよければいいじゃない。なるべく長く入ってにおいとか肌触りとかを感じたいんですよね。
平日だったので窓の遠くからは学校の様子も見えました。
みんな学校、会社に行っている間に温泉に入る。贅沢な気分でしたね。平日の醍醐味です。
客室風呂
内湯もいいですが、部屋にも温泉があるのでいつでも入れます。なんという贅沢・・。

部屋の左側が温泉、隣がお部屋という目と鼻の先にあるんですよ。
いつでも飛び込めちゃうというね(笑

シャワーもあるのでここで髪など洗ってもいいでしょう。

木造りの浴槽、木の色が白っぽいからそんなに長年あったわけではないのかな?

確か奥の方が温泉かな。これもけっこう熱いので水でいい感じに調節しました。
特に貸切で入れるお風呂は自分の好みに合わせてもなんも言われないのがストレスフリーです。
これで38℃ぐらいに設定してひたすら入ってました。
夏なのもあってぬるめが一番気持ちいいんですよ。ひたすら入ってましたね。
そして冷たい飲み物を飲んで部屋で横になって・・・・天国ですわこれは。
人間たまにはだらけた時間も必要ですね。
温泉好きな人にはたまらないと思います。
食事について

食事は夕食、朝食ともに同じ場所でいただきます。
大きな宴会場のようなところですね。

こちらの宿、インスタを見ると学校の部活など団体さんの利用が多いみたいですね。
そのため大きい宴会場のような会場が必要なのでしょう。

夕食はシンプルな料理ですが、家庭的でご飯が進むメニュー。

キムチ風味のお鍋だったかな。

これもご飯が進みましたね。

ビールはキンキンに冷えたジョッキを用意してくれました。

まさにこんな気持ちでうれしくなりました(笑

ごはんは炊飯器からたっぷりととっていただきました。
この時におかみさんとお話をしたのですが、とてもチャーミングな方でしたね。
聞くとこちらに嫁いで来られて、最初の方は色々生活に慣れるのが大変でストレスだったとか。
宿の先代の方は結構おおざっぱで、物の整理とかがてきとうだったらしいんですが、それを片付けたりするのに苦労されたり、ほかにも色々あったそうです。
それでもポジティブに考え、宿を守ってくださってるのがとてもありがたいです。
言葉の端々からも前向きなことをおっしゃられて、若々しいのもきっと考え方とか前向きな気持ちがあるからなのだろうなと思いました。
常連さんにも愛されるキャラクターで、とても素敵でした。
おかみさんとのふれあいも宿の魅力の一つでしたね。

朝食はご覧の通り。

これまたシンプルではありますが、ごはんがすすむおかずたちで個人的には大満足のメニューです。

お味噌汁も団体向け?のでっかい入れ物に入ってました。飲み放題ですね(笑

冷たい水も用意されているのでこれまたありがたい。
朝はお茶しか用意していないところもけっこうあるんですけど、普通に水が飲みたいってこともしばしば。
夏は特に冷たい飲み物がうれしいものです。
以上、山田温泉旅館でございました。
濃厚なモール泉をお部屋でいつでも入ることができ、好きなだけ温泉を楽しめる。
猫とのふれあい、おかみさんとのふれあい。
温泉にも猫にも人にも癒され、心からリラックスできた一日でした。
日ごろピリピリされている方も、ここに来ればおもわずほっこりしちゃうと思います。
ゆっくり過ごしたい方は是非訪れてみてください。