雲母温泉 共同浴場 日帰り|小さなタイル浴槽で味わう熱めの湯

新潟県関川村の集落のなかにひっそりと佇む雲母温泉(きらおんせん)「雲母共同浴場」は、看板のない無人浴場です。

大人ふたりで満員になるほどの小さな浴槽には、76.3℃もの高温源泉が注がれます。

昭和の息遣いが染み込んだレトロなタイルに囲まれながら、地域の暮らしとともに守られてきた湯に浸かる体験は、観光地化された温泉ではなかなか味わえない滋味があります。

雲母共同浴場はこんな施設

  • 看板なし・無人・料金200円の地元密着型の公共浴場
  • 大人ふたりが限界の小さなタイル浴槽
  • 76.3℃の高温源泉を水で調整して入るスタイル

共同浴場などレトロな湯巡りの方にお勧めな、関川村に伝わる素朴な一湯を紹介します。

(2022年訪問時の記事です)

新潟県 雲母温泉 「共同浴場(雲母共同浴場)」

住所〒959-3241
新潟県岩船郡関川村上関314-1付近
電話番号なし(無人施設) / 問い合わせ:関川村観光協会 0254-64-1478
日帰り入浴200円(料金箱へ投入)
日帰り営業時間6:30〜19:00(情報により差異あり)
定休日月・火・木・金曜日(水・土・日曜日のみ営業)
公式サイトなし(関川村観光情報等でご確認ください)

周辺の環境と立地

雲母共同浴場は、新潟県と山形県の県境に近い関川村の農村集落のなかに位置しています。

周囲には豊かな自然と静かな田園風景が広がり、観光地化された温泉街とはかけ離れた、生活に根ざした温泉文化がここには残っています。

同じ雲母温泉エリアの「上関共同浴場」とあわせた湯めぐりや、関川村の歴史スポットとの組み合わせも楽しいエリアです。

周辺でおすすめの観光スポット

渡邉邸(国指定重要文化財・車で約10分) 18世紀に建てられた豪商・豪農の屋敷で、広大な敷地と重厚な構えが見る者を圧倒します。国指定名勝の庭園も見応えがあり、関川村の豊かな歴史と文化を今に伝えるシンボル的な存在です。

鷹の巣つり橋(車で約15分) 荒川の清流を眼下に眺める絶景の吊り橋で、「新潟の橋50選」にも選ばれた景勝スポット。橋の上から望む渓谷の眺めは開放感があり、紅葉シーズン(10月下旬〜11月上旬)は特に息をのむ美しさです。

荒川峡もみじライン(車で約20分〜) 関川村から山形県小国町へと続く、荒川沿いの渓谷美を楽しむドライブコース。秋の紅葉はもちろん、新緑や雪景色など四季折々の顔を見せてくれます。

施設がこちら。看板など一切ないので本当にここで合ってるか不安になるほどでした。

なお駐車場は道路の反対側にありました。googlemapでも載っているのでわかるかと思います。

入口に入ると料金箱があるのでそこにお金を入れましょう。

脱衣所もかなり簡素的。流石の共同浴場らしさを感じました。

「温泉」小さな浴槽に凝縮された高温の湯

雲母共同浴場の浴室は男女別の四畳半ほどの空間で、小さな浴槽が設えられています。

泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(pH7.2)。源泉がかなり熱めの湯になっています。

源泉名雲母1号・雲母2号混合泉
泉質ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
(低張性中性高温泉)
源泉温度76.3℃
湧出量90 L/min(動力揚湯)
pH値7.2
知覚的試験(色・におい・味)無色澄明、塩味あり、無臭

●動画はこちら

内湯(共同浴槽)

昭和の面影を色濃く残すレトロなタイルの浴室に、小ぶりな浴槽がひとつ鎮座しています。

これぞ共同浴場といった趣。

奥の蛇口から高温源泉が注がれており、かなりの熱さ。

熱湯好きでない方は、手前の蛇口の水をドバドバと入れて入浴したほうがいいと思います。

浴槽が小さいぶん、新鮮な湯を堪能できるのが魅力です。

無色透明の癖のない湯で、分析書には無臭とありましたが、ほんのり硫黄の香りを感じました。

この小ぢんまりとした湯に浸かるのは、どこかノスタルジックな感情に浸れますね。(うまいこといった 笑)

なおシャワーやアメニティなどはもちろんないので注意です。

「まとめ」素朴な共同湯を体験できる施設

雲母共同浴場は、観光のために整えられた施設ではありませんが、それが何よりの魅力。

小さな浴槽・レトロなタイル・熱めの高温源泉・・すべてが無駄なくシンプル。

地域の方々が自分たちの暮らしのなかで大切に守り続けてきた湯であり、200円という価格に込められた意味の重さを感じながら入浴するのが、この施設との正しい向き合い方かもしれません。

こんな人におすすめ

  • 地元の暮らしに根ざした共同浴場を体験したい方
  • 熱めの高温源泉が好きな温泉通
  • レトロな昭和の浴場の雰囲気に懐かしさや情趣を感じる方

共同浴場というレトロな湯に浸かりたい通の方に一押しです。