秋田県の温泉旅、前日「田沢湖高原温泉」に宿泊し、翌日は乳頭温泉郷へと向かいました。
乳頭温泉郷は「乳頭山」と呼ばれる山の付近にある温泉宿のことで、現在7か所の宿泊施設があります。
鶴の湯、妙乃湯、黒湯温泉、蟹場温泉、孫六温泉、大釜温泉、休暇村
となっています。
今回はその中の一角「妙乃湯」(たえのゆ)を訪れました。
乳頭温泉の中でもモダンでサービスが上質という印象でしたが、実際に行った際もそのような感想を持ちました。
川を眺めながら混浴で入れるぬるめの金の湯、銀の湯。
そして複数の浴槽でもロケーションの良い景色も楽しめます。
また、貸切風呂もあらかじめ予約すれば入ることもできるという、温泉を満喫するにはもってこいの施設です。
今回は各浴槽と貸切風呂をメインにレビューしていきます。
乳頭温泉郷 妙乃湯
住所 | 〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1 |
TEL | 0187-46-2740 |
料金 | 入浴料(税込)大人1,000円、 子供500円(小学生以下) ■貸切風呂(やわらぎの湯-銀の湯) 1時間3,300円(税込) ※入浴料+貸切風呂の料金 |
営業時間 | ■日帰り入浴 営業時間 10:30〜15:00 (14:00受付終了) (火曜日定休日) ■貸切風呂 11:00~15:00(事前のご予約を承りますので、お電話にてお申込みください) |
公式HP | 乳頭温泉郷 妙乃湯【公式】 – 十和田・八幡平国立自然公園内 |
■温泉データ(後ほど記載)
乳頭温泉郷 妙乃湯 日帰り記録
宿(施設)について
妙乃湯は先達川という川の近くにあります。

ごらんのような川です。こちらの右手に少し見えるのが妙乃湯ですね。
駐車場は宿を少し過ぎたところにあります。
上のグーグルマップのように登録されているので問題ないかなと思います。
混んでいて止められない場合は宿に一度ご確認ください。


外観はこんな感じ。
山奥でありながらどこかモダンというか、オシャレ感ただようのが分かりますかね。
外国人観光客もいくつか見かけました。人気のお宿のようです。
口コミでも高評価の人が多かったですしね。
(ちなみに余談ですが、同じく温泉郷の大釜温泉は口コミがなかなかの悪さでした・・・・受付のおばさまの接客が良くないという内容がほとんどで、そこまで言われてたら改善できないものかと思いましたが、どうやらまだ改善されてないようですね・・)

中に入るとさっそく小さな囲炉裏が。
混んでいる場合はこちらで待つような仕組みのようです。
流石ですわ、こういったところも訪れる人が興味を持ってくれるよう、ぬかりないですね。

館内もまたオシャレな雰囲気。

自販機もある程度はそろってましたが、ちょっと高めの設定です。
温泉について
それではメインの温泉に参ります。

脱衣所への入り口はこのようになっており、ちょっと見えにくいですが右手の奥にかぎ付きのロッカーがあるので、貴重品はそこへ入れるようにしましょう。

ちょっと見にくかったらすみません。
脱衣所は男女別になっており、その先はしばらく男女別の浴槽が続きます。
(女性が左側、男性が右側です)
そして一番奥が混浴の川を望める金の湯、銀の湯の露天風呂です。
■金の湯
源泉名 | 妙乃湯温泉 金の湯 |
泉質 | 酸性·含鉄一カルシウム·マグネシウムー硫酸塩泉 (高張性弱アルカリ性高温泉) |
源泉温度 | 85.6℃ |
湧出量 | 650L/min (自然湧出) |
pH値 | 2.9 |
色 | 微黄白色で少し濁り |
味・におい | 酸味·金属味で硫化水素臭がある。 |
■銀の湯
源泉名 | 妙乃湯温泉 銀の湯 |
泉質 | 単純温泉 (低張性中性低温泉) |
源泉温度 | 30.0℃ |
湧出量 | 170L/min (自然湧出) |
pH値 | 6.6 |
色 | 無色透明 |
味・におい | 無味無臭 |
(温泉分析書より)
金の湯(岩風呂)
まずは脱衣所を出てすぐに見えてくるのが金の湯。

いちおう外に面しているので半露天風呂といった表現になるのでしょうかね。

分析書の通りほんのり黄色のにごり湯でした。

岩の隙間からドバドバ源泉が流れてました。
茶色っぽい析出物が付着してて、鉄っぽい香りもしましたね。
口に含んでみても金属っぽい味がしました。
この手の温泉はあったまりがいいのですよね。温度もぬる湯好きからしたらちょっと高目。
41℃ぐらいだったかなぁ。あんまり長居はできなかったですが、いい泉質だと思います。
ちなみにこの浴槽の少し奥に行くと洗い場があります。(パッと見分かりにくいので迷いました・・)

ポーラのボディソープなどが一式そろってました。流石妙の湯。ここら辺もぬかりなし。
ブランド力を落とさない工夫の一つなのかも。
銀の湯(内湯・露天風呂)
続いては銀の湯です。
銀の湯は内湯と露天風呂がそれぞれあり、ゆっくりするにはいい場所でした。

内湯がこちら。浴槽内に石がたくさん敷き詰められています。

広さ的にはまぁまぁかな。

源泉?のかけ湯もあります。

湧出量が金の湯に比べて少ないようですが、ある程度湯口から流れてました。

続いては露天風呂。ここは個人的に素敵なロケーションでした。
目の前には大木がそびえたちます。

まだ雪の残る山の景色を堪能です。

かわいらしいフクロウの像。

近くには観音様が祭られておりました。
銀の湯は無色透明でにおいのないスタンダードな泉質。
源泉が30℃なので、おそらく加温されているんだと思います。40℃ぐらいかな。
なので金の湯に比べて大きな特徴はなかったです。
個人的には熱めの金の湯とぬるめの銀の湯をブレンドしたらかなりちょうどいい泉質が完成するのでは?!と思ったんですが、どうでしょうかね(笑
宿の方が見てたらぜひ検討してほしいですね!
混浴露天風呂
そしてこの宿メイン?になるであろう混浴風呂。
残念ながら写真がないので公式のをお借りしようと思います。

http://nyuto-onsenkyo.com/taenoyu.htmlより引用
川沿いの大きな浴槽が金の湯、右奥の方が銀の湯です。

貸切風呂から見える金の湯がこちら。
なかなかのロケーションでした。
そして温度が比較的ぬるいんですよね。金の湯も。
メインの温泉だけあって人がめちゃくちゃいまして、あまりゆっくりはできませんでした。
ただしその温度とロケーションは最高でしたね!一度は入ってほしいところです。
川を眺めながらゆっくり浸かってほしいところです。
貸切風呂
最後に貸切風呂です。
貸切風呂は男女別の浴槽を超えた先にあります。
貸切風呂を利用しない人たちとも男女で鉢合わせてしまうことがありますので、特に女性はタオルを巻いた状態で行くのが良いでしょう。

貸切風呂がこちら。ここからも少しではありますが川を望むことができます。
なかなかいいロケーションでしたね。

洗い場もちゃんとありますので、こちらでゆっくり洗うのも良いでしょう。

天気が悪かったので残念でしたが、晴れてればもっと心地よい景色が楽しめたのかも。

こちらは無色透明な「銀の湯」がつかわれておりました。
源泉30℃なので加温しており、41℃ぐらい?だったでしょうか。
ちょっと熱めに感じたので水などで調節できれば完ぺきだったのですが、それはかなわず・・。
いつでも入ったり出たりできるので問題はないですけど、熱めで長くは入れず。
いやぁ、長く浸かっていたかったですね。
さっきも書いたんですが、金の湯と銀の湯をブレンドしたらかなり魅力ある貸切風呂になるんじゃないかなと思ってます。
宿の方にはぜひ貸切風呂をブレンド源泉として活用してもらって、ここでしか入れない魅力をさらに追加してほしいものです。
食事について
今回はこの宿でランチもいただきましたので紹介させていただきます。

受付の左手にあるお部屋が食事処になります。


窓際の席では川や外の景色を眺めながらの食事もできるのです。ぬかりないなぁ(笑

ランチタイムには稲庭うどんや御膳セット、おにぎりセットが食べられます。
今回選んだのが「おにぎりときのこ汁セット」です。

いやぁ、料理もオシャレですわね。

一押しのキノコ汁。この出汁がまぁうまいんだ。
キノコの出汁がふんだんに使われていて、優しいお味。
体があったまります。

おにぎりは梅と鮭。片方はこんぶで包まれてあり、程よい甘さに仕上がってました。
これまた美味でした。金額的に一番お手軽でしたが満足度の高い料理でした。
これは素敵なロケーションを楽しみながらおいしい料理を楽しんでほしいですね。
以上、乳頭温泉郷 「妙乃湯」日帰り入浴とランチを紹介させれいただきました。
従業員の方には受付時とランチの時の接客を受けましたが、丁寧でこちらが不快にならないような気づかいを感じました。
混んでたのでなかなか忙しい雰囲気もありましたが、外国人の方が評価されている理由が分かった気がします。
そして複数の温泉、浴槽を堪能でき、貸切風呂でゆっくりもできる。
ぜひ今度は宿泊もしてみたいと思ったお宿でした。
乳頭温泉郷にきたら妙乃湯、ぜひ立ち寄ってみてください!