【閉業】奥山田温泉「仙人小屋」宿泊|高原で楽しむ2つの貸切硫黄泉と洗練のコース料理

長野県高山村の山田牧場に佇んでいた奥山田温泉「仙人小屋」は、旧ロッジを改装した個性豊かなコテージ宿。

奥山田温泉の源泉「五色上」を引き湯した2か所の貸切風呂を擁し、空いていれば好きなときに独占できるという贅沢な環境が揃っていました。

夕食はフレンチやイタリアンを思わせるコース料理が一品ずつ丁寧に供され、もともと蕎麦屋を営んでいた経歴から最後には手打ち蕎麦も楽しめるという唯一無二の構成でした。

残念ながら現在は閉業していますが、訪れた者にとっては忘れられない一軒として記憶に残っています。

仙人小屋はこんな施設でした

  • 山田牧場内に佇む、個性あるコテージ型の隠れ家宿
  • 2か所の硫黄泉貸切風呂
  • 洋風のおしゃれな唯一無二のコース料理
  • 高原ならではの静寂とおしゃれな館内空間

惜しまれながら閉業した、記憶に残る高原の名宿を紹介していきます。

(2022年訪問時の記事です)

長野県 奥山田温泉 「仙人小屋」

所在地(閉業当時)〒382-0800
長野県上高井郡高山村奥山田3681-17
状況閉業(2023年頃より予約サイトへの掲載なし)
公式サイト閉業のため現在は参照不可

周辺の環境と立地

仙人小屋は、長野県高山村の山田牧場内・標高約1,600mの高原に位置していました。

麓の山田温泉方面から山道を上った先にあり、周囲は高原の森と牧場が広がるのみで、人里の喧騒とは完全に切り離された別世界のような場所でした。

近隣には同じ奥山田温泉を引く「ホテルセルバン(セルバン白雲館)」のほか、裏見の滝として名高い「雷滝」(車で約20分)、「角館」(車で約30分)などの観光スポットも点在しています。

付近には牧場があり牛たちが暮らしていました。高原にこの絵は美しすぎました。

外観はおしゃれなロッジといった趣。

水道のお水も飲めるとの記載があり。山の水を使っていたんでしょうかね。

廊下などを見るとコテージというよりは和風の旅館といった雰囲気も感じました。

「お部屋」過ごしやすい洋室

トイレ共同
冷蔵庫あり
エアコン・暖房あり
Wi-Fiあり
テレビあり
タオル・浴衣タオルのみ(浴衣は無し)

お部屋は縦長のようなレイアウトで、座るスペースは窓際の椅子あたり。

広くはなかったですが十分快適。壁掛けの大きなテレビもついてました。

窓からは道路が見える位置で、ロケーションはそこそこでした。

タオルなどのアメニティが用意されており、冷蔵庫、エアコンも完備でした。

「温泉」乳白色の硫黄泉を貸切で利用可能

奥山田温泉の源泉「五色上」(蒸気泉と表流水の混合泉)を引き湯した貸切風呂が2か所あり、空いていれば鍵をかけていつでも好きなタイミングで利用可能。

泉質は単純硫黄温泉(pH7.1)で、硫化水素の香りが漂い、湯はほんのり白みがかった色合いです。

メタケイ酸を172mg/kgと豊富に含んでおり、硫黄成分の角質ケア効果と相まって美肌効果が期待できる質の高い湯でした。

源泉名奥山田温泉 五色上(蒸気泉と表流水の混合泉)
泉質単純硫黄温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度65.1℃(使用位置での温度:41℃)
湧出量不明
pH値7.1
知覚的試験(色・におい・味)無色透明、硫黄水素臭、渋味あり
メタケイ酸172 mg/kg

貸切風呂「桃太郎」

長方形の浴槽を持つのが「桃太郎」です。貸切とは思えないほどの浴槽の広さ。

平べったい岩を積み重ねたような湯口。

湯温は40℃ほど。もう一方に比べて湯温はぬるめで、長時間ゆっくりと浸かっていられる心地よさがありました。

硫黄の香りに包まれながら手足を伸ばして過ごすのに十分すぎるスペースで、時間をかけてお湯を堪能できました。

貸切風呂「梅次郎」

もう一方の「梅次郎」には、動物をかたどった湯口と赤いタイルがレトロ。

こちらはおそらく羊でしょうか?析出物で色も変化していました。

廃湯付近には白い成分がべっとり。湯船にも白い湯の花がたっぷり浮いておりました。

「料理」シェフ自慢の手料理をいただく

この宿の大きな魅力の一つであった料理。

おしゃれなレストランのように一品一品コース料理が運ばれてくるのが最高でした。

ご覧のような専用の部屋でいただきます。どこかのおしゃれなお店のような雰囲気。

本格的なコース料理を食べられる「夕食」

まずはサラダ。いくつかのフルーツが一緒に入っており、贅沢感があります。

続いてオードブル。ちょっといいレストランで食べられるような品々に舌鼓。

どれも手が込んでいて美味でした。

そしてメインは豚肉を使った一品。添えられたキノコや玉ねぎも最高に美味しい。

こんな高原でこんなお洒落な料理が食べられるとは・・素晴らしい。

そしてここで日本らしいお蕎麦が登場。もともと蕎麦屋を営んでいたそうで出してくれたようです。

そばも良かったですがサクサクのかき揚げも最高です。

最後のデザートまで本格的で、まさにフルコースを堪能させてもらいました。

和食の定番がうれしい「朝食」

朝食はこちら。

夕食とは打って変わって和食。

しかし盛り付けや卵焼きのハートなどセンスを感じます。

そしてその場で作ってくれたネギが入った卵焼きのようなアレンジ料理がうまかった。

さりげない心遣いにおなかも心も満たされた時間でした。

「まとめ」温泉・料理と記憶に残る名宿

仙人小屋は、山田牧場の高原に溶け込むように建つ小さなコテージ宿でありながら、温泉・食事・空間の三拍子が揃った、ひときわ個性的な宿でした。

2か所の貸切風呂では硫黄泉を心行くまで堪能し、おしゃれな唯一無二のコース料理は、他の宿ではなかなか体験できない記憶に残る時間でした。

現在は惜しくも閉業しており、同じ体験を再現することは叶いませんが、この記録が同宿を知る方の思い出の一助となれば幸いです!