長野県下高井郡の野沢温泉は、江戸時代から続く歴史ある温泉地です。
その温泉街の奥まった高台に位置する「野沢グランドホテル」は、内湯と露天風呂でそれぞれ異なる源泉を使用し、畳張りの内湯とロケーションの良い露天が楽しめます。
お湯のよさはもちろん、丁寧に作られた食事も好評で、トータルの満足度が高い宿としても印象に残っています。
野沢グランドホテルはこんな宿
- 内湯と露天風呂で異なる2種の源泉をかけ流しで堪能できる
- 畳敷きの大浴場に寝湯など複数の浴槽を備え、好みの湯温を選べる
- 山々を望む展望露天風呂で天候による「湯色の変化」が楽しめる
異なる源泉と内湯と露天の異なる魅力で満足度を高めてくれる素敵宿を紹介します。
(2022年訪問時の記事です)
長野県 野沢温泉 「野沢グランドホテル」
| 住所 | 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8888 |
| 電話番号 | 0269-85-3151 |
| 日帰り入浴 | 可(大人800円/13:00〜18:00、不定休のため事前要確認) |
| チェックイン / チェックアウト | 15:00(17:00以降の場合は事前連絡要) / 11:00 |
| 宿泊料金(目安) | 1泊2食付き 1名あたり13,200円〜40,400円程度(2名1室利用時) ※別途入湯税あり |
| クレジットカードの利用 | 可(VISA・Mastercard・JCB・AMEX・ダイナース等) |
| 公式サイト | 信州・野沢温泉の宿 野沢グランドホテル|公式サイト |
▼料金・空き状況はこちらから確認できます▼
周辺の環境と立地
野沢グランドホテルは、温泉街の奥まった高台に建ち、静かな環境の中でゆったりと滞在を楽しめます。
最寄り駅は北陸新幹線の飯山駅で、駅前から「野沢温泉ライナー」(所要約25分・600円)に乗り換えるのが最もスムーズなアクセス方法です。
長野駅からも同様に飯山駅経由でアクセスできます。車の場合は上信越自動車道の豊田飯山ICから約30分ほどです。
周辺でおすすめの観光スポット
麻釜(おがま)(徒歩圏内) 100℃近い源泉が湧き出る野沢温泉のシンボル的名所です。地元の方が野菜や卵を茹でる昔ながらの光景が今も残り、温泉街の生活文化を肌で感じられます。
外湯めぐり(徒歩圏内) 温泉街に点在する13か所の共同浴場を巡る「外湯めぐり」は、野沢温泉を訪れたなら外せない体験です。滝の湯をはじめとした温泉はこちらで紹介
野沢温泉スキー場(車で約5分) 冬はスキー・スノーボードの聖地として知られ、グリーンシーズンはジップラインやマウンテンバイクなどが楽しめる複合アクティビティパークとして通年賑わっています。

お宿がこちら。佇まいが近代的です。

華やかなロビーにはお土産屋も充実。どことなくハイクラス感が漂っていました。
「お部屋」ロケーションも良い和洋室
| トイレ | 部屋付き |
| 冷蔵庫 | あり |
| エアコン | あり |
| Wi-Fi | あり |
| テレビ | あり |
| タオル・浴衣 | あり |

宿泊したお部屋はこちら。畳とソファのある和洋室といった感じ。

部屋は意外と奥行きがあり畳で横になれる広さです。

窓からは山々が望めるロケーションで眺めも良い。

テレビを見ながらソファでくつろげるようになってました。


冷蔵庫もついており、お菓子は長野県産りんごとミルク入り白餡を練り合わせた「もりりんご」。
トイレもついており綺麗に掃除もされていました。
「温泉」内湯と露天で異なる泉質
野沢グランドホテルには、広々とした内湯(大浴場)と展望露天風呂があり、それぞれ異なる源泉を使用しています。(貸切露天もあるが訪問時は4月初頭で閉鎖中でした)
泉質はいずれも単純硫黄温泉で、pHはそれぞれ8.7・8.3と弱アルカリ性。
内湯は無色透明、露天風呂は白濁した乳白色を呈していましたが、露天は天候や気温の変化によって色が変わるようで、訪れるたびに違う表情の湯を楽しめます。

なお、大浴場と露天風呂は場所が異なるため移動の手間はちょっとだけ感じました。
■ 源泉①(内湯)
| 源泉名 | 竹伸し(長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷8712-1)御嶽(同7969)大欅(同9304)の混合泉 |
| 泉質 | 単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉) |
| 源泉温度 | 71.6℃ |
| 湧出量 | 毎分125.5ℓ(当館への源泉引湯量 毎分76.5ℓ) |
| pH値 | 8.7 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | 無色澄明、弱硫化水素臭、硫黄味を有する |
■ 源泉②(露天風呂)
| 源泉名 | 真湯源泉 |
| 泉質 | 単純硫黄温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) |
| 源泉温度 | 60.3℃ |
| 湧出量 | 不明 |
| pH値 | 8.3 |
| 知覚的試験(色・におい・味) | ほとんど無色澄明、硫化水素臭を有する |
畳床の巨大な「大浴場」

大浴場はその広さに圧倒されます。パノラマ撮影じゃないと一枚では収まりきらないほど。

左側の小さ目な浴槽は女性の像が美しく、ここから湯が投入。
源泉はかなりの熱さでこの浴槽は一番の熱湯です。あつい湯が好きな人にはお勧め。

真ん中の湯浴槽は大き目サイズ。ここからも源泉が投入されてますが左側の浴槽よりは入りやすい湯温です。41℃前後かな。

そして一番右手の奥にある浴槽が浅めの湯。ぬるめで最高です。
木の縁に頭をつけて横になれば最高に心地よい。ここで長めの湯に浸かるのもおすすめです。
なおこちらは無色透明であまりにおいを感じなかった印象です。


そして特徴的なのは床が畳敷きであること。
素足で歩いても滑りにくいですし、柔らかいので心地が良い。これは画期的なアイデアだと思います。
ロケーションの良いぬるめの「露天風呂」

露天風呂は大浴場と異なる場所で、奥のほうまで少し歩きます。
風呂の手前にはご覧のようなお洒落休憩スペースが設けられており、入浴後も気持ちよく時間を過ごせるようになってます。

露天風呂はこちら。ホテルが温泉街の高台に位置することもあり、街並みと広がる山々の景色が望めます。
4月の初めでしたが雪もかなり残っていました。

利用時はほんのり白濁した湯で、硫黄の香りをほのかに感じつつ山の空気がとてもおいしい。
冷たく新鮮な空気の中浸かれる露天風呂です。
真湯源泉はその日の天候や気温によって湯色が変化することで知られているようで、訪れるたびに異なる色が見られるのも魅力になりそう。
内湯に比べて温度はぬるめで長湯がしやすい好みの温度でした。

ちなみに貸切の露天風呂もありましたが、11/1~4月中旬までは利用できないようです。
「料理」食事処も高級感あり
料理は高級宿の雰囲気が感じられました。量は控えめなものの、それぞれの料理に丁寧さが感じられ、どれも美味。
温泉地の食事にありがちな量重視の構成ではなく、質を大切にしたスタイルで、温泉とあわせて旅全体の充実度を高めてくれる存在でした。

食事はこちらでいただきます。高級ホテルのような雰囲気で気持ちも高まりました。
量より質の満足度高い「夕食」

お品書きはこちら。

まずは一口サイズのお酒に合いそうなメニュー。


定番のお刺身も鮮度よし、この少なめの量がなんとも高級感漂います。大根のそぼろ味噌掛けも上品。


岩魚の塩焼きはホクホクで香ばしい香りがいい。山菜の天ぷらもサクサクでシンプルな塩と相性抜群です。

信州牛のすき焼きはうまみたっぷりでご飯が進みます。

ご飯とみそ汁も定番のおいしさ。

最後のデザートもおしゃれでした。
品数は少ないがどこか上品な「朝食」

朝食は朝の定番であるサバや温泉卵など。
そしてとろろはご飯が止まらない美味しさです。さっぱりなおかつ食欲増進になりました。

サラダ、揚げ出し豆腐などこちらも量は多くないですがどことなく上品です。

最後はヨーグルトとフルーツでさっぱり。
「まとめ」温泉だけでないトータル満足度の高い宿
野沢グランドホテルは、内湯と露天風呂でそれぞれ異なる源泉を楽しめるハイクラス感ある宿でした。
畳敷きの広い大浴場に複数の浴槽を備え、湯温や浴槽を選びながらゆったり過ごせ、天候によって湯色が変わる真湯源泉の露天風呂も、訪れるたびに発見がある楽しみのひとつ。
温泉や料理、お部屋などトータルの満足度が高い宿として、野沢温泉を訪れる際の良い選択肢になると思います。
こんな人におすすめ
- 広い大浴場でゆっくりと長湯を楽しみたい方
- 山の景色を眺めながら露天風呂に浸かりたい方
- 温泉だけでなく食事も含めて宿全体の質を重視する方
野沢温泉の湯と自然、そして丁寧なもてなしを五感で味わいたい方に、ぜひ一度足を運んでいただきたい宿です。

